未舗装路と学校と。バンコクまでチャリ移動、1日目。
2008/01/22
のおはなし。
カンボジアのシェムリアップからタイのバンコクまでの自転車移動1日目。
まだ暗いうちから走りはじめます。
初めての自転車旅行が始まる。。
今日一日、どんなことがおきるか。。
無事次の街までたどりつけるかしら。。。
いろんなことが頭をよぎるなか、でも意気揚々とペダルを踏みはじめます。
そんなさなか。。
「あ。。」
パンクした。
スタート開始2分くらいでしょうか。
出発の暗示としてはこれ以上ないくらいのタイミング。
むしろおかしくなっちゃいました
自転車修理はたまたますぐ近くにあった自転車屋さんでこなし、気を取り直してはしりはじめます。
荷物をパンパンにつめたバックパックを荷台にくくりつけた自転車はさぞ走りにくいんだろーなーって
思っていたけども、思いのほか快適。
シェムリアップから一直線にのびる国道を一気に走り抜けます。
ラクチンだったのは舗装路だったから。
街をでたらすぐに未舗装になっちゃうのかなって思っていたのが、意外にもしばらく舗装路が続きます。
地平線まで一直線にのびる道。
いくらペダルを踏んでもぜんぜんすすまないような気がするけども、
無心になってこいでいると、いつのまにかまとまった距離進んでいる。
そんなことを繰り返していたら、、
本番がやってきました。
未舗装路。。
茶色の乾いた土の道がどこまでも伸びています。
これはこれで、壮観。。
かたくしまった土の道はおもっていたよりもずっと走りやすい。
そこここにあるでこぼこを上手にこなして、ちょっとタイヤを取られがちな土の道にさえ
がまんしたらなんにも問題なし。
ただし、
周囲に民家なんかは一切なし。
ただ一直線に道がのびています。数十分走ると集落が見えてきて、またしばらくは道が延々と続く。
休憩がとりたくて集落をさがしているときに限ってなかなか集落にいきあたらなかったりして。。
でもやっと見つけた集落のちっちゃな売店でのむコーラは格別においしかったーー。。。
現地の女の子が自転車で前を走ってる。
あんな女の子がはしってるんだから、街もすぐ近くなはず。
次の街で休憩しようかーーー。。
そんな憶測で彼女達のあとをついていきます。
けれども、走れども走れども集落はみえてこず。
彼女たちはすいすいと砂利山をこえ、ガクガクの悪路も超え。。
おしゃべりをしながらすいすいと進んでいく彼女たちのうしろを必死の形相でついてく男3人。
いよいよ次の街についたのは小一時間ほどたったころでした。
猛者だった。。。
ようやくみつけたちょっとした街でお昼ゴハンにありつきます。
今日の目的地はクラランという街。
あとどれくらいでつくんだろーーっ、もうそろそろかもねーーーて話をしてたら、、、、
ふと皿から視線を上げると、看板に書かれていたのはクラランの文字。
意外とあっさりとついちゃいました。
おそらくは街に一軒しかない宿も簡単にみつかり、
午後はちょっと散歩して、トマトに塩つけて食って、、、
市場を散歩して。。
街の奥には
学校がありました。
立派な門の向こうには草の生えた校庭。
子供達はほとんどおらず、お休みのよう。
枯れ草のまじった草むらの前に木々が一列にうえてあります。
校舎の近くには、子供が二人、ベンチに座っています。
声をかけるとステキな笑顔で答えてくれます。そして英語で話してくれました。
学校で英語を勉強しているそう。
そのまま校舎のほうへ案内してくれます。
そこでは、黒板を使って先生が授業の真っ最中。
生徒たちも真剣そのもの。
でも、僕たちに気付くと、、
外国人はあまりこないんでしょう、
なんだか大歓迎。
授業を中断して教室に招きいれてくれました。
英語の授業中だったそうです。
でもその授業を中断して、クラスみんなで僕の話し相手をしてくれます。。
先生も一緒に。
なんだかすごくうれしかった。。
先生が僕に質問をして、その返答をクメール語と英語で生徒たちに説明します。
生徒たちは、へーとかほーとか。
授業が終わって、帰途につく子供達がふりまいてくれる
満面の笑顔。
別のクラスも同時に授業が終わったらしく、子供達がいっせいに後者からでてきます。
どのコも声をかけるとステキな笑顔をかえしてくれる。。。
この瞬間だけでも、自転車で移動することにしてよかったって思えてきます。
観光地化されてない、クラランの街はとてもすてきでした。
PS 今日とまったのは、クラランゲストハウスという宿。クーラーつきのダブルが8ドル。扇風機のツインが5ドル。
ふたつ借りて、シェアしたら、ひとり5ドル弱。
P.S.
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