遺跡の町のちっちゃな楽園
2008/2/13
柔らかい風が全身を包み込みます。
這うようにのびたツタの間からは、一面のバナナ畑とさらにその奥に佇む大きな湖みえます。。。
耳の奥にやさしく入り込んでくる、鳥の声、風の声。。
籐でできたゆったりとした寝椅子は、傍らにおいたコーヒーの香りと一緒になって全身から力を奪っていって、、、、。
、、、すぴぃ。
あ”ーーー、快適です。。。
今日はカンナーン・ペッという街に滞在してます。
せっかく遺跡の街にきたのだから、遺跡めぐりをしようと思って連泊決定。
ところが、いざ出発しようとしたときに宿のオーナーから、
「ウチの農園に一緒にいかないか?」
誘われました。
オーナーはなんだか世話好きのおいちゃん。
せっかくなんでそういうトコにいくのも面白いかなーと思ってついていくことにします。
ひっぱりだされてきた車はいかにも年季の入った、ミツビシ車。
30年も使ってるそうです! 、、、
日本車は丈夫だーーーってしきりにほめてくれました(笑
ガタゴト道を揺られること30分。カンボジアの道を思い出しました。
ついたそこは、広大なバナナ農園。
その片隅にはゲスト用の建物がありました。
オーナーが作業している間、そこらへんで待つように言われた僕。
冒頭の記述はそのときの状況です。
いや、本当に快適なんです。
大自然の中(人の手が加わった自然ではありますが。)、そこに溶け込むように建物があって、それを満喫するために考え抜かれた設備がある。
ゆったりとした時間と、オーナーとののんびりした会話。
遺跡はめぐれなかったけれども、ひょっとするとそれよりもずっとステキな時間だったかもしれません。
(オーナー)
あぁ、のんびりしてしまいました。
、、オーナーは自分の手で、この農園にゲスト宿泊施設をつくっているそうです。
建物作って、内装作って。。
すべてを自分の手でやる。
だからこその愛着も湧いてくるし、なにより完全に自分が理解していることが好ましい。
そう言っていました。
ゲストハウスの経営の傍ら、農園運営と、新たな宿泊施設作成まで手がける。
きっと、やらないといけないコトはいっぱいあるはずだけど、オーナーはそれを微塵も感じさせません。
働くことと生活することが、自然体でひとつになっている感じ。
いい意味でオンとオフの境目が無いように見えます。
農園のすばらしさを得意げに自慢するオーナーの笑顔を見ていて、
こんな働き方もステキだな、、、そう、思いました。
P.S.
上記の宿泊施設の写真です。
1 ■規模がちがうね!
なんだかあったかそうだよね。
日本は今とっても寒いよ~~。
2 ■無題
>Sowelun
そーなのさ。タイ、あったかいよーー。
半そでTシャツが普通。
山間部はいって初めて長袖Tシャツの出番。
日本で雪ふってるなんて信じられませーーん><