アユタヤの遺跡。
- 2008年 2月10日
2008/2/8
アユタヤ滞在。
移動は無しでアユタヤの遺跡をゆたーりと見て回ります。
有名な、木に取り込まれてしまった大仏の頭部やら、、、巨大な寝仏やら。。
きっとみんな一度はテレビなんかでみたことがあるような有名な遺跡たちです。
ビルマ軍が象を使って、めちゃめちゃに破壊させたそう。仏像の大半は頭部がなくなっているし、仏塔なんかも半ばからくずれてしまっています。
上を見るとそこには真っ青な空。
遺跡の茶色さと、空の青さ。それに、木々の緑があわさって、ステキな色合いを見せています。
頭部のない仏様の像が一列にならび、そのすぐ後ろの木には、雀(?)が平和そうに鳴いていて。。。
栄枯盛衰を感じたっていったらかっこつけすぎですが、、、あー、世の中いろいろあるんだなーーーーって。
ぽーーーーっと仏像の前の木陰に腰掛けて、水を飲みます。
、、、、「はい、ちーーず」。おっきな声が聞こえてきます。
なんども、なんども。。。
振り返ると、そこには象がいっぱい。
象の上には人がのっていて、、。。。
どうも日本人の団体さんを相手に写真をとっているようです。
拡声器をつかって連発する、「はい、ちーず」。
日本人、いっぱいきてるんだなーー。。。。
アユタヤを歩いていて一番気に入ったのが、クンペーン・レジデンスと呼ばれる、タイの伝統様式でつくったお屋敷。
遺跡とは関係ないけども、木造で高床式の建物の内部はすずしくって、木の香りがして、とってもステキな心地よさ。
床にねそべってひんやりした感触を味わっているうちになんだか眠くなってきます。
あー、落ち着く。。
磨きこまれたチーク材の床はきれいに黒光りしていて、重厚感たっぷり。
建物自体は本当に生活できそうなつくりをしています。奥にみえる扉の向こうからは今にも料理もったおばちゃんがでてきそう。
静けさと、生活感と。
当時の、ちょっとお金持ちの家はこんな感じだったのかもしれません。
あたりの雰囲気は好き。
遺跡も立派。
でも、すごーーーく好きかといわれると、そうでも、、、ない。。
どうしてなんだろーー。
そもそも、どうして遺跡をみたいんだ?
そういわれた時に、うまく答えられない。。
非日常感たっぷりだから?
その遺跡を作った文明に興味があるから??
当時の建築技術なんかを見て、刺激をうけたいから???
すごーーーい!きれーーーい!
そう言って楽しもうと思えば楽しめるけど、それだけといえば、それだけ。
遺跡を見るのに、充分な前勉強してこなかった怠惰な自分が悪いのか。
遺跡をありのまま、ステキに感じられる、その感受性が足りないのか。。
たまたまアユタヤの遺跡が僕の琴線にふれなかっただけなのか。。
ちょっと不思議です。