チェンマイの南、に20キロほどいったところにあるサンパトーンという町。
そこからさらに5キロほど西に行ったところにKAD SALAという小さな村があります。
レンタルバイクでささーーっとな。
高い空の下、トゥクトゥクとバイクの大群をかきわけながら、進みます。進みます。
旅行者用の地図にはのってないような村なので、途中、腹ごしらえがてらに寄った食堂でカオソーイ(揚げ麺的なもの)をほおばりながら、道を聞きます。
親切にくわーーしく教えてくれたお礼にコーラを追加注文して一休み。
ふたたびバイクにまたがって、
しだいに人影もまだらになってくるなか、川沿いに進むこと10分くらい。
右側に木製の大きな看板がみえてきたところが目的のKADSALAであります。
わざわざバイクとばしてやってきたのは、ここが木製品の有名産地だから。町ではかえないようなものがいっぱい売っているから。(町でうってるものも、町よりずっと安い)。
看板超えて村に入ると、あるわあるわ。
アトリエ兼、ショップといいますか。。ずらーっと商品が並んでいる裏であぐら姿でノミを振るっています。
シャッシャッサッと小気味いい音がBGM代わり。
近寄っていくと弾けんばかりの笑顔で迎えてくれます。
周りを見回すと、買い付けに来ているタイ人がちらほらら。
タイ人にとっても有名な産地になっているようです。
小さな小箱、木製のランプ、巨大な彫刻。。木製商品勢揃いな様相。
特に壁掛けの上に施された彫刻は見事です。幾層にもかさなった樹木がからまりあってる図がびっくりするくらい精巧にほりこんであります。
おおっ。てな感じ。
ほぼすべて手作りでほられたそれらは、機械彫りの既製品とはあきらかにちがった趣、ちょっと素朴で、ちょっと暖かい。
でも大きい家具なんかは見るからに立派で日本でかったら10倍の値段するんじゃないかなーってものばかり。
古い木を使った本棚なんかはなんともいえない味があって、部屋においたら雰囲気でるなーって代物。
やるなって感じです。
これだけの大産地なのに、日本にはあまりしられてないらしいKADSALA。
もし機会あったら尋ねてみたら、たのしいですよー。
土地の人におしえてもらって、あんまり外国人ずれしていない土地にいけるってなかなかうれしいことだよなーなんて思った午後でした。
P.S.
昼飯にくったカオソーイ。
カレー味(?)のスープに揚げた麺をどかんと入れていただきます。つけあわせのライムなんかもいかにもアジアな感じでこれまた美味。
これは辛くないし、ね。
ご飯がおいしいって、幸せ。