砂のなかのテントっぷり。
2008/4/28
砂がもうもうと舞う中にひっそりと家々がたちならんでいます。
その茶色の風景がなんとも哀愁をさそいます。。
でも同時に力強さも感じられて。。。。
さて、時刻は夕方6時半。
今日の目的地、星星峡まではあと30キロを残すばかり。
でも横風が強くて毎時10キロほどしかスピードがだせません。
目的地到着は9時半!???
ものすごく広い中国なのに、国内に時差をつくっていないため、結構西にあるウイグルも日本との時差は一時間。
だから日没は結構遅い時間なはず、、、とはいってもさすがに8時ころには日没になるはずです。。
行くべきか、行かざるべきか。
それが問題だ。。。
「まぁ、、やってみっかな。」
と、、いうことで野宿することにしました。
バックパックには先日買ったテントと寝袋、それに調理器具なんかもくくりつけてあります。
いや、、つかってみたかったんだよね♪
道の脇に適当にくぼ地を見つけて、テント設営に入ります。
テント設営なんて初めてってのに加えて、強烈な風が邪魔します。
びゅんびゅん風にあおられちゃってテンヤワンヤ。
「あれ、、こっちが上か、、いや、こっちが上か!」
ようやく上下見定めたと思ったらせっかく打ち込んだ杭が風の重さに耐えかねて脱走しちゃったり。。
しかもやっとこさ設営終えたとたん、風がぴたっと止むこの憎らしさ。
本当、ぴたっっと。
さっきまでの風がうそのよう。
嫌がらせかしらん。
気を取り直して、、
風もなくなったことだし、、夕飯の支度です。
成都で買ったバーナー君はガソリンで動きます。
ガソリンならどこでも手に入るから便利べんり♪
火力大きくして、、、一気にお湯を沸かして。。。
熱々のお湯でインスタントラーメンとお茶を作る。
こういうところでつくって食べるご飯ってなんでこんなにおいしいんでしょーーーー。。
(インスタントラーメン煮込んだだけですけど。。)
あたりは砂の煙幕も晴れてようやくすっきりみわたせるようになりました。
遠くに見える岩山が、象さんにみえるなーーー
なんて考えながらラーメンすすります。
うれしい。。
実は、こういうキャンプ、憧れだったんです。
子供のときから、、いいなーーーって思ってたのに、、いままでなかなか機会をみつけられず。。
ようやく、達成できました。
一度もやったこともないって、不思議。
自分の中で恐れとか憧れとか勝手に増幅しちゃって、、ひとつの壁をつくっちゃう。
いままで、僕の中でキャンプってそういうものの一つでした。
すごく楽しそう。でも、「難しい」んだろうなーーーー。。って。
ようするにビビッちゃう。
でも、実際やってみたら、どんなものかわかります。
やっぱりすごく楽しいってこともわかるし、それ以上でも以下でもないってこともわかる。。
ビビリが無くなる。
「やってみる」って大事だなーーーって思います。
今回の旅、いろんな「初めて」をとっぱらうことができました。
バックパック旅行それ自体もそう。
自転車旅行もそう。
キャンプもそう。
紙を使わないトイレなんかもそう。(東南アジアは近くの手桶から水をパシャっとな。)
ほかにもいっぱいいっぱい。。
ありがたい、、時間だなーーーー。。。。
補記1
この夜、、めちゃめちゃ寒かった。。深夜になってまた吹き出した強風でばったばったとあおられて隙間風がぴゅーぴゅーぴゅー。
風さえなけりゃ、、なーーーー。。。。
補記2
日本にいても、勝手にビビッちゃってること、いっぱいあります。
やったことがないから。。。
帰ったらチャレンジしてみよっかな
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