動物園はジャングルライク
- 2007年 12月15日
2007/12/15
すっかり更新がおくれがちになってますが、、、
今日も香港のお話です。
香港島の探検ツアー。
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http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071215
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香港島はとても山がちな地形でいたるところ坂ばかりです。
今日の最初の目的地は動物園。
坂の上にあります。
でもそこは現代人に適した観光地になってる香港。なんとエスカレーターがあります。
1キロか2キロあるんじゃないかな。ひっじょうに長いエスカレーター。
もちろん一本ながーいのがあるんではなくて、いくつもの長いエスカレーターに細切れになってますが、
それでも十分すごい!
エスカレータにのりながら周りの景色をゆっくり眺めます。
なにやらブティックの類があったり、屋台のようなところで果物売っていたり、様相は刻一刻と流れていきます。
エスカレータに乗っているだけでもひとつのエンターテイメント。
のぼりきったところは山の大半をのぼったところです。そこから動植物園へは水平な移動のみでOKだからラクチンです。
動植物園はまるで熱帯雨林。木々が多い茂っている中に檻が並んでいて、中にさまざまな種類の動物たち。
猿系の生き物が多かったんだけれども、正しいなまえは不明><; 顔が特徴てきな彼らをみながら呆けていると、あの近代的な町並みがすぐそばにあるのがうそのよう。
結構な広さの動植物園だけども、すべて無料で開放されているのがすごい。
観光にすごく力を入れているのがよくわかります。
動植物園のとなりには大きな公園がもうひとつ。その名も香港公園。
キレイな噴水やら太極拳場などがをよこめにフラフラしていたら、、、、なんとスカッシュセンターを発見。
公園のど真ん中にあるんですね。コート数も23面!!
ちょろっと覗いてみました。みなれたスカッシュ風景。プレイしてるのも当然アジア人なので、ふと日本にいるように錯覚してしまいます。
そしてこれも当然ながら、皆が皆上手なわけではない。ちょっと安心しました(笑
30分17香港ドル。270円前後。
スカッシュのプレーをみて少し懐かしい気分になったあとは買い物スポットで有名なcauseway bayにいってみます。
山を下って路面電車に乗り込みます。
路面電車は2.5香港ドル。どこで降りても値段は一緒なので言葉が使えない旅行者には便利です。
明らかにスピード出すのを目的としていない、縦に長い方形の車体は、なるほどちょうど普通のバスを縦に二段に重ねたような構造になっています。
二階にのぼって窓をのぞくと、いつもよりも高い目線で周囲を見回すことができます。
ふむふむ。
causewayBayに近づくにつれ、ビジネス街な様子がどんどんとショッピング街に変わっていきます。
そしてその隙間をうめるような形で、屋台が軒を連ねる路地がひしめいていている。。。
少し高い視点からみる香港は、場所場所で少しずつ印象を変えながらでもどこか共通して香港を思わせる
少しだけ妖しくて、そしてほこりっぽい印象を与えています。
到着したところで大量の乗客にもみくちゃになりながら電車を降ります。ビクトリアパークという大きな公園がすぐそばにあります。
早速徘徊開始。
するとなにやら工業エキスポなるものをやっています。
ブランド品や家電、食べ物など、特色あるものを集めて一挙に展示しているようです。
ふらふらと中をのぞくと、いきなり食べ物の匂いに出迎えられます。
漢方茶や中華料理の即売に加えて、パンやスナックにいたるまでさまざまなものが売られています。
特に目を引いたのが漢方を煎じたスープ。原材料はさっぱりわからないものが大量に入っています。
レトルトになっていて暖めればすぐ飲めるようになっている。結構いい値段(750円前後)していても、ぽんぽん売れていきます。
試飲があったので早速チャレンジ。お味は、、苦味と酸味が強くて、とてもおいしいとは言い難い、、、、。でも、体によさそうな味をしていました。
エキスポの人の多さに少し辟易しながら会場を後にすると回りに広がっていたのはブランド店が埋め尽くす路地の数々。
でも、そんなブランド店が入っているビルも、2階より上の階は、ぼろぼろなんです。
1階はピカピカのブランド店、二階以上はぼろぼろの民家。
ちょっとおもしろいです。
そんなブランド店を横目にみながらふらふらふらふら。いつの間にやら道に迷っていました。
もうすっかり日が暮れていた時分、少し不安になりながら大きい通りを探します。
てくてくてくてく歩いていると、巨大な建物を発見。競馬場でした。その大きさと外装の豪華さを見ながら、ギャンブルの経済効果って大きいんだなって。
お隣のマカオがカジノ解禁にしている事実が興味深くなりました。そもそもなんでギャンブルは禁止されるのか???
治安が悪くなるから? じゃあマカオは治安がわるいのか?? もしくは身を持ち崩す人が増えるから? 暴力団やマフィアが力を持ちすぎるから??
いろんな理由が頭をかすめますがやっぱり確信はもてない。。マカオに行ってみたくなりました。
ようやく大きな道を見つけて、迷い状態脱出。
地下鉄を使って宿に帰ります。
宿にはまた新しいメンバーがいました。
北京で映画の勉強をしていて、ついこないだ大學を卒業したばかりだそうです。
自己紹介をしているところで、先日から同室の、よくしゃべる、デンマークからの女史が登場。
やっぱり今日もマシンガンよろしくしゃべりまくります。
よもやま話からいつのまにか、話題は環境問題へ。
さまざまな問題の理由のひとつとして中国とインドがあげられます。映画修行中の彼はたじたじ。
そしてまた、彼女は言います。
「世界中でコカコーラのような大企業が世界を悪い方向に動かしている。
アフリカなどの貧しい地域で、コカコーラは湧き水の利権を買い占めていて、新鮮な水が飲めない現地の人々に残された選択肢は
コカコーラを買うか、もしくは新鮮でない水をのむかのふたつしかない。
しかし貧しい人々にはコカコーラを買うお金はない。。コカコーラは彼らから水を奪ったんだ、と。
そんな横暴をしているコカコーラの商品を絶対、買ってはだめだ。
でも、世の中の人々は一切そういうことに興味をもたない。興味を持っても、商品を買うのはやめない。」
確かに、そうです。何かを買うっていうことは、その企業の行動に賛成票を投じるのと同じことなんですよね。
でも買い物をするときにはそんなこと考えずにぽいぽいと買い物をしている。。。
彼女はいいます。人々の考え方を根本から変えて、環境問題にもっと意識を持たせて、環境に悪い製品を買わないようにしないとだめなんだ。
この意見には半分賛成です。
人々の意識を変えて、それぞれの使命感だけでなにを買うかの選択を変えるのは難しいかもしれない。
ある程度は効果をあげても根本の解決には至らない。なによりまず、そのままの体制だと、企業の体質が環境保全に前向きかどうかなんて判断しようがない。イメージだけで決まるとしたらお金もってる企業はバンバンCMながすでしょうし。「うちは環境にやさしい企業ですよーーー」。実体はどうあれ。。
きっと、環境保全がそのままビジネスに直結するシステムが確立されないとなかなか。利益誘導がないと根本解決しないはず。
でも、半分賛成としたのは、世論がそっちへ向かったなら、政府が動かざるをえなくなって、税やら規制やらで環境に悪い製品がコスト的に不利になるようにすることができるはず。そいういう企業は超巨大企業だから政府への圧力も相当なはずだけれども、それを振り切るくらいの世論ができあがれば、。。。
なんて、ねーーーーー。
そんなちょいとまじめな議論を、カタコトの英語で交わしました。辞書を交え交えして、時々発音を訂正されながらの会話はさながら英会話スクールの様。
実際、彼女は大學で先生をしていたんだそうです。どおりで!!!!
一通り会話がおちついたところで、彼女がシャワーを使うというので映画修行の彼と一緒に退散。。
彼が作った映画をみせてもらいます。これがまた映像がキレイ!音楽とマッチして、中国語がわからない僕にも悲しい感じ、楽しい感じがダイレクトにつたわってきます。
スタッフも、俳優も学生でやってるというのがうそのようです。ちょっと関心。
もうひとつおもしろかったのは、今とまっているホテルについて。
実はここ、映画界では有名な場所なんだそうです。ある有名な映画の舞台になっていて、劇中、重要な場所になっているそう。
だから彼は香港での宿をここにしたそうです。
タイトルは「重慶森林」(日本名 「恋する惑星」)。 日本帰ったら探してみたいと思います。
さ、今日も激しく歩き回って疲れました。
明日は香港滞在最終日。
それでは。
今日の出費
地下鉄 8.5
吉野家牛丼 15
夕飯 27
地下鉄 8.5
路面電車 2
エキスポ 10
水 5
水 5
宿 80
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合計 161(2500円)