豚の丸焼きは激しくおいしい!
昨年11月13日土曜日に豚の丸焼き会を行ないました。
感激的においしかったので、
次、豚の丸焼きする人のために、作り方から詳細レポートしておきます!
(半年以上たって、今更感は否めませんが。。)
【宴会開始】17時:00〜
【準備開始】8:30
【豚重量】32kgくらい
【参加者】65名
今回は35kgの豚を用意してもらったのですが、内蔵その他を取り除く下処理をしてもらうと大体32kgくらいになるそうです。
納入してくれた畜産業者の方が豚の丸焼きにとーっても詳しい方で、いろいろ教えてくれました。
・このサイズをやくには8時間はかかるよ
・お腹に野菜やハーブ等を入れてやくとおいしいよ!
・片面だけやけないように、くるくる回す仕組みが必要だよ。
勉強になります。メモメモ。
ちなみに、今回の豚は埼玉の新井畜産という業者から購入しました。
知り合いの歯医者さんに「豚の丸焼きするんだけど、通販だと現場までもってくの大変なんだよねーー」という話をしたら、「あ、知り合いの畜産業者紹介すてあげるよ!!」ってあっさり。 歯医者さんは豚の歯ぐきとか使って練習したりするんだとか。ええええええええ。豚の生首をぎこぎこする歯医者さん、コワイ。(生首かどうか知らないですが)。
豚ゲット
朝8:30にキャンプ場到着。
この寒いのに、すでにいくつかテントが張ってあってびっくり!
9時に豚さん到着
業者の方がトラックで届けてくれました。
1.5tトラックに、豚一頭横たわっている姿はちょっとシュール。
100匹くらいは入りそうな大きいトラックなのに。。。
ポツーン。
設置台作成
設置台作成のために準備した道具はコチラ。
実家近くのホームセンターで買い集めた品々。田舎のホームセンターの品揃えに驚愕です。
チェーンブロック×2個 単価400円
2cm角180cmの木の棒 単価300円くらい?
補強の鉄レーン 180cm 800円
盆栽針金 200円くらい?
釘 100円
ボルトとナット×4 200円
軸には、2cm角の木の棒を使用。
でも、それだけだと重さに耐えかねるので、鉄のフレームで補強してパワーアップ!!
現場で工作すると時間がかかってしまうので、ホームセンターで予め棒に穴をあけてもらっておいて、キャンプ場ではボルトとナットを回すだけで組み立てられるようにしておきます。
なにしろ丸焼きは時間との勝負!細かく時間節約しないと、生焼けの豚になっちゃいますもんね。
ここまでやったところで、参加者女性が二人到着。
生涯初のリアル豚にキャーキャー言ってます。
「きゃーーーーーー。(豚の)顔、直視できなーーーい><;;」
、、、10分後には普通に慣れてましたけどね。
貫通式
豚に串を刺します。
内蔵処理は業者さんがやってくれているので、喉の部分とお腹の部分に穴が空いています。
のどの穴は小さいので、お腹のほうから棒を突き通していきます。
このとき、体の構造上(?)まっすぐは入らないので、あたまをググっと持ち上げてあげる必要あります。
ちょっと血管がやぶれて、軸に血がついて赤い筋がツーーっとなるのがリアルです。
軸と豚の固定
こっち見てる気がします。おいしく焼いてあげるからね!
このままだと、くるくる回し焼きしようと思っても、軸だけ回って、豚さんはそのままになってしまいます。
豚さん、結構重いですから空回りしちゃうんですよね。
軸に釘を打ち込んで、そこを支点に針金でぐるぐると固定します。
軸とブロックの固定
僕もホームセンターにいくまでこんなブロックがあるって知りませんでした><;
蜂の巣状に穴が開いているブロック。庭作りコーナーにあったんですが、本来何に使うんだろ。。。
もしや豚丸焼き専用ブロック!?
真ん中の穴に軸を通したら、軸と垂直に金具を固定。
金具とブロックを針金で固定したら、もう、準備完了です。
これでブロックを回して固定したら、豚さんの確度を自由自在に変更できるようになりますね!
焼き始め
ここまでの準備にかかったのが、大体一時間。
あとは台の上に豚をのっけてじっくり焼くだけです。
800円で売っていた40cm四方くらいの机にブロックごとのっけます。
下には炭をたっぷり。
日が強くなりすぎないように注意しながら、8時間かけてじっくり焼き上げます。
時間がたつにつれて、皮が黄金色にいろづいてきて、なかからはシューーという小さい音が聞こえてきます。
皮がばりっと裂けてなかからはブクブクいいながら油が飛び出してきて、みるからに香ばしい雰囲気。
1時間もたつと、「もう食べれるんじゃね!?」って思うくらいにおいしそうな外観になってくるんですが、ここはぐっと我慢。
本当は暴れだす胃袋をビールで抑えつけたいところなんですが、そこは幹事のつらいところ。
なにかで車を使わないといけないかもしれませんので、禁酒です。
どこかで犬のしつけで一番難しいのは「お預け」だよと聞いたことあるなあ。
その後
続々と参加者が集まってくる中、お昼ごはんを作ったり、チャイを作ったり、豚の火加減を見たりであっというまに宴会開始の17時になっちゃいました。
ちなみに、チャイレシピ。
- 牛乳2L
- 角砂糖たくさん
- カルダモン
- クローブ
- ナツメグ
- シナモン
- 生姜ちょっと
- アッサムティーの一番安いやつ。
牛乳をあっためている間に、香辛料をつぶす。(ホールじゃなくて粉で買ってきたなら潰す作業は不要。ホールからつぶすと雰囲気でます。でも、粉のほうが正直便利)
牛乳があったまったら紅茶入れて、香辛料と生姜投入。角砂糖もどかーんと入れる。あとは、味見しながら好みの味を目指します。ポイントはカルダモン。これがあれば本格的な雰囲気満載。他の香辛料をケチっても、カルダモンだけは充分仕入れたほうがおいしい。
もう、豚はこんがり焼き色がついて、食べて食べてと言わんばかり。
最後の仕上げにはちみつを水でといたものを表面に塗りこんで、テリを出します。
乾杯
おいしい豚に敬意を表して乾杯したあとは、ざくざく切ってばくばく食べるのみ!
味付けはほとんどしていないのに、圧倒的なうまみ、香ばしさ、肉々感。
ばっくばっくと食べて、たらふくだけど、焚き火みながらウイスキーのんでたらまた食べたくなって。
ウマイ!!!うまい。うまい。
長時間焼いたかいあって、焼肉とかとはまったく違うおいしさ。しかもジューシーあんどホット。
もう、なんというか、もう、最高。
皮がパリッパリになって、はちみつの甘さと肉のうまみで絶妙。(場所によって、噛み切れないくらいの強靭さになっちゃってるところもありましたが。。)
ただ、中心部はまだ完全に火が通りきっていなかったので、ここは別途解体してホイル焼きに。
頭蓋部は包丁で解体して、脳みそまでおいしく頂きました。(写真とるの忘れた><)
まだぷるっぷるとろーり系脳みそ。僕が食べたときにはまだ生だったようですが、うまかった。
食感やヨシ。
いまのところ、お腹は壊しておりません。
ほかの料理
以上が豚焼きです。
同時に、
魚の塩釜焼き(ほっくほっくの豪快的料理)
- 塩を魚一尾あたり1キロ~2キロくらい用意して、卵白で練る。そして、粘土よろしく魚の周りをがっつりくるむ。そのとき、魚の下側には昆布を、上側にはハーブをがっつりのっけておくと、あとではがしやすいし、おいしい。あとはアルミホイルでくるんで、おき火でくるめば万事OK.
鶏肉とチーズとサーモンの燻製 (燻製につかったダンボール箱を倒してしまって、失敗。生き残った食材だけ、焼いて食べました。)
豚汁(やっぱキャンプはこれよね。)
ご飯(暗闇の中で、適当計量して適当炊飯したらだいぶかたかった(>_<)んでも、やきおにぎりにしたら結構おいしい!)
キノコ炒め(やっぱりきのこは万能!)
終わり
たらふく飲んで食って、幸せな気持ちになって、星見て、ゆっくり眠って、翌朝焚き火でパン焼いて、近くの温泉入って帰りました。
ぐっだぐだに疲れて焚き火の匂いぷんぷんさせて電車で爆睡。
周りの人ごめんなさい。
でも、最高の休日でした。
みんなありがとう。豚さんありがとう。
結構準備大変なので年一回開催ですが、今年(2011年)もやりますよ!
今年はエゾシカでやります!
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