村の少年とあったかご飯と。ラオス自転車移動。ドンチャイ⇒ビエンプーカー
2008/3/2
ラオスの朝はとってもはやく始まります。
僕にとっては早朝なのに、皆、すでにもぞもぞごそごそ。
忙しげに荷物を運んだり、台所で料理をしたり。
昼間の風景とはまた一味違った、朝の風景。
緑の上に、うっすら白い布をかぶっています。
靄の間から見える木々は深い緑。
道路の上にもうっすらと白いもやが立ち込めて、
Tシャツ姿の露出した二の腕にからみつきます。
体の中に残っていた、朝に飲んだお茶の温かさがいっきにどこかへさらわれていきます。
ぶるぶる。
いそいで長袖を取り出して、防御態勢整えます。
自分の吐いた息がうっすら白いのを見て、ちょっと驚きます。北の地方に住んでいた学生時代を思い出します。
緑と白の世界の中、道路上には僕一人。
いくつもの峠を降っては登り、上っては降り。
風景画のような世界の中、快調に距離をこなします。
さて、お日様もだいぶ高いところへめぐってきたころ。。
おなかがへってきました。
でも、、なかなか食堂というものがないんです。
昨日もおなじような状況で、、、身振りでゴハンたべたいって伝えたら、、
ニコニコとふくろいっぱいのカオニャオ(もち米のごはん。)をもってきてくれました。
いや、、、うれしいんですが、、、おかずは????
、、、しかたないのでゴハンをおかずにごはんを食べる方式でいただきましたが、
今日はできるならもうすこし味のするお昼をたべたいものです。
おそらくラオスの田舎のほうではあまり外食文化じゃないんでしょう。
食堂らしきところがなかなか見つかりません。
いくつか集落を通過して、、、注意深くあたりをきょろきょろ。
三つ目の集落でようやく発見しました。
テーブルの上に調味料を並べてあって、、椅子まで用意してあるのでまず間違いないでしょう。。
自転車をとめて、、中にいたおばちゃんに、、
「食事できる??おなか減っちゃった。」
と身振りで聞きます。
もちろんだわよーーー!!
よかった。。
食事にありつけそうです。
どうやらメニューはうどんのような麺類一種類の様子。
席に着くやいなや、注文も聞かずにつくりはじめてくれます。
台所はまな板とかまどのシンプルなつくり。
かまどで料理してくれるのが、なんだか新鮮です。
家の前にあつまってきた人たちと会話しながら、さも楽しそうに料理してくれます。
みてるこっちまで楽しくなるような笑顔。
おいしいものが食べられそうです。
いつのまにやら表には7,8人、人が集まっていました。
わいわいがやがや。
ところがこいつ、そんなに辛くなくて、むしろ薄味。
こいめの赤は、トマトの赤だったみたいです。
僕がよっぽどおなかが減って見えたのか、、それともこれがふつうなのか。
うどんを食べていたら、、カオニャオ(もち米のごはん)もだしてくれました。
うどんをおかずに、ごはんを食べる。
うん。おいしいです。
がつがつむしゃむしゃ。
すっかりおなかもいっぱいになりました。
(食堂、こんなところでした。いつのまにかにぎやかになってました。)
午後の部、開始です。
気温もずいぶんあがってきて、またTシャツ姿で自転車にまたがります。
しばらくすると。
また小さな集落に出会いました。
集落の中に小さな坂があって、坂を境に前後にふたつのかたまりにわかれているようです。
その坂にて。
子供たちがあそんでます。
僕に気付くと、サバイディーーー!(こんにちは)っていいながら手をふってくれます。
近づいていくと、わーーーってかけよってきて。
カメラを向けると恥ずかしそうに整列してくれました。
かぁいいんです。こいつらが。
自転車にのって、手を振ってとおりすぎようとすると、、、それぞれ手にもったおもちゃを転がしながら、自転車にまけじとおっかけてきます。
手に持っているおもちゃは、、、自転車のタイヤと、、おもちゃのくるまの車輪のようなもの。
それらを棒で一生懸命ころがしながら走ってくるんです。
競争のつもりでしょう。
僕も、まけずにたちこぎで応戦。
ぶっちぎってやりました。
大人気ないなんて、いわないいわない。
そのあとも、いくつかの村でちっちゃな出会いとちっちゃなふれあい楽しみながら、今日も一日過ぎていきます。
夕方には目的地に無事到着。
今日は昨日よりすこしだけ大きな街です。
宿も昨日よりずっと簡単にみつかりました。
今晩はビエンプーカーという街に滞在です。
一泊25000キップ。
明日はルアンナムターって街まで移動の予定です。
それでは。
1 ■無題
書き出しが本の一説のようだったよ!
それにしても風景や人の表情がほんわかしてていいね(^O^)/
ごはんもちゃんと食べられてるようで、、安心(´0ノ`*)
2 ■無題
> sa-ya さん
うれしいコメント。でもちぃと恥ずかしいやね><
しっかしほんわかしてるでしょーーー!!!
本当。ほんわかなんです。競争やら向上心なんかが至上命題な感のある日本なんかのカタチが最善なんか、、ちょっとかんがえさせられちゃう。