カテゴリー : 2007年 12月

1231 ホイアンで年越し。お年玉はかわいい折り紙。

2007/12/31
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写真はこちら。
http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071231

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今日は大晦日です。
どんな一日になるでしょーか。

朝を早めにおきて、さっそく街を徘徊します。
ホテルを出て、旧市街のほうへテクテク。

するとあたりにはいっぱい朝ごはん用の屋台が出ています。
面白いことに、お客さんはほとんどが子供達。
すぐ近くには学校があって、そこにかよう子供達が朝ごはんをたべているんだそう。
ベトナムでは朝ごはんが外食っていうのもめずらしくない事なんだそうです。
いったいどういうものをたべているんでしょう。。
僕も混ざって朝ごはんをたべることにします。

近くのおみせに入ります。
椅子にすわるや、おばちゃんがどの具をいれるか聞いてきます。
よくわからないので全部お任せ。

目の前でちゃきちゃきとつくってくれたそれは、、、おかゆでした。
チキン入り、おかゆ。
上には香草を細かくきったものがかかり、例によってライムをしぼっていただきます。

これまたおいしい。鶏からいい具合にダシが出ていて、シンプルだけども箸がすすむー。
ペロッといただいちゃいました。
コレで5千ドン。お得な朝ごはん♪

お店のおばちゃまは英語ができます。
どこからきたのか、どれくらい滞在するのかなんていう簡単な会話をします。
僕が、このおかゆ、すっごくおいしい、というと、とても喜んでくれます。
この日本人、こんなこといってるよ、はっはー
(おそらくは)そんなことを周りのベトナム人と話して笑っています。

たのしい朝ごはんをすませた後はまた街の徘徊を。
川沿いに出て、朝の、まだ静かな空気を堪能します。

まだ観光客はチラホラとしかおらず、街をあるいているのは
ほとんどが現地の人です。
おばあちゃんたちが集まって井戸端会議をしていたり、
川の上では荷物をはこぶ小船がいったりきたり。

川沿いの美しい風景を楽しんでいたら、先に屋台を見つけます。
どうやらコーヒー専門の屋台。
素敵そうです。
さっそく椅子にすわり、あったかいコーヒーを注文します。もちろんコンデンスミルク入り。
ほどなくしてでてきた、あまーいコーヒーを味わいながらホイアンの街並みと川の流れを堪能する。
なんとも贅沢な時間です。

さて、ひととおり街をあるいてまわり、宿にもどります。
宿のみんなも起きだしていて、外に食事にいくというので、先ほどたべた安い食事とおいしいコーヒーの店をおしえてあげます。
、、、西洋人が集団ですわるとちょっとめだつかもしれませんが、、、まぁいっか。。

僕のほうは宿でメールチェック。
ホテルの入り口付近ではインターネットが使えるので、そこの椅子に陣取って、カタカタ。
そこらへんにはいつもお店のスタッフがすわって、道行く人に声をかけたりしています。
おなじ机に座って、ぼちぼちおはなしをします。

彼女は英語がとても堪能。かたことながら、日本語の単語もよくしっています。
専門学校で勉強したあと、ここで働いていたそう。
日本人旅行者がもっていた、日本語とベトナム語の表現対話集(指差し会話帳ってやつです。知ってる方もいるのでは。。)
をコピーしたものを持って、あいまあいまにお勉強しています。
勤勉!

まだベトナムにきて大して時間がたったわけではありませんが、
ベトナム人は女性のほうが勤勉なイメージ。男性はなんだか昼間でもコーヒーブレイクをよくしているし、
なんだかあまり働くガッツを感じません。。
観光地だけの特性か、もしくは、がんばってる男性は表に見えない部分でがんばっているのか。。
どちらなのかはよくわかりません。。

部屋にもどってシャワーを使ってもどってくると、
彼女は食事をはじめていました。
そいつがなんともおいしそう!
どこで同じものが食べれるか聞いてみます。
すると、すぐ近くの半分屋台みたいなお店で食べれるとのこと。
早速そこに向かうことにします。

注文してほどなくしてでてきたのは、まさしくさきほどみた、それ。
麺のうえに、焼いたお肉がのっていて、さらにその上に野菜と、濃いたれがかかっています。
一番上にはナッツがぱらぱらとかかっていて、それらを全部まぜていただきます。
もちろん最後にはいつものライムをふりかけて。
おいしーーーい!
ナッツの香ばしさもだし、肉もなんだか絶妙のおいしさ。
さっぱり系のベトナム料理にしては濃いめのあじつけです。
たれは甘辛い感じ。
こんなおいしいものが宿のすぐそばにあったなんて。
ちょっと通ってしまいそうです。



ベトナム語で「おいしい!」を連発しながら一気に食べちゃいました。
ごちそーさまです♪

宿にもどって、スタッフとしばらくお話したあとは自転車をかりて近くの浜までいってみることにします。
片道およそ5キロ。
その間の道はだいぶ観光用に開発がすすんでいるようです。
細い川のわきにはせり出すようにして店が出ていて、コーヒーを楽しめるようになっています。
しかしそれでもホイアンの街中ほどは外国人の姿をみません。
のんびーりサイクリング。

しばらく走って、急にあたりがにぎやかになってきました。
ビーチに近づいたようです。
こんな時期だというのに、水着がうっていて、びっくり。
しかし天気がいい日なら充分海水浴できるかもしれません。
南国の気候ですねーーーー。

ビーチはきれーい。
真っ白な砂浜がひろがり、ところどころにビーチパラソルと椅子が出ています。
僕が近くを通りかかると、お店のひとがよってきます。

椅子にすわりながらなにか飲んでいけ、ってことのようです。
でも相場よりもだいぶ高めの値段。
そんなにのどもかわいていなかったので、そこはお断りして先にすすむことに。

もう海岸まではきてしまっていたので、そこから右か左にいくことになります。選んだのは右側。
海沿いに道がとおっていたので、そちらをサイクリングすることにします。

だんだんに人もまばらになって、左手にはきれいな海がひろがります。
そしていくつか、大規模なホテルの開発をしていました。
ここらへんの海はこれからどんどん観光地として開発されていくのかもしれません。
数年後、どんな姿になっていることやら。。。

少し道をはずれて小さな集落に入ってみました。
海と共存している雰囲気のその街には、小さな船がそこここにおいてあります。
修理中のものも、なんだかそのまま海にうかべられそうなものも。

おばあちゃんが、自転車におっきい荷物をつんで自転車に乗っています。

どこへいくんだろう、、と思ってついていってみると、町外れのつきあたりまでたどり着きました。
???なんて思っていると、おばあちゃん、自転車を近くにとめてあった船に載せ始めます。
その船にはすでにバイクや自転車がいっぱい。
船でホイアンの街まで移動してそこで行商をするようです。
納得。。
船が身近な交通手段になってるんですねー。
たしかにあの荷物をうしろにのっけてホイアンまで自転車でいくのはしんどそう。
納得です。

さて、いきどまりまできたので、帰ることにします。
途中、牛の大群に遭遇。
道いっぱいにひろがって行進しています。トラックなんかが通ると、牛飼いは道のわきに牛を集めて、トラックを通しますが、すぐにまたさっきの陣形へ。
ちょっと目新しいです。

途中、そんな牛の群れにあったり、子供たちに会って写真をとったりしながらゆらりと帰営。

レンタルした自転車は、あまりおしりのクッションがよくありません。
半日ものると、おしりがいたい。。。
まぁ一日70円ですし、しょうがありませんね。。

さて、あたりはすっかり夕暮れ模様。
宿の入り口あたりに陣取ってゆったりしていると、
宿のスタッフがお年玉をくれました。
こちらでもお年玉の風習があって、大晦日か新年に小額の現金をプレゼントするそう。
相手は子供だけじゃなくて、身近な人にあげるそうです。
もらったのは200ドン札。僕も日本の10円玉をプレゼントします。
なんだかうれしいですね。

すると、くれた200ドン札を目の前で折り始めます。
なにを作るんでしょう。
見る間にできあがったのは、鶴のつがいです!
すごーーーいっ。
日本人かおまけの折り紙術です。
大絶賛すると、もうひとつつくってくれました。
こちらも見る間に完成。
ハートマークです。
お札がちょうど、1対2の長方形をしているから、いろいろ作りやすいんだそう。
しかし立派なものです。
そして、なんだかとってもうれしくなります♪

だいぶ喜んでいるのが伝わったよう。
作り方を教えてもらいました。
、、、が、正直、むずかしくてよく覚えていません。
せっかく教えてくれたのに、ゴメンナサイ><;
とにもかくにもなんだかうれしい大晦日になりました。

夜が近づくと、宿でお友達になったひとが、何人か、大晦日パーティーのお誘いをかけてくれました。
外国人で集まって、新年のカウントダウンまで楽しく飲むんだそうです。
うーん、たのしそうなんだけど、、、どんな大晦日なのか、街をあるいてみたくて丁重にお断りしました。

夕飯を宿のスタッフたちにまざってたべさせてもらって、夜の10時くらいまで仮眠をすることにします。

11時過ぎになって起きだして、外を徘徊。
宿のスタッフにきいたところ、ニューイヤーはあまりお祝いする習慣が無いそう。
新年がにぎやかになるのは欧米人がそれを楽しむからであって、ベトナムは同じようににぎやかにはするけれども、
本番は旧正月のほうなんだとか。
道理で、道には欧米人があふれています。
こんなに、どこにいたんだろうっておもうくらい(笑

ベトナム人の若い人たちがお酒をもちながら歩いてるすがたもチラホラ。
美しい街並みと、そこでたのしむ人々は、いままでみてきたホイアンの雰囲気とはまた少し違った趣をみせています。

野外コンサート会場なんかもあって、すごい盛り上がりをみせています。

さぁ、12時が近づいてきました。
カウントダウンが始まります。。
あたりではビール瓶を片手に大声でカウントダウンする欧米人や、とびはねて楽しさを表現するベトナム人など、ひとそれぞれにあと数秒の2007年を楽しみます。
3.2.1、、、ハッピーニューイヤー!
周囲では大歓声が巻き起こります。。
ああ、お祭りさわぎって楽しい(笑

新年を迎えてしまうと、潮が引くように人が減っていきます。
あたりはバイクの大渋滞。帰宅するひとがいっぱいいるんですね。
先ほどまで満員だったコンサート会場もしだいに空席がめだつようになり、みるみる間に大半のお客さんがかえっていきます。。
なんといいますか、祭りの後のちょっとした寂しさ。でも、爽快感もともなっています。

いい、年明けでした。

それでは。

朝 5
コーヒー 5
昼 10
夜 15
チャリ 10
宿 80
水×2 8
合計 133 998円

1230ホイアン 美しい古都で、かわいい坊主に出会う。

2007/12/30
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写真はこちら。
http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071230

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今日はフエからホイアンへの移動です。
直線距離で100キロくらいでしょうか。
宿で手配してもらったツアーバスでの移動です。

料金は2.5ドル。
結構安いです。。。

快適だったフエのホテルともおさらば。

スタッフにお礼を言って、バスに乗り込みます。
バスは、特に何の変哲もないバス。
少し見慣れた、フエ独特の景観がゆっくりと動きだします。

バスが発車して、しばらくしたころ。。
隣の席にすわっていた人とお話を始めます。
彼女はベトナムの方ですが、大学で語学の研究をしているとかで英語が話せます。
ホイアンが故郷で、冬休みをホイアンで過ごすために移動中なんだそうです。
ベトナムのゴハンがおいしい!っていうことや、大学の生活のことなんかについて、カタコトの英語でお話をします。
ベトナムの言葉も教えてもらったりしながら、すてきな話相手になってもらいました。

バスが休憩所につくと、フエ特産っていう甘いものをとりだして、半分わけてくれます。
これがすっごく甘くて、おいしーーーい!!
ありがたい!!!

もろもろお話をしながら、バスから景色を楽しみます。
のどかな田園風景をゆっくりと通り過ぎた後は、、、海岸線にでて、広大な海が眼前に広がります!!
曇り空なのも手伝って、なんだか海は荒れ模様に見えます。。。
でも海って、どこでみても海だけど、どこでみてもその存在感ってすごいです。

さて、バスはホイアンに到着しました。
体もきつくないし、おいしいものももらったし、快適バス移動でした♪

さて、バスがとまったところから今度は宿探しを始めます。
今回は、フエで会ってお友達になっていたオランダ人から、ホテルをおしえてもらっています。
先ほどのベトナムの方にホテルのだいたいの場所を教えてもらってそこに移動。。

スタッフはとってもフレンドリーに迎えてくれました。
部屋もとってもキレイ。
値段をきくと、、、、6ドル。ああ、ドミにしては高いですね。。
オランダ人は4ドルっていってました。
「4ドルってきいたけど??」っていったら、今はハイシーズンだから値上がり中なんだそう。。。
結局やりとりの結果、5ドルで妥協。
まあ、確かに観光客が多いシーズンだし、かきいれどきなんでしょう。。

部屋の中はいたって快適。真っ白なシーツにその日用のタオルがそえてあって、シャワー室もキレイです。

荷物を開いていると、この宿を教えてくれたオランダ人が部屋にはいってきました!
やっぱりここに滞在してたんですねー。
ほんの数日前に別れたばかりだったんですが、なんだか再会ってうれしいものです♪

ちょっとお話をして、、、午後から一緒に自転車で散歩(自転車でも”散歩”ていうのかな???)しようっていう話になります。
楽しそう。。。
少し準備をして、出発します。
自転車のレンタルはいたって簡単。
おばちゃんに言って、10千ドンのお金を支払うだけです。

身分証の提示とか、台帳にサインとか、一切なし。。
これ、自転車盗まれたりしないんでしょうか。。。
ホイアン、平和な街なのかもしれません(笑

さて、初めてみるホイアンの街は、、映画のセットさながらのステキさ。
土の色が印象的な家々がならび、ところどころ、ふるーくなった黄色の塗装なんかも雰囲気を出しています。
高いたてものはほとんどなく、昔ながらのつくりの、どことなく懐かしい雰囲気がただよう街並みが広がります。

古い市街を横切ると大きな川に突き当たります。
ここがまた美しい。
大きな川には大小さまざまな船が浮かんでいて、そのそれぞれが思い思いの方向に動いています。
現地の人々の大事な足にもなっているようです。船。
バイクや自転車をぎゅうぎゅうにつめこんだ船が今まさしく岸をはなれていきます。
生活感をもった風景なはずなのに、ここホイアンでは歴史絵巻の一幕みたいな、そんな印象をあたえてくれます。
しばらく見ていても飽きそうにありません。。。

しかし今日はせっかく自転車を借りています。
川の付近は宿からでも歩いてこれる距離にあるので、今日は郊外へおでかけすることにします。
特に目的地もないので、適当に道をえらびながらチャリチャリチャリチャリ。

そういえば全く余談ですが、
オランダって、外国のかたが発音すると、ホーランドっていってるように聞こえるんです。。
僕の虚弱な英語力ではオランダとは認識できず。。。すっかりポーランドだと思ってました。
しばらく会話がかみあわなかったーーー(笑

さて、郊外探索。。。
自転車に乗りながらいろいろなことを話します。
デニス(オランダ人の彼のお名前です)はオランダで教師の資格をもっているそう。でも、オランダの教育制度に納得できないので、
教師にはならないそうです。教師以外の方法で教育に携わる道を探すそう。
どこが気に入らないの???
って聞くと、、、「子供を型にはめてそだてようとしていて、教師に裁量が無い。。。」
といった内容のことを熱く説明をしてくれます。
どうにか子供を育てることをもっとステキにおこないたいけども、教師になることがそれにつながるとは思えないって言います。。。
どこかの国でも同じような状況なような気がします。

国策としての教育があるけども、国中である一定のレベルの水準の教育をしようとすると、どうしても画一化の方向に動いてしまうのかもしれません。
最低をなくそうとすると最高も一緒になくなっちゃう。
僕個人的には学校にも先生にももちょっと裁量あってもいいような気がしますけどね。PTAとか強すぎ?とかね。

さて、自転車徘徊はどんどん細い道に入っていきます。
観光客風の外人の姿はもうほとんどありません。
子供と犬がたのしそうに遊んでいます。。
ベトナムの郊外では子供と犬をよくみかける気がします。デニスも同感だって。
平和ですー♪

さて、どこをどう走ったか、不明ですが、なんだか立派なお寺にたどり着きます。
観光用に公開している感じではなく、周辺に住んでいる人々のためにあるお寺のようです。
でも、とっても立派。
デニスと連れ立って自転車をおりることにしました。
大きな本堂のほかに、いくつかの塔がよりそうように立っています。
そして入り口には狛犬ににた石像が侵入者を排除しているようです。

本堂の前の開けたところには聖獣にまもられる形で仏様が柔和な表情をしています。
ああああ、なんだかとってもキレイ。
全体がひとつの作品のよう。

と、本堂のほうに子供がいるのを見かけます。
みぶりてぶりで本堂の中を見学したい旨を伝えます。
最初は意味がわからなかったようですが、しばらくするとわかってくれます。
OK!
彼が先頭にたって案内をしてくれます。
そしてもうひとり、もうすこし年が上の男の子も参加して、2人して中を案内してくれることになりました。
入り口で靴をぬぎ、はだしになって中へ入ります。

そこには黄金に輝くおおきな仏様。
お香の匂いがあたりにたち込め、とても荘厳な印象。
足から伝わるひんやりした冷たさと、あたりの静けさが神妙な気持ちにさせます。
ゆっくりとお祈りをします。。。

さて、、お祈りの後はどうしようか、、と思っていると、先ほどの子供が、もっと案内してくれるといっているようです。
ありがたい。。
まず自己紹介をすることにします。英語はまったくつうじませんが、身振り手振りでなんとか通じるものです。
小さいこのほうはウック。大きいこのほうはトゥック。
小学校低学年と高学年くらいの年頃でしょうか。。(?)

二階にのぼっていくと、そこにも立派な仏像。。なかなかに広いたてものなようです。

さらに鍵がかかった扉をあけて奥につれていってくれます。
ウックが先頭にたちながら、歩きます。
唇に指をあてて、シィーーーっていいながら。
静かに歩けっていっているんでしょう。。なんでしょう?なにかあるんでしょうか。。。

なぞはすぐに解けました。
二階の奥のへやにもあった黄金の立派な仏像の裏に広がるひろい道場では、4人くらいの青年がお勉強をしていました。
どんなことをしていたのかは不明です。仏教系の修行の類でしょうか。。
まじめな顔でときにはなしあって、ときには書物に目を落としています。

お寺で共同生活をしながら修行をしているようです。
このウック君、トゥック君も修行中の身???
なのかもしれません。

さてこのウック君。カメラをみるのがめずらしいらしく、僕のかめらやデニスのかめらを使ってパシャパシャパシャパシャ。
いっぱいいろんな写真をとってくれます。
おもちゃ、ですねー(笑
「おーーー、上手!!!」ってほめたげると、うれしがるんです!すごく、楽しい。。。

さて、1時間半くらいはそうやって案内してもらって、一緒にあそんでいました。
そろそろお寺をあとにすることにします。
だいぶさみしいけれどもウック君、トゥック君ともお別れです。
ありがとうね。すごくうれしかったよー。ばいばい。

デニスと僕はまた走り出します。
走り出してまもなく、おじいちゃんに話しかけられます。
英語ができるようです。

ちょっと特徴的な発音でおじいちゃんが言っていたのは、、、
アメリカバッシング。。
戦争当時のことをいっているようです。アメリカ軍に撃たれた銃痕がこことここに残っているっていって見せてくれます。
当時にどんなにつらかったかを熱くかたっています。
「アメリカはきらいだ。」
なんども言っていました。
71歳だっていうそのおじいちゃん。
そこを旅行者が通るたびに、アメリカ嫌いを話しているのかもしれません。。
こんなところにも戦争の傷跡をみることができました。。。。

さて、だいぶお散歩しました。
途中で遠くに見えた高い塔にたどりつこうと画策したんですが、どうにも道にまよったようです。
あたりも薄暗くなってきたんで、今日はもう街へかえることにします。

大通りに出て、街の方向へ漕ぎ出します。
が、一向に街へはつかない。。。
近くの人に道をきいてようやく正しい道を発見。あー、よかった。。。。

なんとかホイアンの街へもどったぼくたちは夕ゴハンをたべることにします。
声をかけてくる客ひき何人かから相場を聞き出して、食事へ向かいます。

適当に選んだお店でたべることにしたのは、
カオラウといううどんにちかい食べ物と、ホワイトローズっていう、わんたんのようなたべもの。
どちらもホイアン名物なんだそう。

これがどちらもおいしいんだーーー!!
暖かいカオラウは、上にたっぷりの香草とかりかりのクルトンみたいなものがのっていて、風味をましているし、
ほわいとろーずのほうはこれもまた舌触りがばつぐん。ニョクマムをつけてたべると、ああ、幸せです。
ベトナムのゴハンははずれがありません。。
この香草ラッシュが嫌いでなくてよかった♪

ホイアンの夜はゆっくりとふけていきます。
夜がやってくるとともに、ぼんやりとした光がそこここでうかびあがって。。。。
夜の街を幻想的な雰囲気に彩ります。

ちょっとやさしくて、ちょっとあやしくて、でもあったかい。そんな雰囲気の街です。
友人がきつねがでてきそうっていう表現でこの街を表現していました。
すこし、わかるようなきがします。どこか不思議な雰囲気がするんです。路地にまよいこんだら、どこか別のところへとばされちゃうんじゃないか、みたいな(笑

でも、、
夜の顔がとってもうつくしい、そんな街です。

今日の出費
チャリ 10
フエからホイアンへのバス 38 (2.5ドル)
夕ゴハン 35 カオラウ+ホワイトローズ!
宿 80
合計 163千ドン 1222円

20071229 フエで船と子供と皇帝廟と。

2007/12/29
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写真はこちら。
http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071229

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今日は早朝からフエの街を流れる川くだりツアーに参加することにしました。
街の南部にある皇帝廟を訪れる旅です。

参加料金は5ドル。
皇帝廟への入場料は別途かかりますが、一日のアトラクションとしてはとっても安い。
昼食付です。

宿までバイクで迎えにきてくれます。
バイクにまたがって一路、船着場へ。
でも、その船着場で失敗してしまいました。

フエの街はとてもあったかいんで、半ズボンで行動してたんです。
当然バイクにのっているときも半ズボン姿。
バイクからおりるとき、不用意に右足からおりたのが失敗です。
充分あったまったマフラーで右足を火傷。帯状に赤くなっております。
時間がますほどに痛くなる火傷あと。あーーーー、不用意だたーーーー><;

さて、気を取り直して船に乗り込みます。
船には20人ほどの乗客。
木造の船ですが、中は充分な広さがあります。
スタッフたちは家族経営なんでしょう。。子供たちまで乗り込んでいます。

15分ほどで乗客も皆そろい、いよいよの出発です。
20前後の青年が床下に入り、エンジンをかけます。
船自体がゆれるかのようなエンジン音。
船はゆっくりと進み始めます。

街の中心を抜けると、ゆったりとした川の流れとゆったりとした田園風景。
川幅は広く、土色ににごっています。
ところどころに小さな船が停泊していて、船体をあらっていたり、船の間を小船で荷物をわたしたり。。。

ゆったりとした川の流れを眺めていると、いつのまにか最初の目的地へたどりついたようです。
喜び勇んで船をおります。
するとそこにあったのは、、、、昨日みたお寺です。
そう、昨日自転車できたのと同じルートを船でわたってきたんですね。。
一度みたところだったので、今回はあまり時間をかけずに一回り。

船にもどります。
船には、英語が話せるガイドさんが一人と、そのご家族と思われる、お母さん、お父さんと子供ふたりが乗っています。
中学生くらい(?)の子供のほうはあちらで梶をきっていたかと思えば、こちらで皆にお水を配っていたりと、完全に戦力。
もうひとりの小学生低学年くらいの子供のほうはまだ仕事はできないらしく、ちょろちょろと遊びまわっています。

この小さいほうの子供とちょくちょく目があいます。
ちょっかいだしてみると、ちょろちょろと陰にかくれます。
でもまた出てきて目があいます。
今度は彼が棒をもってきたので、大げさに怖がってみると、きゃっきゃ笑ってくれます。
あー、かわい。
次の目的地まで彼にあそんでもらいます。
彼が一番きにいってくれたのは、彼がリモコンのボタンを押すと僕が変な動きをする遊び。
毎回違ううごきをしないと満足してくれません。
大概疲れてきたあたりで次の目的地に到着しました。

今度は船着場から少し離れたところに皇帝廟があるそうです。
そこまでのバイタク料金もツアー料金の内。
あまり人が住んでいる気配のしない森の中を5分ほど走ります。

チケット売り場で55千ドンを支払い中へ。。。
中にはいってすぐに見えるのは静かな水面の美しい池です。
そしてその池を取り囲むかのように木々にうもれたような、しかし立派な建物が立ち並んでいます。

池にせり出すようにして建てられた建物では、皇帝が執務をとっていたそうです。
皇帝が横になって、考えをめぐらせ、それを家臣たちにつたえていたとか。
こんなにきれいで静かなところで政務をとっていたのならなんてすてきなんだろうと思いましたが、、、
当時はにぎやかなところだったのかもしれませんね。

曇り空なのも手伝って、あたりは本当に静かな雰囲気。
森の中でさえずる鳥の声が印象的です。
他の観光客の集団にすこし距離を置きながら静けさを楽しみます。

精巧につくられた塔の前には文官と馬、それに象などの石像が立ち並んでいます。
永久に皇帝につかえるために石でつくられたんでしょうか。
静かな、静かなたてものでした。
皇帝も一緒に眠っているんだっていわれても不思議じゃありません。

さて、あっという間に滞在時間の1時間はすぎてしまいます。
船にもどります。

船では先ほどの子供が手を振りながら向かえてくれます。
うれしいですねー。

一行は次の目的地は向かいます。
が、、ついたそこは22千ドンをはらって入ったにしてはあまりにも小規模。
さきほどの皇帝廟で感じた荘厳さも静けさも、まったく感じられません。。

早々に船に戻ります。
そこには食事の準備がしてありました!
朝ごはんをたべる暇がなくて、おなかがぐーぐーいっていたところです。
うれしい!
白米を主食に、ビーフンや野菜の煮付けのようなおかずなんかが並びます。
いずれもおいしい♪
ごはんはとりわけ方式で、皆、すこし遠慮がちに自分の分を取り分けます。
でも残りがすくなくなってくると、おばちゃんが継ぎ足してくれました。
安心しておなかいっぱいゴハンがたべられます(笑

さて、おなかがいっぱいになったところで、また船は走り出します。
川の上ではさまざまなかたちの船が行きかっています。

川の流れをみるのも少し疲れてきたころ、、、また先ほどの子供とあそぶことにしました。
こんどのおもちゃは僕のデジカメ。
彼をうつしてあげて、画像をみせてあげるとおおよろこび。
自分でつかってみたくなったようです。
僕のカメラをしきりにせがみます。

しっかりとストラップを僕がにぎった(彼が手をはなしても落ちないような)状態で、彼に使わせてあげます。
新種のおもちゃを手にした彼はパシャパシャパシャパシャ。
手当たりしだいに撮影していきます。
近くを船が通ったら、すかさずかけよって、ぱしゃり。
船内ではおかあさんをうつしてみたり、お父さんをうつしてみたり、はたまた他の旅行者を写したり。

そうしていたら今度は少年のお兄ちゃんもよってきます。
彼も同様に興味をしめします。
今度は彼が使う番。最初の少年よりも大分年上なのもあって、カメラの使い方もすぐに覚えます。
カメラのズームなんかも使いこなしながら、上手に写真をとります。

言葉はまったく通じないものの、共通のおもちゃがあれば、大概、したいことはわかります。
彼ら兄弟、しばらくこいつに夢中。

この兄弟との戯れが楽しかったのと、雨がふりだしてきたのもあって、船をおりるのが面倒くさくなってしまいました。
結局、あとふたつ、遺跡にたちよったのですが、どちらも中までははいらないことに。
子供たちと遊んですごします。
一つ目の、すばらしい皇帝廟を見られたので、よしとします。

船の中でベトナムコーヒーをいれてもらい、子供たちと戯れながらゆっくり飲みます。
結構快適。

途中、船着場で皆が遺跡を見に行っている間、隣に停泊していた船からベトナムの方がこちらの船に乗り移ってきました。
そして旅行者では唯一船にのこっていた僕に話しかけます。
今、英語の勉強をしているそうで、話し相手をさがしていたそうです。
僕も時間はたっぷりありますのでお話します。
しかしベトナムの方は本当に勤勉な人が多いです。宿でも日本語を勉強しているスタッフはいっぱいいますし、
英語が話せる人もいっぱい。

時間があまりなかったので、あまりいろいろなことをはなせたわけではなかったのが、残念。
船の出発を控えて慌しくメールアドレスの交換をして別れました。

丸一日にわたったツアーもそろそろおわりに近づいています。
船は帰途につきます。

しかしここでひとつアクシデント。
エンジンがとまっちゃったんです。

たぶん問題ないよーっていってるガイドさんですが、
乗客たちは、、、「たぶんって、、、、」。。。
床板をはがして、上着を脱いだ兄ちゃんがエンジンをなおしに行きます。
若干不安になりながらの10分後、エンジンは見事に復活。

さすがですね。

そんなこんなもありましたが、無事、船着場に到着。
今日一日あそんでもらったお礼を言いに、さきほどの少年のところにいくと、、、
なんだかぶすくれています。
さみしいっておもってくれてるのかもしれません。
いくらバイバイって手を振ってもブスーーーってしてます。
寂しいって思っててくれてるのならうれしいような、、、でもやっぱり悲しいような。
でも今日一日たのしかったのは彼のおかげ。
せいいっぱいありがとうをいって別れます。

バイバーイ

※追伸。
夜、宿でメールチェックをしていたら、宿のスタッフからPCを貸してくれないか?とのお願い。
はなしをきくと、彼はスカイプをつかいたいのだそうです。でも宿のPCだとスカイプがうまくうごかないのだとか。
そしておどろいたのは話をしたい相手は日本人のガールフレンドなんだそうです。
おお、インターナショナル。。。 
ちょっと、おお、、っておもったんで、追伸です。。。

※追伸2。
宿のベッドは蚊帳つき。
ベッドの四隅に角材がくぎでうちつけられてあって、そこに蚊帳をはります。
蚊が多いんです。
でもこの蚊帳、、、夜中に気付いたんですが、穴があいてるんですね。
あの、独特の羽音を耳元できいて、バトル開始。
とりあえずはそいつを倒したあと、穴を修復して、蚊帳を貼りなおして、ようやくなむりにつきます。
あー、眠りがあさくなったんで、、、追伸二つ目です。

今日の出費
ドラゴンボートツアー 80 (5ドル)
皇帝廟入場料 55
皇帝廟入場料 25
昼 0 (ツアーにふくまれる)
サンドイッチ購入 5 ベトナムにはほうぼうにフランスパンのサンドイッチが。うまーーーい♪
夕食 23
宿 40
合計 228 (1695円)

フエの郊外を探索。かわいいコがいっぱい!!!!!!!!

2007/12/28

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071228

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フエ滞在の二日目。
今日の予定は郊外探索。

朝ごはんは近くの食堂で。
つけあわせににんじんのお漬物をだしてくれます。
これがスパイシーでおいしいんです♪
よし、、充電完了。

自転車を借りて走り出します。

目的地は未定。
郊外をめざして川沿いに西のほうへ走ることにします。

左手にゆっくり流れる川を見ながらのんびり走ります。
空は快晴。あたりにはゆっくりと時間が流れます。

右手沿いには古いかんじの民家がならび、時折みかける売店ではおばあちゃんが店番をしています。

道幅も広くてまっすぐに走る道。

しばらく走るとその先に大きなお寺が見えてきます。
そしてその周りにはたくさんのお土産やさんと欧米人観光客。
観光地にたどりついたようです。
せっかくだから少し見学するも、そんなに長居せずに立ち去ります。
立派なお寺でした。すごくすてきなシンメトリー。森の中に同化しているお寺には住み込みでお坊さんが修行をしているようです。


さて、自転車にもどった僕はさらに西へ。
お寺をすぎたあたりから急に観光客はゼロになります。
田舎、の雰囲気になってきました。
でもものすごく平和な雰囲気。

鶏をさかさまに持ったおばあちゃんが足早に歩いていたり、
通学路なんでしょう。子供が連れ立ってはしっていったり。
強烈な日差しと土ぼこりの中、のんびりした日常がありました。

道路は舗装されていたりされていなかったり。道に向かってせりだすように樹木が枝を伸ばしている中、自転車やバイクが颯爽とかけぬけます。

ちょっとした集落をぬけると、今度はひろーい田園風景。

実家のあたりを思い浮かべながら(笑)はしっていると、道路わきの民家からかわいーい女の子がこちらを見ています。
ハローっていったら、うれしそうにハローって答えてくれます。
何度も何度も。
うれしくなって、自転車をおります。
言葉はハローしかわからないけれども、興味をしめしてくれている様子。
身振り手振りでちょっかいだします。
あんまり笑顔がかわいいので、写真をとりたくなりました。
すぐそばにいるお母さんに、写真をとっていいか、身振りできいてみます。
快諾いただきました。
「ねーーー、うちのこカワイイでしょーーー!」っていわんばかりに笑顔でOK。

でも、その子はカメラむけるとはずかしがっちゃうってそっぽ向いちゃうんです。
それもかわいいんだけど、笑顔もとりたい。
何度か格闘していると、お母さん登場。
その子をカメラにむけてくれます。でも、、、やっぱり顔をむけちゃう。
照れてるんですねー♪
結局、笑顔を正面からとるのは失敗しましたが、その後登場したおじいちゃんも含め、、
ちょっとした会話をたのしみました。
ああ、ごちそうさまです。

また田園風景の中をはしりだします。
緑が一面にひろがる中に、土色の建物。
ポツンとたっています。
子供たちがつぎつぎすいこまれていきます。
学校ですね。
学校の目の前にはお菓子を売っている商店が。
子供たちのかっこうのたまり場になっているようです。
サトウキビだったり、お菓子だったり、いろいろなものが売られています。
そして店番はやっぱりおばあちゃん。
ああ、平和です。

学校をとおりすぎて、さらにまっすぐ。
気持ちいい空気のなかをサイクリング。

空き地であそんでいた子供達と目があいました。
声をかけてみます。
すると返ってきます。「ハロー」
僕が自転車を止めると、おそるおそる近づいてきます。
おお。いい感じ。
会話を試みますが、言葉はまったく通じません。ボールかなにかもってたら、
一緒にあそべたかもですが、僕ももってませんし、彼らも持っていません。
うーん。。。。
そこで、おもちゃがわりにカメラを取り出します。
カメラを向けると、集まってポーズとってくれます。
撮りたて画像をみせてあげると一盛り上がり。
近くにいたおにいちゃん風のコもよってきて、写真をのぞきこみます。
すっごくたのしそうに笑顔をつくってくれました。

さぁ、だいぶフエからはしってきてしまいました。
そろそろ来た道を戻ることにします。

同じみちでも、違う方向からみるとまた少し新鮮。
さっきは気付かなかった建物なんかにも気付きます。

ふるーい、お寺(?)がありました。


売りにだされているんでしょうか。表には、連絡先がかいた紙がはってあります。
中は完全に無人。
廃屋なんですが、でもふしぎとステキな雰囲気。たてものの中から、窓越しに外を眺めていると、自転車がとおったり、牛がとおったり。
てれびでドキュメンタリーをみているような。不思議な感覚です。
外の強烈な日差しからも逃れて、ひんやりとした空気が心地いい。

楽しい散策ができました。

明日はフエの川くだりツアーに参加します!
街の南部にある皇帝廟に訪問です。
たのしみ。

フエの街あるき。王宮跡と結婚式。

2007/12/27

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071227

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今日は電車の中でお目覚め。

三段ベッドの一番上でねむっていた僕は、おきてすぐ天井にあたまをぶつけます。
、、、お約束です。

列車は朝もやの中をかきわけるようにして走っていきます。
、、、もやがはれてくるにつれて少しずつ姿をあらわしてくるのは緑一色の田園風景。
まだ朝はやいというのに、ベトナム傘をあたまにつけた

女性が田んぼでの仕事に励んでいます。
そしてそれにまざって活躍する牛たち。牛に農耕具をつけてひかせる姿がちらほら見れます。

種まきをしているようです。二毛作だからでしょうか。ベトナムは暖かいですから、二回米つくることもできるんですね。

と、そろそろ朝ゴハンの時間です。
前日のうちに注文をしておいた、フォーをいただきます。10千ドン。
列車のごはんってどんなだろう。。。と、、あまり期待してなかったんですが、どうしてどうして。非常においしいです。
レモンをしぼったさわやかさは朝ごはんにもぴったり。

朝食は、同室のオーストラリア人家族と一緒に頂きました。

(車内はこんな感じ。)

特におばちゃまがとっても親切にしてくれて、電車がつくまでの話し相手になってくれます。
おばちゃまは英語とベトナム語ができるので、ちょっとしたことを駅スタッフに確認してくれたりして非常にありがたい♪

ご夫妻も以前はバックパックでほうぼう旅行されていたそう。でも、子供たちにはそんな旅行はきついから、、、と今回はちゃんとしたホテルを確保しているそうです。
僕が3ドルのホテルに泊まっていたといったら、子供たちはびっくり。無意味に得意げな気分になりました(笑

窓の外をながめていると、さきほどのおばちゃまが解説をしてくれます。
あれは、爆弾の跡にできた穴だよ、とか、あれは戦争で亡くなった人のお墓だよ。。とか、、
悲しくなるようなものもいっぱいあります。

そういう跡が、美しい田園風景に同化している。
これもベトナムのひとつの顔かもしれません。

列車の中で、今はドイツにすんでいるというベトナム人の方とお話をしました。
ひさびさの里帰りだそう。
ベトナムのごはんのことや、はたまた日本のごはんのこと、ハノイやフエのことなんかを話します。
彼女はちょうど僕とおなじようにベトナムを南にむけて縦断しているそう。
フエでは船をつかったツアーがおすすめだよって教えてもらいます。
ありがたい。明日かあさってにでも挑戦してみようかなって思います。

そうこうしているうちにあっという間にフエに到着。
バイタクの運ちゃんに安いホテルを聞きいてみることにします。
値段は2.5ドルといいます。
おお。安いです。。

連れて行ってもらったホテルはそれなりにきれい。
そして驚いたのは、スタッフが日本語をしゃべること!カタコトの日本語ながら、意思疎通に問題はありません。
フロントの前には日本語の本までおいてあります。
日本人観光客、多いんですねぇ。。。(あとでしったことですが、地球の歩き方にも載っていました)

荷物をおいて、街の徘徊をはじめます。

宿で自転車を借りて街中徘徊です。
強烈な日差しがあたりを照りつけています。
ハノイに比べると圧倒的にあたたかい。
さっそく半そでに着替えます。

さて、徘徊の第一目的地は世界遺産にも登録されているという、王宮跡。
宿でもらった簡単な地図をたよりに進んでいくと、歴史をかんじさせる城壁がみえてきます。

圧倒的な存在感の城壁がまちのなかにドカンと存在している感じ。
でも、街ときれいに同化しています。

城壁のつくりはフランス式で、日本の五稜郭なんかと構造はいっしょらしいです。

王宮への入り口をみつけました。
55千ドンの入場料を払って中に入ります。
入り口付近にある模型によると、とっても大きい敷地にびっしりとたてものが並んでいたそうです。
しかし、中をあるいていると、ほとんどのたてものは完全に無くなってしまっているか、もしくは修復中になっています。
ベトナム戦争で激しい戦いが繰り広げられた時に大半が破壊されてしまったとか。。。
もったいない、はなしです。。

それでも残っている建物をみるとその圧倒的な規模は伺えます。
壊れかけた壁にも驚くような精巧な彫刻が彫ってあったり、ちょっとした道もたどっていくと立派な庭園につながっていたり。。。
特に順路のようなものはなくて、中にはいってしまえば自由に見て回ることができます。

少し迷子になりながら、ゆっくり見て回ります。
強烈な日差しに包まれた静かな環境が、、印象的です。

(比較的全体がきれいにのこってた建物でぱちり。)

入り口近くにある大きな門の二階にのぼると、昔の皇帝が役人に官位をあたえている儀式をしている絵がのこされていました。

その舞台はまさしく目の前の広場です。今も昔もおなじようにかわらず広場は広がっています。

象や楽団がその広場をうめていた光景をそうぞうすると、胸がおどります。。

すぐ近くには大きな塔に建てられたベトナム国旗が翻っていました。
この塔も昔は王様のものだったそうです。今はその主の座がベトナム政府になっているんですね。

たのしい、散策でした。

さて、王宮を出たらまた回りを散策します。

街は平和そのもの。
学生がたのしそうに買い食いしていたり、客待ちのはずのバイタクの運ちゃんがビールのみながらのんびりしていたり。。

そんな中、偶然結婚式をやっているところに出くわしました。
親戚・友人が集まっているんでしょう。大人数がたのしそうにごちそうをつついています。
みんな幸せそう!!!
なんだかこちらまでうれしくなってしまいます♪

次にむかったのは市場。
フエで一番大きな市場に向かいます。
そこは、ああ、独特の雰囲気。
あらゆるものが雑多に積み上げられ、店番のおばちゃんが威勢よく呼び込みをしています。
さまざまな食べ物の匂いが入り混じってなんだか形容しがたい香りがただよっています。

そんな市場の一角にある食堂で食事をとります。
お粥。。
おなじみのパクチーやらなんやらのさまざまな香草がうえにのり、フォーよろしくレモンをしぼっていただきます。
これがさっぱりしていて美味。そして大きな塊のお肉なんかも入っていて食べ応えも満点。
おばちゃんも外国人のお客がきたのを楽しんでくれたらしく、いろいろ話しかけてくれます。
ベトナム語なんでまったくわかりませんが、まぁ、なんとなく楽しい雰囲気です(笑

ああ、おなかいっぱいになりました。

ところで市場でもうひとつ買い物しました。
鍵です。バッグを固定しておく、ロープと鍵のセットをいつしか紛失してしまったので、買いなおすことにしました。
めぼしをつけたのが、自転車の鍵。自転車とオートバイが多いお国柄、専用の鍵屋台みたいなものが出ています。

いつもの値切り交渉の末、買うことにしますが、、、ここで問題が。
鍵があわないんです。つまり、あかないんです。鍵をさしても。。。
でも鍵屋さんはあわてません。
当然のことのように、鍵をやすりでこすったり、鍵穴のほうを針状のものでいじったり。
10分ほど経つと、、、ちゃんと鍵があくようになりました。。。
さすがです。職人さん。

そんなこんなしていたら、今日も夜がふけてきました。
明日もフエの街を徘徊してみようと思います。

それでは。。

遺体と対面。不思議な感じ@ハノイ

2007/12/26

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071226

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今日もハノイにおります。
でも天気はどんよりムード。。

朝はもちこたえてましたが、昼に近づくにつれ、霧雨があたりを覆います。

朝しか公開されていないというホーチミン廟に向かいます。

そこには建国の英雄、ホーチミンの遺体が公開されているそうです。。

しばらく歩いてたどりついたそこは、広大な芝生の中に、大きな建物がそびえています。
そしてあたりは兵士たちが厳重に警備。芝生にはいろうものなら、軍服姿の兵隊さんにすぐに注意されてしまいます。

広大な敷地のいたるところに兵士さんが立っていて、そのすぐうしろには大きなベトナム国旗。
なかなかに壮観であります。


荷物をあずけ、ボディーチェックを終えると、係りの人に案内されて建物に入ります。
中にはいたるところに直立不動の兵士さん。
赤い廊下を歩いていくうちになんだか厳粛なムードがただよってきます。

ついた部屋には横たわる老人の姿。
ホーチミンです。

あたりは静寂に包まれて、警護の兵士さんは微動だにしません。
僕の前のペアが小声で話しをしていると、すぐに兵士さんがとめに入ります。
「聖なる」場所なんでしょう。。。

兵士に守られているのか、、、
兵士に見張られていまだに眠ることができないのか。。
実際のところ、どちらが本当なのかよくわかりません。

ホーチミンの傍らに立つ、完璧に無表情な兵士たちの顔が、まだあどけなさを残していたのが印象的です。

ホーチミン廟を出ると、そのまま隣にある、博物館を見学します。
ホーチミンが執務をとっていたといわれる部屋や、使っていた車なんかが展示されていて、、、へーーーー。
でも、一番興味深かったのは、、、ホーチミン廟のすぐ裏、同じ敷地内にはずらーーーーっとならぶみやげ物屋さんの列。。

あの厳粛さはどこへやら。完全に観光地化しています。
不思議ですねーーー。あれだけ厳重に宣伝塔にしたてているのに、これじゃ一気に「聖なる」雰囲気、霧散しちゃいます。
なんだかちょっとした不思議さ感じた瞬間でした。

、、さて、一度宿に帰ることにします。
しかしあたりは雨。
歩いて帰るのもしんどいので、バイタクを使うことにします。
実はバイタクを使うのは初めて。

すぐそこにたむろしてる運ちゃんに、行き先を告げます。
50千ドンが彼の言い値。
でも、昨日のあやしいガイド君から大体の相場は聞きだしています。
「20千ドンじゃないと、乗らない。歩いてかえるやーー。」
しばらく、30やら25やらの値段を提示されますが、僕は20の一点張り。
これで結局、20で合意。
相場きいておいて、、、よかった。。。

雨のハノイはいつもとはちょっと違った表情を見せます。
いつもは道端いたるところに机と椅子が出ていて屋台的に営業しているのが、さすがに雨の日は閉店。
いつもより通りはすっきりしています。
斜めにふりそそぐ雨の中、バイタクは疾走。もちろん交通ルールなんてどこ吹く風。
ああ、雨の日のバイタク、結構こわいです。。。

無事かえりつきました。シャワーをあびてゆっくりするも、どうも雨だとテンション下がり気味。
湖わきにあるコーヒー店でベトナムコーヒーを堪能しながら、日本からもってきた小説でもよむことにします。
優雅優雅♪

コーヒーは、カップの上に抽出器がのった状態で出てきます。
そこに入っているお湯が全部落ちたら、飲みどき。。
ぜんぶおちるのを待ちわびます。

ついにできあがったそれは濃厚そのもの。
あまーいコンデンスミルクとあいまって、絶妙の味わいです。
普通のコーヒーとはまた別の飲み物ですね。
雨の降る町並みを見下ろしながらゆっくりコーヒーを楽しむ。。。
なんだか贅沢しちゃっています。

こういうのも、ありですね。
さて、のんびりしてたら今度は夕飯の時間です。
今日もハノイのフォーをいただきます。

フォー、お店ごとにまったく味がちがうんです。
まず具からしてぜんぜん違う。
今日のフォーはなんだかぱりぱりした食感のなにかがはいっています。
味もさわやかで、すごくおいしい。

ベトナムはフォーをたべあるくだけでも楽しめてしまいそうです。

さて、今日はフエへ移動する日でもありました。

宿を引き払って寝台列車での移動です。

(ハノイの宿はこんな感じのところでした。清潔で快適!litte hanoi という宿です。一泊3ドルってのもうれしいです。)

チケットは前日に買っておきました。ああ、俺って準備がいい。。。。。

しかしチケットを買うときに驚いたのは、、、割り込みが普通なんです。
おじちゃんだけでなく、おばちゃんも、若いコもみんな、ナチュラルに割り込みます。
おお。唖然。
自分の番を死守するために、まわりからの侵入をガードしながらまたなければなりません。ちょっとした戦いです。
そして、チケットを売っているだけなのに、なぜかとっても時間がかかります。
僕の前のひとなんて10分はなにやらやりとりしてました。
切符にそんなに種類ないと思うんですが、、、、。

そんなこんなでゲットしたチケット。フエまでの寝台で2500円相当。
3段ベットの一番上なのでなんぼか安かったようです。
バスに比べると割高とはいえ、寝台列車というひびきはなんとも魅力的です。

23時出発の電車。
時間を待って乗り込みます。
中はきつきつの部屋に3段ベットがふたつ。
同室はオーストラリア人の家族でした。
ベトナム語がわからない僕のために、朝食の注文なんかをかわりにとってくれます。
こういうの、ありがたいです。
一家でベトナム旅行中。奥さんがベトナム語をしゃべれるようです。
少し談笑していると、お子さん(20歳前後?)がおもしろいことを話してくれました。

ハノイで小さな子供に食事どころにつれていかれたそうです。
小汚い食堂で、安いよーっていわれて飲み食いしたけっか、ひとり60ドルを請求されたそう!!
60ドルは法外です><;やっぱりハノイでワナにかかる人、いるようです。

寝台列車の夜は早くふけていきます。
早々にあかりがきえて就寝モード。
明日のあさはフエに到着です。

楽しみ、楽しみ。。。

ベトナム的洗礼をうける@ハノイ

2007/12/25

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071225

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ベトナムはハノイ滞在中。
今日は市内徘徊です。

まずは行き先もきめずふらふら。
人通りが多そうな通りを選んで、市内見学。

ほとんどの曲がり角にはバイタク(バイクタクシー)の運ちゃんがたむろしてます。
近くを通ると、オイデオイデして勧誘してくれます。
でもほっとんどの街角に数人ずつたむろしてるって、、、少々いっぱいいすぎなんでわ。。。
シクロの勧誘なんかもいたるところに。観光客多いんでしょうねーーー。

人がいっぱいいそうなほうを選んであるいていくと、
湖発見。あたりはきれいに整備されていて、ちょっとした公園な風になっています。
近くのお店でコーヒーを頼んで、ブレイクタイム。
きれいな湖みながらコーヒーのんでいると、優雅な気分になってきます。

このとき飲んでいたのはベトナムコーヒー。
コンデンスミルクが入っているやつでなくて、ブラックをたのんでみたんです。
なんというか、濃いんです。苦味も酸味も。。ざらざらした粉の(?)食感もして。。
あー、こりゃコンデンスみるく入れたほうがおいしいかも!濃厚な味には濃厚なコンデンスミルクで対抗するのが
正解かもーーーって思います。

次はコンデンスミルク入りに挑戦してみることにします。

さて、コーヒーのんびりがおわったところで、また歩き始めます。
湖のまわりをてくてくてくてく。
すると、湖の中にほこらのようなたてものがあります。結構立派。
せっかくなので中にはいっていくと、観光客もいっぱいいます。観光スポットなんですねー。

中には巨大な亀の剥製が。。。

2mもあるそうです。そういえば湖の中央にたっていた塔はタートルタワーっていうらしいし、、亀をあがめる習慣があるのかもしれないですね。。
祠の中には中国風の祭壇もあります。そこにまつられてるのは、、、関羽にみえたのは気のせいでしょうか。。。
真っ赤なウマとセットになってるから、赤兎馬と関羽?っておもっちゃいます。関羽をまつる習慣、中国にあるっていうし。。

本当のところは不明です。だれか、教えてくださいっ。
ここは玉山祠っていうそうです。

亀も関羽もおもしろかったですが、一番ベトナムっぽーーいって感じたのは、出入り口にいる、地図とか絵葉書を売っているものうりの人たち。
僕も声をかけられます。
「地図、いらない??」
ちょうど、街あるきするためにちゃんとした地図が欲しかった僕です。
「いくら??」
「250,000ドン」
250千ドンっていったら、1700円くらいします。
いやー、そりゃさすがに高いでしょー。いらないよっていうと、すぐに100千ドンまで値がさがります。
いきなり半分以下って、最初の値段、どんだけふっかけてたんでしょう。。。
まだまだ少し高い気がします。
「やっぱり僕には高すぎる。今回はやめとくよーーー」
「わかった。70でいいよ。」
正直、本当の相場がまったくわかりません。
地図みたいに、あるていど工学つかってつくられてるものてあんまり値段が下がらないような印象もありますし。。
ここ以外の場所でもきっと買えるって思ってる僕は結構強気です。
、、、結局50千ドンで合意です。これが結局相場より高かったのか、安かったのか、、、不明です。。
(※あとで別の公共施設にいったら、70千ドンでうってました。わりと安くかえたのかも!)

中国いたときにはあんまりこういう強烈な売り込み、なかったもんで、なんだか新鮮です(笑

やっとこさその喧騒をのがれた僕はベンチで地図をひろげて現在地確認。

そして湖みながらちょっとゆっくりしています。
と、ここで声をかけられます。
にこやかなベトナム人。。。
「どこいくの??」
「まだきめてないやー」
ベトナム人「英語の勉強をしている学生なんだ。ハノイ、案内してあげるよー」
いかにもあやしいです。でも非常ににこやかな彼。いったいどうやって収益あげようとしてるんでしょう。。
ちょっと興味がわいてきます。
僕「それはうれしいけど、僕は君にお金はらってあげられないよ??」
彼「ノープロブレム」
ますます不明です。どうやって収益あげるんでしょー。次の展開がきになります。
タダでやってくれるっていうのなら、せっかくなので案内してもらいます。

まずはオペラハウス前へ。

ここはホーチミンが群集にスピーチをした場所だそうです。少しひらけた広場は、確かに人があつまるには便利そう。
あ、こういう解説してくれる人がいるっていうのもなかなかいいものですねー。

続いて歴史博物館へ。
ベトナムを支配した数々の文明、王朝の残した美しい品々が目を奪います。
ヒンズーの流れをくんだものから、仏教関連のもの、中国系のもの、そしてそれらをベトナム独自に醸造させたものまで。。。
歴代の王がつくられた芸術品の数々は、本当に美しい!! 絵画なんぞはさっぱりわからない僕ですが、
ここにおいてある家具の装飾やら儀式に使うであろう石像の美しさなんかはちょっとガツンときます。
あまりおおきな博物館ではないものの、みごたえありました。
そしてそのひとつひとつに解説つけてくれるさきほどの彼。
ありがたいですねーーー。

さて、1時間ほど中をあるいたでしょうか。
大満足。
しかしそろそろ一人歩きがしたくなってきます。

結局、収益をどっからとろうとしたのかが不明なのは少し残念ですが、それはまた別の機会があるでしょう。
「それじゃ、今日はありがとうね。」
って切り出します。
彼「もっと案内してあげるよ」
僕「いや、いいや。」
彼「んじゃ、ガイドブックいらない?」
あ、ここで営業はじまりました。
僕「いや、いいや。」
彼「そか。。。」
丁重にお礼を言って、おわかれします。

最後にガイドブックを売ろうとしましたが、まさかそれだけじゃガイド代にみあわないでしょう。。
まさか本当に親切心だけなわけじゃないだろうし。。結局、目的はなぞのままです。
でもガイドがついたのはありがたかったー。

さて、お昼ゴハンをすませたあとは収容所跡に向かいます。
フランス軍がつくったものだそうで、反政府犯を収容していたそうです。
高い壁が生々しくそびえています。
中には、当時の様子を表す写真や、牢がそのまま残されています。
足を固定され、満足にうごくことができない様子。そして見るからにやせ細った体。。
おくにはギロチンまでありました。
ギロチン脇でうれしそうに記念写真をとるおばちゃま。
違和感いっぱい。

地下の排水溝の鉄格子を破って脱獄した数人がアンチ日本戦線へ参加した。
そうかいてある石碑をみて、なんだか気持ちが沈みます。
帝国支配の日本がベトナムまで勢力ひろげていた時代ですね。。。
そして政治囚の虐待。。

堅固なたてものは今はしずかに建っています。
ですが存在感は強烈。
途中、なんだかすごく気持ちがわるくなったのは入館前に食べた古くなったりんごのせいと思われます。

さて、また街を徘徊します。
さまざまなお店がものすごい活気をふりまいてひしめいています。
そしてどこもかしこもバイクがいっぱい。
でもふと、西洋風の街並みがあったり、教会があったり。

おもちゃばこひっくり返して、ほこりがブワーーってまいあがってるような街(笑

ちょこちょこちょこちょこ、お店をひやかしながらふらふらしてるとあっという間に時間がすぎていきます。
そろそろ夕飯の時間です。

今回はなにをたべようか。。
目に留まったのは、威勢のいいおばちゃんがとりしきる食堂。
みんな白米とおかずで食事しています。フォーもいいですが、ちゃんとした白米がたべたくなりました。
店に入って、おかずをえらびます。
おいしそうなものがずらり!!!目移りしながら、卵焼き、トマトの肉詰め、ばななの煮付けを頼みます。
ちょっと多すぎた!???そんな僕の不安なんてまったく意に介さず、おばちゃんはどんどんよそってくれます。
そしてごはんも結構おおもり!

豪勢な夕飯になりました。

印象的だったのがバナナの煮付け。興味本位で注文したんですが、これがおいしい!
バナナは完全においものような食感。甘くないんです。いや、ほんのりはあまいんですが、おいも程度。
食感もやわらかくなくて、ぽくぽく。たべただけだったらきっとバナナって気付かないと思います。
結構おどろきでした。
そしてうれしかったのはお米自体がおいしかったこと。中国でお米をたべると皆どこもぱさぱさしていて、少しかなしかったのですが、
ここのごはんはちゃんともっちりしてて、おかずにもぴったり。
おいしい食事とおいしいビールですっかり上機嫌。

でもやっぱりちょっと多かったみたいです。おなかぱんっぱん><;;

腹ごなしに散歩します。
すぐ近くにあった湖ほとりのベンチで休憩。
地図をひろげてのんびり、明日の計画です。

さて、ここでとなりのベンチにすわっていたベトナム人ふたりに話しかけられます。
「どっからきたの?」
日本です。
午前中のガイド君もそうでしたが、このベトナム人もとってもフレンドリー。
僕と同年代くらいでしょうか。
ひとしきり歓談したところで、コーヒーでものみにいこうというはなしになります。
すぐ近くのコーヒー店に入ります。

一人は英語が堪能ですが、もうひとりは英語が話せません。
うまいこと通訳してもらいながら、3人で会話します。
彼らは大学生で、ふたりとも20歳。
工学系の大学に通っているそうです。
ちょっとしたベトナム語なんかおしえてもらいながら楽しく時間がすぎます。

しばらくすると、一人はもうそろそろかえらなきゃ、といい、帰ってしまいます。

のこされた僕たちはしばらくお話をしたあと、まだ食事をしていないということなので、
フォーをたべにいくことにします。フォーならまだたべれそう(笑

お会計の際になると、そういえばさっきの彼がお金をおいていかなかったことに気付きます。
あああ、しまった。なんてナチュラル。。。
そして残ったひとりも、ごめんね。お金もってない!なんていいだします。
おおおお。そうきましたか。
しょうがありません。ここは私が。。。

ここらへんで少々あやしい気配をかぎとってみます。
用心しすぎ???

でもつれてってもらったフォー屋さんはおいしかった!
道端の屋台スタイルでおばちゃんが手際よくつくってくれて、、。
ベトナム語だから僕にはわからないけども、周りのお客さん同士がたのしそーにおしゃべりしているのを聞いていると、
僕までなんだかいい気持ち。

いっぱい70円ほどのフォー、、きっとここも出さなきゃだろうなーなんて思いながらも、ベトナムの人と普通にはなせたからよかったかなーなんて甘いこともかんがえてしまっています。

さて、フォーの代金も当然のように支払わされた僕ですが、そのままふたりで街をあるきます。
高そうな店に入って、もろもろ見て、買って??的なアピールにみえなくもありません。
あまりとりあわない、僕。。
いきたいところがあるから、タクシーつかおうかーーっていいだすのにも、、歩きがすきだなーとやんわり断ります。

あ、おいしい店があるんだ!
ってつれていかれたのは、音楽ががんがんにかかってる、なんいやら高そうなお店。
いやいやさすがにこれは、、、。高そうだから、遠慮するよーーーって言って回避。。。

そろそろ夜も更けてきました。
なにやら危険な香りもしてきたので、脱出することにします。

丁重にお礼をいいます。
すると帰ってきたのは、明日、我が家で食事しない????
おおおお。出ました。コレはどこぞのHPでみたことがあります。
家にいくのは危険だって。。。
「いや、明日は予定あるからやめておくよ。。」
「んじゃ、ホテルまで送っていくよ。」
「いや、あるいて帰れるから。。。」

しばしのバトル(?)の後、やっと開放(笑
ベトナム的洗礼でしたが、まぁたいした損害なく楽しめたので、うれしい気分で帰途につきます。
夜風がきもちいい夜でした。

後ほど、アジアにくわしい友人にきいたところ、、、
同様の手口がハノイにはいっぱい。飲食したお店がぐるで、請求が法外に高かったり、
家に呼ばれて、悲しい身の上話でお金をせびられたり。。。
HPみたら、ギャンブルで巻き上げられるっていうのもありました。
おおお。うまいこと逃げおおせて、よかったーーー。

ハノイ、ステキな街ですが、危険な街でもあるみたいですねーーーー!
みなさま、ハノイいくときはきをつけてくださいねーーー。

南寧から河内(ハノイ)まで国際バス!リンゴをもらう。

2007/12/24

クリスマスイブです。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071224

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今日は南寧からハノイへ移動。
昨日しらべたバスステーションへ向かいます。

特に問題なくチケット買って、、、時間になったところで乗り込みます。
出発は10時。到着は夕方の6時ころだそうです。

バスの中はいたって普通。
夜行じゃないので、ベッド形式でもないですし、普通に椅子がならんでいます。

中国南部をつっきって、ベトナム国境を目指します。

周囲はきれいな農村風景がひろがったかと思うと、中国らしい奇岩がつらなったりして、見てるのも楽しい感じ。
そしてのーんびりな空気が漂います。

同乗しているのはほとんどが中国人かと。学生らしき、たのしげにさわぐ集団もいます。

いつしかお昼時に達したところで、国境近くの街でお昼ゴハンです。
昼飯はバス料金に含まれているとのことで、お昼は無料です。
真っ暗な店内に入っていくのに一瞬ためらいを感じますが、入ってみれば中にはすでにお皿がならんでいます。

味は、、、可もなく不可もなく。。ごはんがちょっとパサパサしてます。。。

さて、ここのお店、入り口に机があって、そこにおじちゃんとおばちゃんが座っています。
そして、皆に両替をすすめるんです。当然、僕のところにも来ます。
ベトナム通貨をもってなかった僕は、両替をお願いします。
200元渡して、200000ドン受け取ります。
よし、コレで安心。と、思いきや、、、。
1元は16円相当。1000ドンは7.5円相当。って前にどこかで確認したのを思い出します。
レート、多少変動したにしても、安すぎだろ!!!

おじちゃんに詰め寄ります。
するとすぐに、140,000ドンを追加します。この時点であやしさ満点。
計算機を求めると、引き出しからだして、100元→170,000ドンだよって説明してくれます。
でももうすっかり彼が信用できなくなった僕は全額回収することに。
200元、取り返します。。
いかにもあやしいですねーーーー。。。。

お昼が終わるとまた走り出します。
するすると国境到着。

あれっておもうほど、シンプルな建物です。
でも、軍服に銃をかまえた兵隊さんがそこにいるのが国境な雰囲気をかもし出します。

国境審査もシンプルシンプル。特に並ぶこともなく、するっと経過です。

陸の国境。。今までのは香港やマカオっていう特殊事情な地域の境でしたが、
今回はベトナムと中国っていう国どおしの国境。。
(なんか当たり前のことかいてますね。。。)

陸地に線がひいてあって、そっからこっちは俺の領分。。
非常にあたりまえのような気もしますが、やっぱり見慣れない。なにかうまく表現できないけれども、不思議な気分でテクテクしました。。

さて、バスを乗り換えて、ベトナムサイドを走り出します。
周辺には田園地帯。
そして、牛がいっぱいいます。牛にひかせる農耕具が活躍しています。そしてひどく自然な感じに牛が放し飼いになっています。
も~~~~~~っ

自転車にのる女性がかぶっている編み笠も、雰囲気ありますね。。

さて、僕の席のうしろには学生が陣取っています。
ひょんなことから会話することに。

彼らは、南寧出身で、ハノイ外国語大学に通っているそうです。
実家から大学にもどるところだそう。
例によってカタコトの英語と筆談で意思疎通。
ベトナム語を勉強しているという彼らにベトナム語をいくつか教えてもらいます。
日本の街のことをはなしたり、ハノイのことをはなしたり。
言葉の壁はもどかしいですが、彼らの純朴な感じはとっても好感!

そして、食べ物をわけてくれました(笑
リンゴ。いっしょにりんごをかじっているとこれもまた楽しくなります。
そしてさらに、、、ねずみのぬいぐるみをもらいました。
「中国の文化だと、すごく意味があるんだよー。来年はねずみの年だからね。きっと幸せがやってくるよ」
彼は言います。
干支のことですね!!
日本でも同様の文化があることを伝えると、なんだかうれしそう。
中国から輸入した文化ですね。きっと。

このねずみさんがかわいい♪
きょとんとこちらをみつめるお顔に、おなかには逆さの福の字。これが福を呼び込むそうです。

僕のたびもラッキーに恵まれそうです!

さて、そうこうしてるうちにハノイ到着。
時間は夕方7時を回っています。
しかし、宿をきめてなかったんですね。

さてどうしようか、、、。先ほどの学生くんに相談してみます。
どっか近くに安い宿はないかな???

そんなやりとりをしてると、わらわらとあたりを取り囲んだバイタクの中のひとりが宿勧誘してきます。
ほかにもまわりの何人かに聞いてみると、一泊3ドルという宿が一番安い。
でも安すぎ!??なんて心配もしちゃいます。

と、そこに同じくバスでのりあわせた中国人が、一緒に見に行こうっていってくれます。
タクシー代をシェアすることで合意して、その宿まで移動します。

ついたところは清潔そのもの!
中国時代よりよほど快適そうです。
値段も確認してみると、3ドルとのこと。
即決です。

一緒にきた彼はドミトリーは嫌だといって、別のところを探すことに。
そこでお別れします。

宿もみつけたし、安心です。

荷物を簡単にほどいてから、少しだけ街を徘徊します。

びっくりするのが、そのバイクの多さ!!!!
尋常じゃぁありません。

バイクバイクバイク!!空気もはんぱなく悪いです。
マスクしてる人もいっぱい。

事故がおこらない、理由がわかりません。
おそらく右側通行なんですが、それすらも、自信もてなくなるような混乱ぷり。
さらに怖いことに、よほどおおきな交差点でないと、信号なんてありません。
バイクの洪水の中、現地の人はひるまずすいすいわたっていきます。

気付いたのは、それこそひるんじゃいけないってこと。
もともとバイクの大洪水なんで、あんまりスピードも出ていません。
向こうが視認できるように、堂々とわたるとうまいことよけてくれます。

前後からクラクションの嵐をうけますが。。
なれないとちょっと怖いですけどねーー。。。

夕飯を近くの屋台でたべたら、なんだか落ち着きます。

フォーではなく、ラーメンのような麺でしたが、さっぱりしていて、おいしい。

具にレバーが入っていたのは少しおどろきでした。

でも、おいしーい。汁までのみほしてしまいたいおいしさです。

明日からのハノイ探索が楽しみになってきましたー。

それでは。

今日の出費
国際バス 133 元
市内バス 1.5 元
パン 2 元
宿 45000 DON
夕飯 15000 DON

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合計 136.5元+60000DON (2634円)

中国の麻婆豆腐は危険です。

2007/12/23

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071223

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朝6時、南寧に到着です。
まだ夜があけきっていません。

ターミナルの外にはバイタクが客待ちをしています。
珠海までは毎日Tシャツですごせるくらいだったのに、
さらに南に下ったここ南寧では、一気に寒くなりました。
標高があがったんでしょうか???
Tシャツどころか、その上にトレーナーきて、さらに外にブルゾンを着込みます。
海から離れたのが気温が下がった原因かもしれません。

バックパックを背負って、市内を目指します。
まずは適当にバスに乗って、人が多そうなところを探します。
が、うまくみつかりません。おりたところは人はいっぱいいますが、どうみてもオフィス街。
宿がありそうな雰囲気ではありません。

周りには、巨大な道路と建物が目につきます。
南方の民族自治区と思って、都市をイメージしていなかったのですが、
内実はやっぱりここも市内は巨大なビル群でした。
しかしいままでの都市以上に落差がはげしいんです。
バス停の周辺はもっとずっと小さな商店がひしめいていたのに、中心部だけ巨大なビル。
なんだか一体化していなくて、都市部分だけがぽっかり浮いてる印象与えています。
発展していった結果ビルがたったっていう感じでなく、補助金か、外資の参入で急にビルがたったような感じ。
ちょっと違和感です。

さて、宿探し。。
結局もう一回バスにのることで、繁華街らしきところを見つけます。
夜行バスのあと、バックパックをもってあるきまわったせいで、少々活動係数ダウン気味。。。
さっさと宿みつけちゃって楽になりたいものです。
と、そんなこと思ってたところに、宿を発見。
少し立派そうに見えますが、めちゃめちゃ高くもなさそうです。
100元以下ならいいやっと思って飛び込むと、88元でシングルルームがあるそうです。
これ以上さがすのもしんどいんで、即決。

部屋はまぁまぁ。
とにかく横になれるのがうれしい。。。

外はどんよーーりくもってて、すごく寒い。。
あんまり外にでてく気分でもないんで、ゆっくり休むことにします。
かるーくお昼寝。

ふとおきるとお昼すぎてます。
今日中に明日の移動手段確保しとかないとなーーー。なんておもい、しぶしぶおきあがります。
外は寒そう。。。
手近にある、あったかそうなものをぜんぶ着込んでの外出です。

珠海から南寧についたときのバスステーションに、市営バスのりついでたどり着きます。
係員のおねえさんに筆談で、ハノイのいきかたを聞きます。
でも、"hanoi"じゃ通じないんですよね。。
どうにか漢字でかかなきゃいけない。。。
あたりを見回して路線図を探します。おおまかな地図が発見!
南寧の南のほうには、、、、「河内」の文字。
カワウチ。。音読みにしたら、~ナイ。河って音読みなんて読むかわからないですが、ハンとでも読むとしたら、ハンナイ。。ハンナイってハノイに似てますよね。。。
地図的にも南寧より南はベトナムしかないはずだし。。。

ここは決めうちです。
河内にいきたいんだけど。。
筆談で質問します。
そしたらおねえさん、なにやらべつのところにひっぱっていきます。
そこにはまた別のスタッフが。
どうやら英語ができるスタッフのところにつれてきてくれたようです。

と、そこのスタッフいわく、、ここじゃないよ。。。

南寧にはまた別のバス乗り場があるそうです。

結局、市営バスをのりついで、もうひとつのバスのりばへ移動することに。
これが1時間近くかかるんです。
南寧内は市営バス、一律1.2元だから安いんですが、この石油高で採算とれてるんでしょーか。。。

移動さえしてしまえば、あとはスムーズに。明日の朝、10時から河内行きのバスがでてることを確認。
そして、河内のとなりに越南ってかいてあるのもみつけました。越南はベトナムって、先日おしえてもらいましたから、間違いありません。
心配ごとはすべて解決。

あとは市内をちょっと徘徊して、晩御飯たべて、就寝しました。

でも、ひとつだけ、トラブルが。。。

晩御飯、麻婆豆腐飯を頼んだんです。
豆腐だし、消化がよさそうだし、なにより日本でみなれてるから、ちょっと懐かしいのもあって。
本場だってのを忘れてました。
、、、辛すぎ。。。
火をふきそう、、っていうのは言いすぎでしょうか。。。でも、本当、辛くて、、辛くて、、、。
ごめんなさい、全部たべきれませんでした。。

ちょっとごめんなさいです。
不用意に辛いもの頼むものじゃあ、、、ないですねーーー><;

さて、それでは。

今日の出費
昼 12
油菜 5
夜飯 15
バス 6 (1.5×4)
ビール 3
宿 88

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合計 129 (2065)

珠海から南寧まで夜行バスで移動!

今日は少しくもっています。
2007/12/22

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071222

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今日は珠海から南寧まで移動です。
距離は400キロほどはなれた南寧までは夜行バスで移動します。

夕方6時の出発。11時間程度でつくそうです。

チケットをかったのは3時過ぎ。出発までしばらく時間があります。
しかたがないので近くを歩いて時間をつぶします。

すぐ近くに食物市場を見つけました。
なんて表現したらいいんでしょう。強烈な生活感。
野菜がびっしりとキレイにならべられ、怒号にも聞こえる大きな声で買い物がなされます。
店番のおばちゃんもテキパキテキパキ。ちょいと合間に売り物の野菜たべちゃったりしながら、機能的に動いています。
二階にのぼってみると、これがまた、キレイなんです。
決して、清潔感ある場所じゃないし、混沌としているはずなんですが、
ふしぎと整っていて美しい印象なんです。
一種の機能美なんでしょうか。写真や文章で表現しきれないのがもどかしいところですが、、、
少し興奮した瞬間です。。

市場を後にして、バスの中でたべる食料を買い込みます。
適当にあるいておいしそうなもの探しです。

まずみつけたのは自転車のうしろにかごをつけてパンをうっているおじさん。
何人かが買っているのをみて僕もたべたくなります。
小さなパン4つの塊で1元。安いです。
そしておいしいです。ほんのり甘くて、ぱさぱさしていないし、ごまの風味がきいていて香ばしい印象。
あっという間にたべちゃいました。、、、バスにもっていくはずだったのに。。

次に目をつけたのが、チマキ。
セイロで熱々に暖められたのが売られています。
これまたおいしそうな香り。。
思わず購入。これは2元。
もちもちしていて、貝の佃煮みたいな具もはいっていてこちらも美味!
ただしこちらは少し味がしつこくて、少しげんなりしてしまいます。
って、これも乗る前に食べちゃいました。

しょうがないのでまた別のものを買うことにします。
ここでにわかに気になりだしたのが乗車時間。
11時間ものってるとなると、その間にトイレにいきたくなったら困ったことになります。
となると、おなかがいたくなる事態は極力避けねばなりません。
その事実にいまさら気付いた僕は、おなかにやさしそうなものを探すことにします。

結局たどりついたのは、、、月並みながら、パンです。
普段たべなれたものならおなか壊すこともないだろう、、、と。
三つほど買いこんで、準備万端。

そうこうしているうちに出発時刻になります。
乗り込んだバスは、、、完全に寝台仕様。
椅子ではなくてベッドがならんでいます。

ベッドというには少しせまいような気もしますが、横たわってみると、椅子を倒すよりよほど快適。
枕を背中におけば前方のテレビも見えるし、本を読むのにも困りません。

思った以上の快適さにうれしい驚きをかかえながらバスは出発します。
ひとつ、不満だったのは、出発してすぐに電気が消えてしまうこと。
読書もできません。

しかたなしに中国語で流れるドラマを見ます。
なんとなーくストーリーもわかるのでぼんやりみながらいつのまにか眠りにつきます。

なんどかトイレ休憩ありましたが、基本的に快眠。
おきたらもうついていました。

夜行だけにそとの景色を楽しむことはできませんでしたが、移動としては快適そのもでした。
もし珠海から南寧間移動することがあればみなさまも、どうぞ(笑

それでは。

今日の出費
パン 1
チマキ 2
パン 7.5
水 5
バス 170
昼 15
バス 2.5
合計203(3300)