虎跳峡と捕鯨と。
~~駄文がながーーくなっちゃった。読んでくれる皆様、ゴメンナサイ~
2008/4/10
昆明からおよそ10時間。
夜行バスにゆられてゆらゆらゆら。
麗江という街に滞在しています。
ナシ族という少数民族の王都があった街。
京都のようなきれいな街並みがキレイに残っています。
土の色をキレイに残した土塀と、そこにかかる、赤い提灯。
土塀の角をちょいと曲がったら、どっか別の世界にピヨンってジャンプできそうな。
そんな、ぼぁっとしたステキな雰囲気。
石畳でつくられた道の左右に茶色い木造の家がならびます。家の裏には石でつくられた用水路にキレイな水がながれて、水車がくるくると回っていたりします。
優雅。
ベトナムのホイアンに近い雰囲気かもしれません。
ただ、よくも悪くも、完全に観光地。
中国人にも有名な観光地らしく、中国人観光客もいっぱいいます。
と、、いうよりも、すっごい人ごみ。麗江古城とよばれる区画の中心部は人の海を泳ぐようにして前に進みます。
街には観光客向けのお土産やさんが列をなして。。。
これも京都やホイアンの雰囲気と一緒ですね。
さて、この麗江近くにある虎跳峡というところにいってきました。
麗江から3時間ほど悪路をバスにゆられてほろほろほろ。
ものすごく急な谷を挟んで、左右に切り立った崖がせまっています。
その昔、虎が飛び越えたからその名前がついたとか。
まぁ、絶対無理ですね。虎が飛び越えるの。
崖の側面にはりつくようにして建っている家々。
よく、こんなところで、生活しているな、とびっくりしてしまします。。
馬と羊とヤギと人間。
白い雪を湛えた山々に囲まれて、農業と放牧で暮らしているんでしょう。
大きな大きな山に囲まれた静かな空間。
朝日の昇る風景は、なんとも神々しさにあふれています。
と、こんな感じでトレッキングはとってもキレイだったんですが、それはそれ。
今日はちょっと違うことを書いてみます。
山歩きは同宿のイスラエル人と一緒でした。
歩きながら、いろいろなことを話します。
特に多かったのが政治向きの話。
can I ask hard question??
(結構きっついこと、きいちゃっていい??)
彼はそういって切り出します。
・捕鯨問題
・北朝鮮問題
・靖国問題
・憲法改正問題
・南京大虐殺
いやー、いろんなこと話しました。
印象的だったのが捕鯨問題。
というのも、他の問題に比べて、日本内での関心が低いにもかかわらず、外国人にはよく聞かれます。
そのギャップがおもしろい。
さて、この捕鯨問題。
絶滅が危惧される、とっても賢い動物の鯨君を取って食べる文化をやめようとすしない日本って野蛮なんじゃない!?
鯨なんて食べなければいいのに!!
という風に思われているようです。
みなさん、どう、思われます??
海外旅していると、日本に関する話題で、政治に関係することもよく質問されます。
~~~に関して、どう、思う??
日本にいるときよりよっぽどそういう話題について考えさせられます。
これもまた楽しい話。
(実はこの次の日、別の韓国人ともいろんなお話をしました。日本首相の靖国参拝はやっぱり不快だ、とか、韓国内では「太陽政策」は大不評だ、とか。韓国ではキリスト教がひろまったのに、日本では広がらなかった不思議とか。勉強になったーーー。これについてもまたいつか書いてみます。)
と、ここではとりあえず、そのときイスラエル人に話したこと、書いてみます。
ひとつ、誤解なのは、日本で広く鯨が食べられていると思われていること。
このイスラエル人、ペレグ君はそんな印象もってなかったようですが、以前にはなしたオーストラリア人はそんな風におもっていたようです。
日本人、みーんな鯨好き的印象。
本筋にあまり影響ないかもだけど、ちょっと誤解です。
さて、本題。この議論が混乱しやすいのは、鯨がかわいいとか、賢いとか、そういう理由で捕鯨を批判する意見があることだと思います。。
かわいいから食べちゃだめって、なんだかナンセンス。、、、ベジタリアンにでもないかぎり批判される理由はなさそうです。
ブタ、牛、他の魚は食べてよくて、鯨はだめっていうのはちょっと不思議だもの。
となると残るのは、絶滅危惧種をたべるなんてヒドイっっていうお話。
コレに関しては、当然ながら絶滅が危惧されるなら食べるべきじゃぁないですね。
ポイントなのは、絶滅が危惧されているかどうか。
危惧されてないなら、いくら賢くても、いくらかわいくても、旧来の食文化つづけてもよさそうです。
となると、議論はいたって簡単。
統計的に鯨が増えているのか減っているのか。絶滅危惧種なのかどうか。
これだけなんじゃないかな。
増減については、ネット上はいろんな情報がながれていますが、信頼できるデータはどっちなのか、僕はよくわかりません。
ただ、統計データさえあれば簡単に答えがでそうなことなんで、あんまり議論にすらならないと思うんだけどなぁ。。。その統計データ自体にも議論があるのか??
これだけ海外で話題になっているものが日本国内であまり話題にならないっていうのは、どっかで作為的にお話が捻じ曲がっちゃってるような気もします。
「野蛮な日本人」っていうイメージがわかりやすいから、海外マスコミに謳い文句的につかわれているか、、もしくは日本国内で、捕鯨による鯨への影響についてあまり知られないように報道時に考慮されているか。。
こんなこと、話しました。
でも、、捕鯨問題に限らず、日本のことなのに、知識も理解が、たりない。
文化やら政治やら、もっともっと知りたいなーー。感じたいなーーー。
ペレグはこのあと、イスラエル問題についてどう思うっていう問いに対して、、一時間以上にわたって、ユダヤ人の歴史と建国からの変遷を交えて話してくれました。
僕は太平洋戦争についてこんなに語れない。
深い渓とどこまでも蒼い空を見ながらの青空教室。
なんでだろう。ちっちゃいトゲがささったみたいな、チクチクする焦燥感、感じました。
1 ■この光景は・・・
麗江の街の写真は、なんか「千と○尋の×隠し」を彷彿とさせるねえ。
ココカラはcottonくんの長文に対抗して(?!)、長コメントを。。。(^皿^v
日本という国は、一介のワカモノが政治や経済について熱く議論すると、
ちょっとアヤしい団体と関係しているんじゃないか
とか、
微妙に(大いに?)オタク入ってる・・・
とか、何にせよちょっと引かれる感じよね。
それは、過去の全共闘時代とかへの揺り返しの大きさゆえかもしれないし、
生まれた時から自由を謳歌してきて、ハングリー精神なんかが少々足りない(と言われる)世代だからかもしれない。
あるいは、
宗教的素地が弱い、といわれる国民性も影響しているかもしれないし、
もはや意地の張り合いのようになってる政治の場が人々を幻滅させているからかもしれない。
理由を論えば、いくらでもエクスキューズはできるけど、それって責任転嫁でしかなく、状況が好転するわけでもない。
どちらにしても由々しき事態であることには変わりないよね。
何もシュプレヒコールを唱える必要はないし、マルチに語れる必要はない(語れれば尚よいんだろうけどね)けど、自分の中にひとつ、ブレない規準を持つことは必要だよね。
「自分には何が語れるんだろう?」って疑問を持つきっかけを与えてくれた旅の友に感謝だね。
・・・それにしても、この絶壁はいったい。。。
高所恐怖症の私には、こんなところにも人間が生活してるなんて信じられないよ~
http://ameblo.jp/uyakana/
2 ■無題
>うやかな さん
そーなんです!自分の語れる軸ってとっても重要。それさえあれば、それぞれの国ごとに語られる、それぞれの見方を聞くことができそうですー。
でも、日本でももっともっとこういうこと語る機会あってもいいなーーって思ったり思ったり。
麗江のまち、きれいですよねー。だい、すきです。
http://ameblo.jp/cottonton/
3 ■無題
ベトナムにいたとき、ベトナム人と飲んだんですが、
「アイ ラブ ジャパン ビコーズ ジャパン ハブ ストロングヒストリー!!ベトナム トゥー!!」
と言われたときに、稲妻が走りました。自分の国が好き!なんて、こんなに胸張っていえるのか!と。かっこいい!と。ストロングヒストリー!!
自国の歴史を肯定していること、他国からの旅行者にはっきりと言えること。大事なことだと思います。
っていうか、旅行してて、他国の人間と会うと、たいていみんな自国大好きですよね。
わたさん、そのままですね。黄色いTシャツ見て、ほっとしました。笑
4 ■無題
>けんどー くん
はろー♪ほんとう!自分の国スキっていえるのってとっても大事だと思う。
なしょなりずむとか、愛国心とか、そういう言葉でこういうの忌み嫌われちゃうことあるけど、絶対じゅーよー。
笑。かわってないかーー。なんかこめんとみて、俺もなつかしくなった。
あ、、そういえば、、けんどーくん好みのブログパーツ追加してみたさ。
http://ameblo.jp/cottonton/
5 ■捕鯨ねぇ
北極鯨を絶滅すんぜんまで追い込んだのはイギリスだし、
欧米での捕鯨は、必要な鯨油をとったら肉やら骨やらは海に捨ててました
日本での捕鯨は、肉から骨から無駄なく使用してました
むしろ、最近、ハクジラ亜目のヨウスコウカワイルカを絶滅させた某国のほうが酷い!
ヨウスコウでわかりますよね、どこか、
現地名バイジーてイルカ
可哀相に
某国と言えば、過去の先進国の失敗。
日本などの公害とかね、
それは既に解決策があるのに
公害まで真似しなくても…大気汚染に廃水垂れ流し
解決策もちゃんと真似てくださいて感じ