遺体と対面。不思議な感じ@ハノイ

2007/12/26

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071226

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今日もハノイにおります。
でも天気はどんよりムード。。

朝はもちこたえてましたが、昼に近づくにつれ、霧雨があたりを覆います。

朝しか公開されていないというホーチミン廟に向かいます。

そこには建国の英雄、ホーチミンの遺体が公開されているそうです。。

しばらく歩いてたどりついたそこは、広大な芝生の中に、大きな建物がそびえています。
そしてあたりは兵士たちが厳重に警備。芝生にはいろうものなら、軍服姿の兵隊さんにすぐに注意されてしまいます。

広大な敷地のいたるところに兵士さんが立っていて、そのすぐうしろには大きなベトナム国旗。
なかなかに壮観であります。


荷物をあずけ、ボディーチェックを終えると、係りの人に案内されて建物に入ります。
中にはいたるところに直立不動の兵士さん。
赤い廊下を歩いていくうちになんだか厳粛なムードがただよってきます。

ついた部屋には横たわる老人の姿。
ホーチミンです。

あたりは静寂に包まれて、警護の兵士さんは微動だにしません。
僕の前のペアが小声で話しをしていると、すぐに兵士さんがとめに入ります。
「聖なる」場所なんでしょう。。。

兵士に守られているのか、、、
兵士に見張られていまだに眠ることができないのか。。
実際のところ、どちらが本当なのかよくわかりません。

ホーチミンの傍らに立つ、完璧に無表情な兵士たちの顔が、まだあどけなさを残していたのが印象的です。

ホーチミン廟を出ると、そのまま隣にある、博物館を見学します。
ホーチミンが執務をとっていたといわれる部屋や、使っていた車なんかが展示されていて、、、へーーーー。
でも、一番興味深かったのは、、、ホーチミン廟のすぐ裏、同じ敷地内にはずらーーーーっとならぶみやげ物屋さんの列。。

あの厳粛さはどこへやら。完全に観光地化しています。
不思議ですねーーー。あれだけ厳重に宣伝塔にしたてているのに、これじゃ一気に「聖なる」雰囲気、霧散しちゃいます。
なんだかちょっとした不思議さ感じた瞬間でした。

、、さて、一度宿に帰ることにします。
しかしあたりは雨。
歩いて帰るのもしんどいので、バイタクを使うことにします。
実はバイタクを使うのは初めて。

すぐそこにたむろしてる運ちゃんに、行き先を告げます。
50千ドンが彼の言い値。
でも、昨日のあやしいガイド君から大体の相場は聞きだしています。
「20千ドンじゃないと、乗らない。歩いてかえるやーー。」
しばらく、30やら25やらの値段を提示されますが、僕は20の一点張り。
これで結局、20で合意。
相場きいておいて、、、よかった。。。

雨のハノイはいつもとはちょっと違った表情を見せます。
いつもは道端いたるところに机と椅子が出ていて屋台的に営業しているのが、さすがに雨の日は閉店。
いつもより通りはすっきりしています。
斜めにふりそそぐ雨の中、バイタクは疾走。もちろん交通ルールなんてどこ吹く風。
ああ、雨の日のバイタク、結構こわいです。。。

無事かえりつきました。シャワーをあびてゆっくりするも、どうも雨だとテンション下がり気味。
湖わきにあるコーヒー店でベトナムコーヒーを堪能しながら、日本からもってきた小説でもよむことにします。
優雅優雅♪

コーヒーは、カップの上に抽出器がのった状態で出てきます。
そこに入っているお湯が全部落ちたら、飲みどき。。
ぜんぶおちるのを待ちわびます。

ついにできあがったそれは濃厚そのもの。
あまーいコンデンスミルクとあいまって、絶妙の味わいです。
普通のコーヒーとはまた別の飲み物ですね。
雨の降る町並みを見下ろしながらゆっくりコーヒーを楽しむ。。。
なんだか贅沢しちゃっています。

こういうのも、ありですね。
さて、のんびりしてたら今度は夕飯の時間です。
今日もハノイのフォーをいただきます。

フォー、お店ごとにまったく味がちがうんです。
まず具からしてぜんぜん違う。
今日のフォーはなんだかぱりぱりした食感のなにかがはいっています。
味もさわやかで、すごくおいしい。

ベトナムはフォーをたべあるくだけでも楽しめてしまいそうです。

さて、今日はフエへ移動する日でもありました。

宿を引き払って寝台列車での移動です。

(ハノイの宿はこんな感じのところでした。清潔で快適!litte hanoi という宿です。一泊3ドルってのもうれしいです。)

チケットは前日に買っておきました。ああ、俺って準備がいい。。。。。

しかしチケットを買うときに驚いたのは、、、割り込みが普通なんです。
おじちゃんだけでなく、おばちゃんも、若いコもみんな、ナチュラルに割り込みます。
おお。唖然。
自分の番を死守するために、まわりからの侵入をガードしながらまたなければなりません。ちょっとした戦いです。
そして、チケットを売っているだけなのに、なぜかとっても時間がかかります。
僕の前のひとなんて10分はなにやらやりとりしてました。
切符にそんなに種類ないと思うんですが、、、、。

そんなこんなでゲットしたチケット。フエまでの寝台で2500円相当。
3段ベットの一番上なのでなんぼか安かったようです。
バスに比べると割高とはいえ、寝台列車というひびきはなんとも魅力的です。

23時出発の電車。
時間を待って乗り込みます。
中はきつきつの部屋に3段ベットがふたつ。
同室はオーストラリア人の家族でした。
ベトナム語がわからない僕のために、朝食の注文なんかをかわりにとってくれます。
こういうの、ありがたいです。
一家でベトナム旅行中。奥さんがベトナム語をしゃべれるようです。
少し談笑していると、お子さん(20歳前後?)がおもしろいことを話してくれました。

ハノイで小さな子供に食事どころにつれていかれたそうです。
小汚い食堂で、安いよーっていわれて飲み食いしたけっか、ひとり60ドルを請求されたそう!!
60ドルは法外です><;やっぱりハノイでワナにかかる人、いるようです。

寝台列車の夜は早くふけていきます。
早々にあかりがきえて就寝モード。
明日のあさはフエに到着です。

楽しみ、楽しみ。。。

    • mg
    • 2007年 12月31日

    1 ■無題
    フォーーおいしそうっ!
    コンデンスミルクたっぷりのコーヒーも飲んでみたいかも。。
    なんか食に恵まれてる旅だねー。

    • cotton
    • 2007年 12月31日

    2 ■無題
    そうなのですー♪
    ベトナムはたべものがおいしい!!
    結構、しあわせになります。さわやかな味だしねー。
    パクチーきらいでなければ、ベトナム食はぜったいおすすめー♪
    http://ameblo.jp/cottonton/

    • yossi
    • 2007年 12月31日

    3 ■レモンをいれるとこが
    フォーのおいしそうなところ。
    ところで乗ってるお肉が少し生に見えるのは目の錯覚?
    井の頭公園にベトナムコーヒーでも飲みにいってみようかな。

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