香港で蟹をくらう。

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写真はこちら

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071212

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今日は香港二日目。
午前中は香港島探検に。

香港島にわたって直後におどろかされるのは高層ビル群。
圧倒的に整備された町並みの中を身なりもきれいな人々が颯爽と歩いている。

山なりの地形を上っていくと細かいみちがいっぱい。
そのそれぞれに個性があって、そしてどことなく歴史をかんじさせる雰囲気。
公園や史跡の間をぬって近代的なたてものと下町的なまちなみが交錯している感じ。

ふと小路に入ると路地ではミシンをあつかってなにやら作っている職人気質(なふんいき)の人がいたり、、
果物しぼってフレッシュジュースにしてる人もいる。空気がなにやらほこりっぽいようでいて暖かいようでもあるような。
アップダウンのはげしい道を歩いて新しい辻に着くたびにちょっとした驚きがあるんじゃないか、そんな期待をもちながら散歩することができる街です。

広州、深セン、香港とみてきて、いままで見た都市とも掛け合わせてみてみると、
都市化って個性を失わせる側面もあるのかなーーーって思い始めてたんです。
「発展」してくると、外国資本の企業がいっぱいはいって、どんな都市でも、似たような見た目になる。
今、日本でもどの都市いっても同じような店がいっぱいあるのと同じ。

ただやっぱり個性ある街ってあるんだなって感じたのが香港でした。
広州でも深センでも、ちゃんと時間かけてみつければ残ってるんだろうと思うんだけども、
その度合いの問題。香港は、ああ、香港らしいなーって思えるところがいっぱいある。
なんだか見ていて楽しくなってます(笑

お昼に荷物を置きにホテルに戻ると、ルームメイト発見。
初めておめにかかる方でした。
LIANさんはオーストラリア人で、スペイン在住。家族に会うためにオーストラリアに帰る途中だそうです。
非常にフレンドリーな人で、僕の英語が拙いのもカバーしながら会話してくれます。ありがたし。
ナイトマーケットという夜から開く市場があって、そこに屋台がでるからそこで一緒に食事をしようという話になります。
ちょっと楽しそう♪

と、、、そうこうしてるうちに、もうひとり、ルームメイト登場です。
これがなんと驚くことに女性でした。推定年齢60歳くらい?
西洋の方の年齢はよくわからないので、、、イメージです。
この人がすごいすごい。マシンガントーク炸裂。
こちらの理解力とかおかまいなし。ひたすらしゃべり続けます。すごいなーーーーー、こんなに話すことあるんだなーってなような
ぜんぜん別のこと考えててもお構いなし。
40分くらい話し続けてたんじゃないでしょうか。
ころあい見つけて、ディナーに出てきますっていって抜け出します。

話の一番最初に自己紹介されてたんだけど、完全に忘却。
LIANさんも忘れちゃったそうです。申し訳ないけども彼女のあだ名はマシンガンズに決定。

ナイトマーケット、、、すごいです!
ところせましと店がたちならんで、バッグやらサイフやらTシャツやら果物やら、、、。
あらゆるものがそろいそうです。
一通り物色したあとで、道いっぱいに席をつくってる飲み屋風の店に座ることに。
広い道を結構な範囲で占領してるので広さは結構あります。
その一角にふたりで座ってメニューを拝見。

ふむふむと読み進めると、お隣の席から中国語で声かけられます。
きょとんとしていると、英語で話してくれてやっと意思疎通開始。
彼らは香港に住んでいて、仕事上がりにのみにきたそうです。
「君、香港人かと思ったよ!」っていわれました。謝謝。

結局一緒に飲むことに :D

僕たちが注文した品物が届くまで彼らのつまみをわけてもらいます。
ここでたべたカニ料理がおいしかった~!!!



カニの身に、いろんな香辛料と野菜をまぜていためたものだと思うんだけども、
スパイシーでいて、カニのおいしさがすっごい濃厚で、ビールにもぴったり!

ほかにもカキのふらいやら空心菜のいためものやら失敬してハッピータイム。
そのうちに僕らの注文した品も届いてなかなかに豪勢な夕飯になりました。

周りを見回すと香港独特の猥雑な雰囲気の中で料理とお酒とおしゃべりに夢中な
空間が広がっていて、いかにも楽しげ。



働いてるおばちゃまも心なしかたのしそうです(笑

彼らはAIG(america international group,,,だっけ?)と香港の製薬会社で働いているそう。
なぜか話はもりあがり、食もお酒も進みます。なんの話をしたっけかなーーー。
麻雀は日本のほうがむずかしいルールになってる、とか、香港はあっついだろう。はっはーーーー。とか。。。
すごく雑多なはなし。
数字の数え方も教えてもらいます。
でも北京語と広東語はまったく発音が違います。難しい><

お会計のときも結局いっぱい払ってくれちゃいました。カニ料理とか相当もらったのに、完全におごってもらった形。ごめんなさい。でも、ありがとう。

一通りゴハンを平らげたら、LIANが言います。
「んじゃ、次、どこにいく???」
、、、まだ、飲み足りないそうです。
その香港人ふたりも巻き込んで二軒目にいくことに。。
お店選びは現地の彼らにお任せです。

二軒目のお店はカラオケバーのようなお店。
薄暗い店内にカラオケ装置がどかんとおいてあって、そのまわりにテーブルがいっぱい。

テーブルに座ると、席の上にはなにやら真っ黒なカップとさいころがおいてあります。
ふと見回すとどのテーブルにも同じようにカップとダイスが。
もちろん飲み物用のグラスとは別に、です。

なんだろう。。。
香港の二人組みに話をきくと、、、、香港では有名なゲームに使うそうです。
「lie dice」 
せっかくだからルールを教えてもらいます。
【ルール】
それぞれがカップと5つのさいころを持ちます。
皆それぞれ、カップの中でサイコロをガチャガチャやります。このときカップをふせて、自分でも見えないようにガチャガチャです。
一通りがちゃがちゃしたら、カップの中身をこっそり見ます。人にみられてはいけません。
皆が確認したら、スタートの人(前回のゲームで負けた人)がコールします。
コールの内容は、全員のサイコロの目に、ある数字がいくつあるかをあてるものです。
例えば、、seven six(s) といったら、全員のさいころをあけてみたら、7つ(もしくはそれ以上)、6があるはず!ってことをいったことになります。
ただし、1の目はすべての目にカウントする、というルールなので、全員のサイコロの中に7つ、1と6があるってことになります。
一人目のコールが終わると、二人目のターンです。
二人目はふたつの選択肢があります。
①前の人のコールに異議申し立て。そんなにいっぱいないだろう!といいます。そういったら、全員のカップを開けて確認です。もし前の人のコールがただしければ異議申し立てした人の負け。そうでなければコールした人(前の人)がまけです。
②自分もコールする。この場合、前の人がいった数字よりも大きな数字をいわないといけません。前の人が「seven six」であれば、8以上の数字をいいます。どの目をあてるかは自由に選択可能です。例えば、「eight two」
こうして、だれかが異議申し立てをするまでこれを続けます。
負けたら飲みます。
【戦略】
やってみると、ふたつの戦略があることがわかります。
積極策と安全策。
例えば、仮に自分の目が全部5だった場合、、、、
自分のコールの時にseven fiveと宣言するのは安全策です。自分が五個もってるから、他の人のも合わせると7つくらいはあるだろう。ってな考え方。
積極策の時は、seven twoなんて宣言します。これは、次のターンの人が、「あいつはseven two なんていうくらいだから2をいっぱいもってるだろう。自分のもあわせると2は8つはあるかな」なんて考えさせて自爆を誘う作戦です。
虚実織り交ぜて戦う、、だからlie dice

やってみるとこれがまたおもしろい!
勝負もわりかしすぐについてお酒も進む進む。
売り上げも上がるあがる。どの店でもこのゲームができるようにカップとサイコロがおいてあるそうです。
なるほど、です。

酔っ払ってきたところで、隣の人が話しかけてきます。
なにやら中国語をしゃべりながらたばこを差し出します。くれるって行っているみたい。
あ、僕すわないんで、、、なんてのが言える感じでもありません。
ありがたくもらって、口の中だけでぷはーーー。ふしぎとこのやりとりで仲良くなった気分になれるから人間の感覚なんてふしぎなもの。

結局なんやかんやで宿に帰り着いたのは4時。
なによりかわいそうなのは明日仕事だっていっていた香港ビジネスマンのお二人です。
ごめんなさいね。でも、本当たのしかったです。

それでは。

追伸。
しかし一次会だけならともかく、二次会、三次会の出費は本当に痛かった。
明日からいっそうの引き締め政策ひかないと。。

でも、ほら、貴重な経験だし、、、いい、かなって。。。


今日の出費
地下鉄 8.5
朝食 18
地下鉄 8.5
メロンパン 3
餃子 5
アンコもち 3
夕食@ナイトマーケット 60
二次会のなにやらカラオケできるところ。 100 !!!
3つめ。なんか暗い飲み屋でした。 60
宿 90
合計 356 香港ドル( 5340 円)

    • isur
    • 2007年 12月16日

    1 ■金使いすぎですね
    やっぱり中国沿岸部は結構,都会なんすね
    いい人たちに会えて楽しそうで、よかったです。
    中国人に見えるからって調子に乗りすぎは要注意です!

    • aya
    • 2007年 12月16日

    2 ■あらん
    けっこう豪勢でわありませんか。
    かにかー。いいなー。
    かにか~♪かにかに~♪ええの~。。

    • うやかな
    • 2007年 12月17日

    3 ■無題
    lie dice。おもしろそうだね。しかし、これを楽しむだけの人数が揃うとなると、かなりの数のさいころがいるなぁ。。。

    今日の出費の「メロンパン」が気になった(笑)。かの有名なセ○ンイ○ブンでお買い上げ?? だとしたら、やはり日本で食べるのと同じ味なのかな。気になるわ。

    • Sowelun
    • 2007年 12月18日

    4 ■楽しそ~!!
    楽しそ~。
    私は異国の地なんて行ったら、とってもおびえてしまって、何もできないままになってしまうんだけど、いいねぇーなんかこうハッチャケテルのって!!

    観察力+分析力は、さすがです。

    • cotton
    • 2007年 12月18日

    5 ■無題
    かに、本当おいしかったんです!
    結局あれがいくらだったのかわからなかったのがちょっと心残りですが、、、そんなに高くはなかったはず。
    lie diceは面白いですよー。結構やりはじめると性格でるし、腕のよしあしもでてくる。diceある程度そろえないとできないですけどね。でも2人からでも楽しめる♪

    あ、観察力も分析力も一切ありません。
    英語力もありません。
    まー、旅にでてたらなんとかなりそう。。。。
    http://ameblo.jp/cottonton

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