20071229 フエで船と子供と皇帝廟と。
2007/12/29
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写真はこちら。
http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071229
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今日は早朝からフエの街を流れる川くだりツアーに参加することにしました。
街の南部にある皇帝廟を訪れる旅です。
参加料金は5ドル。
皇帝廟への入場料は別途かかりますが、一日のアトラクションとしてはとっても安い。
昼食付です。
宿までバイクで迎えにきてくれます。
バイクにまたがって一路、船着場へ。
でも、その船着場で失敗してしまいました。
フエの街はとてもあったかいんで、半ズボンで行動してたんです。
当然バイクにのっているときも半ズボン姿。
バイクからおりるとき、不用意に右足からおりたのが失敗です。
充分あったまったマフラーで右足を火傷。帯状に赤くなっております。
時間がますほどに痛くなる火傷あと。あーーーー、不用意だたーーーー><;
さて、気を取り直して船に乗り込みます。
船には20人ほどの乗客。
木造の船ですが、中は充分な広さがあります。
スタッフたちは家族経営なんでしょう。。子供たちまで乗り込んでいます。
15分ほどで乗客も皆そろい、いよいよの出発です。
20前後の青年が床下に入り、エンジンをかけます。
船自体がゆれるかのようなエンジン音。
船はゆっくりと進み始めます。
街の中心を抜けると、ゆったりとした川の流れとゆったりとした田園風景。
川幅は広く、土色ににごっています。
ところどころに小さな船が停泊していて、船体をあらっていたり、船の間を小船で荷物をわたしたり。。。
ゆったりとした川の流れを眺めていると、いつのまにか最初の目的地へたどりついたようです。
喜び勇んで船をおります。
するとそこにあったのは、、、、昨日みたお寺です。
そう、昨日自転車できたのと同じルートを船でわたってきたんですね。。
一度みたところだったので、今回はあまり時間をかけずに一回り。
船にもどります。
船には、英語が話せるガイドさんが一人と、そのご家族と思われる、お母さん、お父さんと子供ふたりが乗っています。
中学生くらい(?)の子供のほうはあちらで梶をきっていたかと思えば、こちらで皆にお水を配っていたりと、完全に戦力。
もうひとりの小学生低学年くらいの子供のほうはまだ仕事はできないらしく、ちょろちょろと遊びまわっています。
この小さいほうの子供とちょくちょく目があいます。
ちょっかいだしてみると、ちょろちょろと陰にかくれます。
でもまた出てきて目があいます。
今度は彼が棒をもってきたので、大げさに怖がってみると、きゃっきゃ笑ってくれます。
あー、かわい。
次の目的地まで彼にあそんでもらいます。
彼が一番きにいってくれたのは、彼がリモコンのボタンを押すと僕が変な動きをする遊び。
毎回違ううごきをしないと満足してくれません。
大概疲れてきたあたりで次の目的地に到着しました。
今度は船着場から少し離れたところに皇帝廟があるそうです。
そこまでのバイタク料金もツアー料金の内。
あまり人が住んでいる気配のしない森の中を5分ほど走ります。
チケット売り場で55千ドンを支払い中へ。。。
中にはいってすぐに見えるのは静かな水面の美しい池です。
そしてその池を取り囲むかのように木々にうもれたような、しかし立派な建物が立ち並んでいます。
池にせり出すようにして建てられた建物では、皇帝が執務をとっていたそうです。
皇帝が横になって、考えをめぐらせ、それを家臣たちにつたえていたとか。
こんなにきれいで静かなところで政務をとっていたのならなんてすてきなんだろうと思いましたが、、、
当時はにぎやかなところだったのかもしれませんね。
曇り空なのも手伝って、あたりは本当に静かな雰囲気。
森の中でさえずる鳥の声が印象的です。
他の観光客の集団にすこし距離を置きながら静けさを楽しみます。
精巧につくられた塔の前には文官と馬、それに象などの石像が立ち並んでいます。
永久に皇帝につかえるために石でつくられたんでしょうか。
静かな、静かなたてものでした。
皇帝も一緒に眠っているんだっていわれても不思議じゃありません。
さて、あっという間に滞在時間の1時間はすぎてしまいます。
船にもどります。
船では先ほどの子供が手を振りながら向かえてくれます。
うれしいですねー。
一行は次の目的地は向かいます。
が、、ついたそこは22千ドンをはらって入ったにしてはあまりにも小規模。
さきほどの皇帝廟で感じた荘厳さも静けさも、まったく感じられません。。
早々に船に戻ります。
そこには食事の準備がしてありました!
朝ごはんをたべる暇がなくて、おなかがぐーぐーいっていたところです。
うれしい!
白米を主食に、ビーフンや野菜の煮付けのようなおかずなんかが並びます。
いずれもおいしい♪
ごはんはとりわけ方式で、皆、すこし遠慮がちに自分の分を取り分けます。
でも残りがすくなくなってくると、おばちゃんが継ぎ足してくれました。
安心しておなかいっぱいゴハンがたべられます(笑
さて、おなかがいっぱいになったところで、また船は走り出します。
川の上ではさまざまなかたちの船が行きかっています。
川の流れをみるのも少し疲れてきたころ、、、また先ほどの子供とあそぶことにしました。
こんどのおもちゃは僕のデジカメ。
彼をうつしてあげて、画像をみせてあげるとおおよろこび。
自分でつかってみたくなったようです。
僕のカメラをしきりにせがみます。
しっかりとストラップを僕がにぎった(彼が手をはなしても落ちないような)状態で、彼に使わせてあげます。
新種のおもちゃを手にした彼はパシャパシャパシャパシャ。
手当たりしだいに撮影していきます。
近くを船が通ったら、すかさずかけよって、ぱしゃり。
船内ではおかあさんをうつしてみたり、お父さんをうつしてみたり、はたまた他の旅行者を写したり。
そうしていたら今度は少年のお兄ちゃんもよってきます。
彼も同様に興味をしめします。
今度は彼が使う番。最初の少年よりも大分年上なのもあって、カメラの使い方もすぐに覚えます。
カメラのズームなんかも使いこなしながら、上手に写真をとります。
言葉はまったく通じないものの、共通のおもちゃがあれば、大概、したいことはわかります。
彼ら兄弟、しばらくこいつに夢中。
この兄弟との戯れが楽しかったのと、雨がふりだしてきたのもあって、船をおりるのが面倒くさくなってしまいました。
結局、あとふたつ、遺跡にたちよったのですが、どちらも中までははいらないことに。
子供たちと遊んですごします。
一つ目の、すばらしい皇帝廟を見られたので、よしとします。
船の中でベトナムコーヒーをいれてもらい、子供たちと戯れながらゆっくり飲みます。
結構快適。
途中、船着場で皆が遺跡を見に行っている間、隣に停泊していた船からベトナムの方がこちらの船に乗り移ってきました。
そして旅行者では唯一船にのこっていた僕に話しかけます。
今、英語の勉強をしているそうで、話し相手をさがしていたそうです。
僕も時間はたっぷりありますのでお話します。
しかしベトナムの方は本当に勤勉な人が多いです。宿でも日本語を勉強しているスタッフはいっぱいいますし、
英語が話せる人もいっぱい。
時間があまりなかったので、あまりいろいろなことをはなせたわけではなかったのが、残念。
船の出発を控えて慌しくメールアドレスの交換をして別れました。
丸一日にわたったツアーもそろそろおわりに近づいています。
船は帰途につきます。
しかしここでひとつアクシデント。
エンジンがとまっちゃったんです。
たぶん問題ないよーっていってるガイドさんですが、
乗客たちは、、、「たぶんって、、、、」。。。
床板をはがして、上着を脱いだ兄ちゃんがエンジンをなおしに行きます。
若干不安になりながらの10分後、エンジンは見事に復活。
さすがですね。
そんなこんなもありましたが、無事、船着場に到着。
今日一日あそんでもらったお礼を言いに、さきほどの少年のところにいくと、、、
なんだかぶすくれています。
さみしいっておもってくれてるのかもしれません。
いくらバイバイって手を振ってもブスーーーってしてます。
寂しいって思っててくれてるのならうれしいような、、、でもやっぱり悲しいような。
でも今日一日たのしかったのは彼のおかげ。
せいいっぱいありがとうをいって別れます。
バイバーイ
※追伸。
夜、宿でメールチェックをしていたら、宿のスタッフからPCを貸してくれないか?とのお願い。
はなしをきくと、彼はスカイプをつかいたいのだそうです。でも宿のPCだとスカイプがうまくうごかないのだとか。
そしておどろいたのは話をしたい相手は日本人のガールフレンドなんだそうです。
おお、インターナショナル。。。
ちょっと、おお、、っておもったんで、追伸です。。。
※追伸2。
宿のベッドは蚊帳つき。
ベッドの四隅に角材がくぎでうちつけられてあって、そこに蚊帳をはります。
蚊が多いんです。
でもこの蚊帳、、、夜中に気付いたんですが、穴があいてるんですね。
あの、独特の羽音を耳元できいて、バトル開始。
とりあえずはそいつを倒したあと、穴を修復して、蚊帳を貼りなおして、ようやくなむりにつきます。
あー、眠りがあさくなったんで、、、追伸二つ目です。
今日の出費
ドラゴンボートツアー 80 (5ドル)
皇帝廟入場料 55
皇帝廟入場料 25
昼 0 (ツアーにふくまれる)
サンドイッチ購入 5 ベトナムにはほうぼうにフランスパンのサンドイッチが。うまーーーい♪
夕食 23
宿 40
合計 228 (1695円)
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