馬。
2008/6/7
首都ビシュケクから東へ約150キロほどいったところに、湖があります。
大きな大きな湖。
ウスク湖といいます。
世界で二番目に透明度が高いといわれるその湖水は空の青色を溶かし込んだような不思議な青色をして、ゆったりと凪いでいます。
あたりが暗くなりはじめたころに見たためか、、空と湖面の境目がわからないくらいの一体感。
不思議な景色です。
この周辺の山を少し歩きました。
アルトゥン・アラシャンと呼ばれる山の周辺。
高級な絨毯のようになめらかな緑色をした草原のすぐ向こうにはびっしりと寄り集まったもみの木の大森林。
もみの木は、いますぐにでもクリスマスツリーにつかえそうなきれいな円錐型を規則正しく山肌に飾り立てています。
さらにおくに控える、、目に付き刺さるような白さの、雪をたっぷり蓄えた山々。
、、、どーんと。
これみたら、、山を神聖なものとする山岳信仰というものにも納得してしまいます。
なんか偉大な何かが住んでいそうな気がしますもん。
周辺には遊牧をしてくらす人々が住んでいます。
広大な緑の絨毯の上に散らばる、白い、斑点。羊です。羊がのそのそとあるく、そのすぐ後ろを牧羊犬と、羊飼いが続きます。
フエの音でもきこえてきそうなゆったりとした空気。
ムーミン谷が本当にあるなら、こんな感じのとこだろーなーーーーと。
、、、
この谷に暮らす人は、よく馬に乗っています。
どんな道でも走り抜けることができる、万能っぷり。
段差も、雑草も、、、小川も岩もなんのその。かっかっと優雅な音たてて進みます。
馬。
なんともりりしいです。
ロバやらくだなんかの家畜類も移動用に使っているのも見ることがありますが、、
やっぱり馬が一番かっこよく見えます。
大柄の体と、、、いかにも無駄の少なそうな、隆々と盛り上がる筋肉。
いい。。。
カシュガルで、ロバや馬が買えるマーケットにたちよったのが3週間ほど前のこと。
そのとき、馬を買おうか、ちょいと迷いました。。。（もしくはロバでも。）
でも、素人が世話して、病気にさせてしまったり、死なせてしまっては、かわいそう過ぎるな、、、と思い、断念。
でも、、やっぱり憧れはあります。
動物といっしょに進む、旅。
、、、、、
最近一緒に行動しているT君と一緒に、山道を歩いていると、、、草原の中から馬にのったおじちゃんがこちらに近づいてきました。
なんでしょう。。。。
彼は
すぐ近くによるなり、、、
「たばこ、くれないか？？」
身振りでそう示します。
わざわざ、たばこのためにこっちにきたようです。
T君が一本タバコをさしだすと、、、さもうまそうにくゆらせて、、笑顔をみせて、、、一言礼をいって、、、、
ドンと馬の腹をひとけり。
高らかにひづめの音を響かせながら、緑の絨毯の向こうに消えていきました。
かっちょいいわーーーー。
<補記>
ネットおそくて、写真あげられません><;;
どっかでもちょっとはやいとこみつけたら、、写真あげまーす。
1 ■無題
旅の途上で知り合った人に聞いたんやけど
「象ほど悪路走破性に優れた乗り物は無いよ」
だとか。ズブズブの泥濘地だろうがなんだろうが、どこでもずんずん進んでいくんだと。
んでロンプラである州に世界最大の家畜市が年１回行われて、そこでは象も買えるってさ。でも象すら先駆者はいてるみたい。とある西洋人がぞこで象を買ってインドを旅して本を出したって、それが「象と歩いたインド」
「『象と歩いたインド』が最近の象使いの必読書となっている」ってロンプラに書いてあった。歩き方には絶対マネできない言い回し方。
パッカーからしたら「チャリ旅すげえ」なんて思ってしまうけど、上には上が（この場合の「上」とは困難さ）いるもんで、ロバと一緒に南米旅した人の記事も読んだ事あるわ～。前回の旅で懐にかわいい子ヤギ入れて旅してた西洋人が居たぞ。
ちなみにロバ、ただ歩き旅で荷物背負うのが嫌になったから買ったって。旅の終わりに手放して、後にそのロバに会いに行ったらすげえ逃げられたとか。「共に進む」なんてことはなく、ただロバにとっては苦痛でしかなかったんやろう。
犬とかがええね、相棒は。
2 ■無題
>ばんぐらさん。
おおお。。。
ぞう!!
そりゃちぃとおもいつかなかったっす。。はんぱねーー。。。
たしかに、悪路走破せい、たかそうですねーーー。
馬でもちゅうちょするような段差も、象のきょたいなら、らくちん!???
ただ、下り坂にかぎっては、うまのほうがいいかもしれないっすね。
ぞう、おもそうだもの。
しっかし、世界中のたびびとたち、、よう、いろんなことしてますねーーー(笑
もう、[はじめて]なんて、めったなことじゃ、いえないんでしょーねーーー。
こないだも、、やどで、、同じようなことはなしたんですが、、もう、のこってるのは五体倒地で世界一周、、、とかくらいしかないんでなかろうか。。。。。
あいぼう、、
犬はいやっす。こわいっす。
あ、、でも、なついたなら、かわいいかなーー。
そいや、、アラスカの犬ぞりのいぬたちは、なついてて、かわいかった。
ああいうのなら、、いいなーーー。
野営も、あんしん 。
http://ameblo.jp/cottonton/
3 ■無題
一昨日、4年間休学して世界をバイクでまわった人と旅の話をしていて、旅の方法はその国とか地域によって違うという結論でした。
南米はバイクが最高だし、北米はカヌーや自転車がいいし、EUは電車、アジアはバス、アフリカは4WD…。
自家動力（自転車やバイク）は、旅!!って感じだけど、仲良くなった人や、いい感じになった女の子と一緒にしばらく移動、行動したいときには邪魔…。象はロバは、故障したときに簡単に治ったり、かわりのものがあるわけじゃない…。
中田みたいに金銭的にも時間的にも余裕があれば、なんでも出来るなー。って話してました。
あれこれ方法を考えると、きりがないし、正解もないんでしょうね…。
フランスから北京オリッピック目指して歩いてるおっちゃんもいたみたいだし、ニャチャンにあった御父参カフェのオーナーはシクロでベトナム→中国→韓国→九州→北海道だし。
ちなみに、アラスカというか北米は、熊が出るらしいですよ。
4 ■無題
>けんどーくん。
そかー。
そだねーー。
ばしょによって、最適などうぐってかわってくる!
ぜったい、よしあし、あるもんねー。
きっと、なかたみたいにお金いっぱいあっても、やっぱり、どうぐきめるの、むずかしいんじゃないかなーー。
いっこえらんだら、ほかの方法は同時にはつかえないんだもん。
むしろ、、まったくじゆうにうごける、かねもってない、わかいやつのほうが好き勝手できるかもねー。
くま!!
ありえん。あわなくて、、よかったーーーー。。。。
こわいもんね。
かてないもんね。
きょうもこちらは晴天なり。
あついよーーー