水と食糧がそこをついて@タイ山岳部

2008/02/17

残り一個。
朝買った6個入りのマフィンもだいぶ寂しい状況になってきました。

水はペットボトルに3センチ程。

空にはカンカンと元気のいい太陽がどっしりと座っています。

山の向こうには、、、、山が見えます。

前方に見えるのはいつ終わるともしれない上り坂。
民家は、もう、しばらく見ていません。

自転車を降りて、押して登ります。
ぐっぐっ。
地面から自転車を引き剥がすようにして、少しずつ、少しずつ、進みます。
体を前傾姿勢にして、自転車の重さに負けないように、一歩一歩。

ちょっと立ち止まって、休憩します。
右手で前ブレーキをかけて、左手でタオルを。

、、、ずるずるずる。。
タイヤはロックしたまま、重みに耐えかねてそのままずるずると滑ってしまいます。

あーーー、やっぱり坂きっついんだなーー。
それを見て、いまさらながらに思います。

——-

ターソンヤンという街から、ソップモエイという街まで。
120キロ移動するつもりでした。
山道を120キロも移動しようと思ったのは、間に街がないから。
タイの人に聞いても、次の街は120キロいかないと無いねーといわれちゃいます。
それに前日は山道、アップダウンのはげしい道を90キロ以上走り切ってます。
あと30キロくらい増えても大丈夫じゃないかなーーーー。。。

甘かった。。。。

前日の道はアップダウンが激しいといっても、ミャンマー国境になっている川沿いを走っていたので、短い上り坂と下り坂の繰り返しだったんですね。
たしかにきつい。
きついんだけど、坂のおわりが見えるから、そこまでがんばろーーーって思える。
そしてそこまでのぼったらこんどは爽快な下りが待ってる。
だからがんばれました。

でも、今日の道はちょっと様子が違う。。
川から完全に離れてしまって、山の中へまっしぐら。
坂道は終わりが全く見えません。

必死にペダルを踏むも、急な坂道でのそれは、とっても重い。
ふくらはぎはギリギリと悲鳴をあげて、顔中から汗が噴き出します。

そしてなによりつらいのが、補給ができないこと。
あたりに民家はありません。
いわんや商店なんてもちろんありません。
道中、唯一会ったのは、、、、アリ(?)の幼虫をザルに入れて売っている女の子。
いざというときには栄養補給できるかもしれませんが、できればちょっと遠慮したい。。。

朝出発するとき、いつもより多めに食糧と水を買っておきましたが、それももう尽きる寸前。

まだ予定の半分くらいしか進んでないのに。。。
太陽はたかーーいところにあります。でも、もう降りにはいっています。。

うーーーん、、、やばいかなーー。。

我慢しきれなくなって最後の水を飲んじゃいました。
さすがに水無しでこの山道は危なそう。。
そのころにはちょっとした登り坂でも押して歩きたくなるくらいに足も疲労してました。。

さてどうしよう。。
このままじゃ夜中までかかっても次の街までたどり着きそうにありません。
山中で野宿はぜったいに避けたいところです。

もろもろ考えた末
、、、
ヒッチハイク、することにしました。

幸い車はときどき通ります。
1台くらい乗っけてくれるでしょう。

初ヒッチハイク。
ちゃんととまってくれるかな?
のっけてくれるかな?
ちょっとどきどきです。

さっそくきました。トラック風の真っ黒な車。
すかさず乗せてーーーーってアピールします。
手、ガンガンにふって。。。

キキッ。
あっさり止まってくれました。
街までのっけていくのも、すんなりOK。
ニコニコとしたいいおじさんでした。

天使に、みえます。

、、、車ってすごい。
さっきまであんなに苦労していた坂道が一瞬。
さーーーーーって、風景がすっとんでいきます。

なんだか、ウソみたい。

車なんて乗りなれた乗り物なはずなのに、
とっても不思議なかんじがしました。

さっきまで必死に戦っていた山道に、なんだか勝ち誇ったような、そしてまた申し訳ないような。。。
ちょっと変な気分になりながら、荷台でゆられます。

ガタンッ。
いつのまにか眠り込んでいたようです。
車が止まる振動で目が覚めます。
あたりはいつの間にやら、街。
ついたようです。

本当にありがとう!とっても助かりました!!
お礼をいう僕に、
“グッドラック”
笑顔でそういうと、トラックは走り去っていきました。

トラックは一気に小さくなっていきます。

さっきまであんなに苦労してたのが別世界。街にはゆったりとした日常がありました。
なんだかほーーーっとして力が抜けていきます。

食堂をみつけました。
かけこんで、コーラを注文。
ぐぐーーーーーって飲み干します。
ものすごく、、、おいしいんです。。
それこそ五臓六腑にしみわたるっちゃこういうことを言うんでしょう。
なんていうんでしょう。シャッキーンとするんです。細胞がシャッキーンって。

二本目のコーラと炒飯(カオパット)を注文して、やっと落ち着いて周囲を見回します。
もうすっかり夕焼け色の町内は、にぎやかで、はなやか。
学生バックもった子供たちが買食いなんかしています。

あーー、かえってきました。

夕日がゆっっくりと山肌へ沈み込んでいきます。

、、山道を、おなかいっぱい満喫した1日でありました。。

ミャンマー入国。埃と川と。

2008/02/15

ミャンマーへいってきました。
ビザなくても、国境付近だけだったら簡単にはいれます 。
パスポートを渡して、かわりにメモみたいな許可証もらって。。。

国境の橋をわたると、、、、

そんなにかわりません。
変わったことといえば、巻スカート姿の人がふえたかなーーっていうのと、シクロが多いこと。
あとは自称ガイド(?)のあやしいおっちゃんがいっぱい声かけてくることくらいです。

と、、、おもってました。
最初は。

でも、、、それは表の顔。
観光ルートになってる、メインストリートを一本、二本脇に入ると様相一転。
ちょっと素な顔がありました。

土色の砂埃がもうもうと舞い、
上半身裸の男の人が悠々と歩いている。
頭のうえにざるのようなものを乗せて売り歩いている女の人。

道のわきには質素な家が建ち並び、軒先で子供たちが走り回ってる。
道のどまんなかに犬が座り込んで居眠りしている。

雰囲気はタイよりはカンボジアに似ているかもしれません。
でも、もっとたくましい印象もうけました。
なんでだろう。何が違うんだろう???

メインストリートから外れてどんどん進んでいくと、川があります。

炊事場兼、選択場兼、浴場兼、水遊び場。
人々のくらしがぎゅーーーーっと集まっていました。

熱心に洗濯している女性のとなりで、子供たち、おおはしゃぎ。
sentaku

すぐとなりには石鹸で丹念に体を洗っている人。
野菜をあらっている人もいます。

なんだか用事がない人えおしゃべりにきているようです。
社交場でもあるんですね。

川を生活の一部としてしぜーーーーんに利用する。
少し前まで日本でも普通のことだったのかもしれません。

そんな風景、ここにありました。
kawanoseikatu

ミャンマーの人は恥ずかしがり屋。
カメラをむけると、恥ずかしがって顔をそむけてしまいます。
そのくせ、写真には興味があるよう。
しきりに、自分以外のほかのひとを撮るように勧めます。
“いやーーー、私はいいやいいや!それよりほら、あのコ、あのコとったげなよ。ほらっはやく!!!”
おばちゃんにカメラむけても強引にいなされちゃいます。

かめら向けた時の反応も各国結構ちがうなーーー。
タイの人はポーズとったりなんかしてくれます。いやっってあっさりいわれるか、ノリノリでとらせてくれるか。
カンボジアの人は、はにかんだ笑顔をみせてくれることが多かったきがします。
ベトナムの人はポーズなんかはとらないけど、笑顔で写真とらせてくれました。

どれくらいカメラが普及しているか、観光客がどれだけくるか、そこらへんで大分ちがってきてるのかもしれません。
同じ国でも田舎と都会じゃぜんぜん反応ちがいますもんね。

やっぱりタイとはちょっと違ってた、ミャンマー。。。
ちゃんとゆっくり滞在してみたい国です。

早く政情安定すろと、、いいな。

P.S.
いくつか撮った、写真たち。
gakintyo2

huro-mae

bousi

遺跡の町のちっちゃな楽園

2008/2/13

柔らかい風が全身を包み込みます。

這うようにのびたツタの間からは、一面のバナナ畑とさらにその奥に佇む大きな湖みえます。。。

耳の奥にやさしく入り込んでくる、鳥の声、風の声。。

籐でできたゆったりとした寝椅子は、傍らにおいたコーヒーの香りと一緒になって全身から力を奪っていって、、、、。

、、、すぴぃ。

あ”ーーー、快適です。。。

今日はカンナーン・ペッという街に滞在してます。
せっかく遺跡の街にきたのだから、遺跡めぐりをしようと思って連泊決定。

ところが、いざ出発しようとしたときに宿のオーナーから、
「ウチの農園に一緒にいかないか?」
誘われました。

オーナーはなんだか世話好きのおいちゃん。

せっかくなんでそういうトコにいくのも面白いかなーと思ってついていくことにします。

ひっぱりだされてきた車はいかにも年季の入った、ミツビシ車。
30年も使ってるそうです! 、、、
日本車は丈夫だーーーってしきりにほめてくれました(笑
mitsubishi-sya

ガタゴト道を揺られること30分。カンボジアの道を思い出しました。

ついたそこは、広大なバナナ農園。

その片隅にはゲスト用の建物がありました。
オーナーが作業している間、そこらへんで待つように言われた僕。

冒頭の記述はそのときの状況です。

asi-roby

tutakarano-kesiki
(こんな感じ)

いや、本当に快適なんです。
大自然の中(人の手が加わった自然ではありますが。)、そこに溶け込むように建物があって、それを満喫するために考え抜かれた設備がある。

ゆったりとした時間と、オーナーとののんびりした会話。
遺跡はめぐれなかったけれども、ひょっとするとそれよりもずっとステキな時間だったかもしれません。
hanmokku
(オーナー)

あぁ、のんびりしてしまいました。

、、オーナーは自分の手で、この農園にゲスト宿泊施設をつくっているそうです。

建物作って、内装作って。。
すべてを自分の手でやる。
だからこその愛着も湧いてくるし、なにより完全に自分が理解していることが好ましい。
そう言っていました。

ゲストハウスの経営の傍ら、農園運営と、新たな宿泊施設作成まで手がける。
きっと、やらないといけないコトはいっぱいあるはずだけど、オーナーはそれを微塵も感じさせません。
働くことと生活することが、自然体でひとつになっている感じ。
いい意味でオンとオフの境目が無いように見えます。

農園のすばらしさを得意げに自慢するオーナーの笑顔を見ていて、
こんな働き方もステキだな、、、そう、思いました。

P.S.
上記の宿泊施設の写真です。

外観。 たくさんの花に囲まれて、ドーンとたってます。
outi

バナナ畑、こんな感じです。ひろーーい!
bananabatake

針路決定。

2008/02/12

今日は日記っていうより記録と報告です。

今日はカンペーン・ペッ という街に滞在。
昨日滞在のナコーンサワンから120キロほど北上。

お尻の傷(?)すっかり癒えました。心配してくれた方、ありがとう♪

今日もじっくりこぎました。
昨日WEBを見てて発見。
(ここから僕の備忘録的になってます。。ゴメンナサイ)

自転車の漕ぎ方。(自転車乗ってる人には常識なんだろーけど、、、素人ですからご勘弁を><)
①回転数でパワーをかせぐ!
②踏み込みだけじゃなくて、押し足、引き足も。

もっといっぱいかいてあったけど、僕が気をつけるようにしたのは上のふたつ。
興味あるかたは、こちらを。(http://homepage1.nifty.com/kadooka/index.html)

①のほうは、、、毎分70回転くらいをキープするくらいの回転数で漕ぐと効率いいそう。あんまり重いギアでゆっくりこぐよりいいんだって。確かに筋肉疲労はこっちのほうが少なそう。
②のほう。これも納得。上から下に踏み込む動作(↓)が一番自然に行ってる自転車こぎだけども、後ろから前への押し足と(→)、前から後ろへの引き足(←)もつかってこぐと、いろんな筋肉総動員できるから効率がいいんだそう。

早速①も②も試してみました。
どちらも好感触!!
スピードは出やすいし、一日こいでも関節はいたくならなかったし、効果あるんじゃ。。。。。
ちょっとしばらくためしてみます。

それともうひとつ。
これまでの移動ルートと、これから予定してるチェンマイまでのルートを地図にのっけてみました。
距離をしらべられるサイト(http://japonyol.net/editor/distancia.html)でしらべたら、いままで880キロくらい走ってきたらしい。もう一息で1000キロだーーーー!!!!

※赤い線がすでに走った部分。青い線がこれから走る予定のルート。
(クリックして拡大したほうが見やすいやもしれません。。。)

当座の目的地はチェンマイ。
アユタヤから北上してチェンマイに至るルート、、、おっきぃ国道をひたすら北上しようと思ってました。
でも、毎日舗装がきれーにしてある道路を、同じような景色みながらこなしていくってのもちょっとどうかなと思い始めた矢先、、、今日滞在したゲストハウスのオーナーがミャンマー国境沿いのルートを提案してくれました。

渡りに船!!!

早速、検討⇒採用。
ちょっとぐるーーっと回る感じでチェンマイ目指します。
途中、山岳地帯やら、少数民族の居住地やら、、、温泉やら。。。。
夢、ひろがります。。。

ちょっと、、、たりない。

2008/02/11

今日はナコンサワンって街に滞在してますーーー。
なんだか、ちょっと規模がおっきぃ街。

昨日とまったチャイナートからは60キロくらい北にあります。

60キロの移動だと、午前中にはついちゃって午後からはゆったり観光です。

街には黄色い布に赤い文字でかかれた垂れ幕がいっぱい。
よーくみると、chinese new yearってかかれてます。
旧正月ですね。

なんだかお祭りムードって楽しい。。
昨日の夜も宿の周りには屋台がいっぱいにでていて、とってもにぎやか!!!
maturi

話はまったくかわりますが、昨日の宿で、(真性)チャリダーに会いました。
ドイツ人夫妻。
おそらく40代後半もしくは50代。
ドイツからタイまで自転車できたそうです。
さらにバンコクから船でニュージーランドへわたるそう。。。

愛車のチャリも立派そのもの!
なんつーーか、、、強そうです。。
tyari

夫婦で助け合いながら旅しているんでしょう。
夫人の染み入るような笑顔がとっても印象的でした。。。

ステキ、です。

(ドイツからタイまで、25000キロっていってた。。すっごい。。。。)

おいしいビールと真っ赤なおしりと

2008/2/9

昼ごろくらいには、少しずつ異変が頭をもたげていました。

向かい風に翻弄されながら、その少し重たいペダルを懸命に踏み込む。
汗が、噴きだす。
昨日までは簡単にこなせた距離が、今日はとっても難儀な距離に感じられる。。。

なんでだろーーーっておもいながらも、ひたすらペダルと格闘です。

今日の予定は、アユタヤを出発して、一路北へ。アントン、シンブリといった街を経由して、チャイナートの街まで。
およそ130キロの道のり。

ですが、、もう目的地を変更したくなってきます。
シンブリで一泊しちゃってもいいかなーーーーって。
シンブリは今日の道のりのちょうど中間地点。
逆にいうと、シンブリを出てしまうと、今までの道のりと同じくらいの距離を走破するほかなくなっちゃいます><

苦渋の決断。

やっとたどり着いたシンブリで、屋台ごはんとサトウキビジュースを買い込み、こかげのベンチで休憩。
すでに日は高くなりつつあって、出発するなら早いほうがよさそうです。
うーーーーんん。。。。
5分ほどまよったでしょうか。

ふと、バカらしくなってきました。

せっかく旅してるのに、、、自分で自転車を選んでいるのに、、、、あんまし楽しくないってのじゃ意味ないなーって。
どうせなら楽しみたいなーーーって。

そう思ったらフッと力が抜けてきます。
とりあえず、そのままベンチでお昼寝タイム。
体が疲れてたのと、そよ風が気持ちいいので、すぐにスヤスヤ。。。。

30分ほどで目が覚めると不思議と体が軽くなってます。
おお。コレならチャイナートまでいけるかも。
気合がさめちゃわないうちに早速ペダルに足をかけます。
tyari

、、、そういえば。
今日の朝、自転車チェックしてなかったことに気がつきます。
前後のタイヤの空気圧を確認。。。。

、、、後輪、みごとにスカスカでした。
こりゃぁ、、、ペダルも重くなるや。。
後輪の空気が抜けていて、タイヤがゆるゆるになっていて、、、それで抵抗が大きくなってみたいです。
もともと向かい風でつらいのが、タイヤのゆるみでダブルパンチ。。。
憤怒をこめて、タイヤに空気を送り込みます。(こういうとき、空気いれあるととっても助かる。ありがとう、Rさん)

でも逆にこれで午後からはだいぶ快適に進んでいけそうです。

お昼ごはんでエネルギーも確保したし、自転車もサクサクこげるようになったし、、これでチャイナートまで問題なし。

なはずでした。
でも、今日はトラブルデー。
つぎつぎ問題発生します。

尻がね、、、痛いんです。
午前中、いつもよりおっきい負荷に耐えかねて無理な姿勢でこいでいたのかもしれません。

もう、尋常じゃなく、痛い。

普通の体勢で座りこぎは、もう、ちょっと勘弁。
ハンドルに肘をついちゃうくらいに前傾姿勢になってお尻の負担を減らすか、もしくは立ち漕ぎか。

立ち漕ぎは疲れちゃうんで、大概、前傾姿勢で通すことにしました。
これはこれで、空気抵抗、ほんとに激減するし、ペダルも踏みやすくて、効果テキメン。
ただ、普段つかわない、肘がハンドルにあたるんで、こっちが痛くなりそう。。。

スピードを落としたときなんかに、ふと、いつもの体勢にもどると、やっぱり痛いんです。。
尻の皮がむけて、ヒリヒリする感じ。
そこがサドルにあたると、、、、、、、、、。
ムギャ。

いつの間にかアタリは夕焼けモード。
少し、あせります。
できるなら明るいうちにチャイナートまでつきたい。。

田園風景のまっただなか、夕日がゆっくりと田んぼに寄り添っていきます。
yuuhi

ハンモックにゆられながらビール片手に眺めたら、さぞかし愉快だろーなーーーー。
、、、ヒリヒリの尻をかかえて必死にペダルを踏みながら、妄想三昧。

そうこうしているうちに、今度は道が変わりました。
いままではスイスイの舗装路だったのが、いつのまにやら、コンクリート状のごつごつした路面に。
こりゃ前傾姿勢どころの話じゃありません。
もう立ち漕ぎしかゆるされない。。
akuro

夕焼けの中、漕ぎます漕ぎます。
勢いに任せてこぎます。
漕ぐしかないから、漕ぎます漕ぎます。
ittyokusen

日がおちて、でもまだぎりぎり明るい、そんな時間帯に、チャイナートに入りました。

チャイナートの看板みつけたときのうれしさっていったらありません!

ようやくホテルにたどりついて鏡で確認すると、お尻はまっかっか><;; 
歩くだけでもヒリヒリします。ビリビリします。

でもね、、気分はとっても高揚。。

最高においしいビールをいただきました。

P.S.
周囲にはすてきな田園風景がひろがってました。
dennenn

アユタヤの遺跡。 

2008/2/8

アユタヤ滞在。
移動は無しでアユタヤの遺跡をゆたーりと見て回ります。

有名な、木に取り込まれてしまった大仏の頭部やら、、、巨大な寝仏やら。。

きっとみんな一度はテレビなんかでみたことがあるような有名な遺跡たちです。
ビルマ軍が象を使って、めちゃめちゃに破壊させたそう。仏像の大半は頭部がなくなっているし、仏塔なんかも半ばからくずれてしまっています。

上を見るとそこには真っ青な空。
遺跡の茶色さと、空の青さ。それに、木々の緑があわさって、ステキな色合いを見せています。

頭部のない仏様の像が一列にならび、そのすぐ後ろの木には、雀(?)が平和そうに鳴いていて。。。
栄枯盛衰を感じたっていったらかっこつけすぎですが、、、あー、世の中いろいろあるんだなーーーーって。

ぽーーーーっと仏像の前の木陰に腰掛けて、水を飲みます。
、、、、「はい、ちーーず」。おっきな声が聞こえてきます。
なんども、なんども。。。

振り返ると、そこには象がいっぱい。
象の上には人がのっていて、、。。。
どうも日本人の団体さんを相手に写真をとっているようです。
拡声器をつかって連発する、「はい、ちーず」。
日本人、いっぱいきてるんだなーー。。。。

アユタヤを歩いていて一番気に入ったのが、クンペーン・レジデンスと呼ばれる、タイの伝統様式でつくったお屋敷。
遺跡とは関係ないけども、木造で高床式の建物の内部はすずしくって、木の香りがして、とってもステキな心地よさ。
床にねそべってひんやりした感触を味わっているうちになんだか眠くなってきます。
あー、落ち着く。。
磨きこまれたチーク材の床はきれいに黒光りしていて、重厚感たっぷり。
建物自体は本当に生活できそうなつくりをしています。奥にみえる扉の向こうからは今にも料理もったおばちゃんがでてきそう。
静けさと、生活感と。
当時の、ちょっとお金持ちの家はこんな感じだったのかもしれません。

あたりの雰囲気は好き。
遺跡も立派。
でも、すごーーーく好きかといわれると、そうでも、、、ない。。
どうしてなんだろーー。

そもそも、どうして遺跡をみたいんだ?
そういわれた時に、うまく答えられない。。
非日常感たっぷりだから?
その遺跡を作った文明に興味があるから??
当時の建築技術なんかを見て、刺激をうけたいから???

すごーーーい!きれーーーい!
そう言って楽しもうと思えば楽しめるけど、それだけといえば、それだけ。

遺跡を見るのに、充分な前勉強してこなかった怠惰な自分が悪いのか。
遺跡をありのまま、ステキに感じられる、その感受性が足りないのか。。
たまたまアユタヤの遺跡が僕の琴線にふれなかっただけなのか。。

ちょっと不思議です。

P.S.
宿のテラスです。
結構ステキな宿でした。

ついに、、、、。amebloのgoogleMap対応。。。

旅とはまったく関係ないですが、ついにアメブロにgoogle mapなんぞが貼り付けられるようになったそうです。
やっと。。。
しかしそれでもgoogle map のMymapには対応していないそう。。
もう、、、一息。。。。
Mymapまで対応してくれたら、ブログに現在地や走ったルートなんかを書き込めて、おもしろいんだけどなーーー。

それでも、一歩前進♪♪
いま、ここらへんにいます。中心あたり。。。。。

大きな地図で見る

スカンブリ到着。一人旅スタート。

2007/02/06

今日はスカンブリって街に滞在。

カンチャナブリからアユタヤへ向かう途中の街。

おもってたよりずっと快適なホテルを見つけて、非常に回復ムード。

770円相当くらいで、温水シャワーつきで、部屋もキレイ!

ステキなロビーもあって、そこで無線LANも無料使用!!!

なんてステキなんでしょう。。

今日からまた一人旅。

自転車でのひとり旅は初経験。

朝、意気揚々と自転車に荷物を積もうとすると、、、パンクしてました。。。

いきなりですわ。。

なにかを暗示してないといいんですが。。

北へむかって、こぎ始めます。

一直線な道の左右にひろがる田園風景。

あーーー、実家の周りでよくみたなーーーって(笑

少しなつかしい気持ちになりました。

炎天下の中、こぐ、こぐ。

ぐいぐいペダルを踏み込みます。

少し向かい風だけれども、それもまた気持ちいいい。。

空がすっごく高く感じる。

休憩しました。

コーラと水を買ってゆっくりコーラをのんでいたら、、、奥から手招きされるんです。

なんだろーーーって思ってついていったら、そこにはご飯の準備が。。

ごちそうしたげるよーーーってことらしいです。。

うれしすぎ!

ルックチャーイ。

しきりにいってくれます。

なんだろう。。。

タイ語の辞書(指差し会話帳)駆使しながら会話してみます。

すると、、チャーイって息子のことらしいです。

たぶん、look like 息子! 息子ににてるねーーー!

っていってくれているみたい(笑

おいしいご飯をたらふく頂いて、、もうおなかパンパン。

コーラとお水のお金を払います。

と、、、「ルックチャーイ、ルックチャーイ。」

お金をうけとってもらえません。

だいぶやりとりしても、やっぱりうけとってもらえない。。

そのうえ、大量の果物までお土産にもらっちゃいました。。

もうしわけなさいっぱい。。

でも、すっごくうれしい。。。

ありがとう。

きれーいな田園風景の中、羊飼いのおじいさんに会いました。

ほかにも牛飼いのおにいさんなんかもちらほら。

ステキな風景。

なんだかんだのんびりしてたら4時ころに到着。

スカンブリの街、いっぱいいっぱいお寺がありました。

そしてそれらがとってもステキ。

くずれそうな建物の中に仏様がゆったりとすわってる。。

あたりはひっそりとしずまっていて、でも、お供え物はしっかりとしてあって。。

ああ、仏様がいっしょに生活してるんだなって。。

P.S.

バンコクまでの自転車旅行2日目の記事もかいてみました。

P.S. ふたつめ。

今日は旧正月!

中華系の方々がはでに爆竹ならしてました。

そして、これ!!巨大な竜が出現!!!

http://ameblo.jp/cottonton/entry-10069768738.html

月におくりだしてもらって。。バンコクまでチャリ移動、二日目。

2008/1/23

バンコクへの自転車道中の二日目。

朝五時半起き、六時出発のつもりが、、、
寝過ごして6時半くらいに出発とあいなりました。

すこしずつ明るくなっています。
夜明け。

空には
まん丸のお月様が鎮座しています。
月がおくりだしてくれているよう。

朝食を食べてからのスタートにします。。腹が減ってはチャリはこげない。
宿の目の前の屋台でめしを食います。
ここでのんだあったかいお茶がおいしかったー。

カンボジアも朝は冷えます。
あったかいお茶がうれしいのは万国共通。
ふーーーーって体の中に染み入ってきます。

ただ、食事はそんなにはおいしくなかったかな。。
まずくは、ない。
臓物たちが入ったスープに米の麺がはいっている。
どこの部位なんだかまったく不明。
そのなかのひとつはとんでもなく苦かった。。
砂糖がきいた、甘みのあるスープ。

とりあえず、腹はふくれました。

赤茶けた土の道の上、ペダルを踏み込みます。

舗装はされていないまでも、ある程度踏み固められている道路なら走りやすい。一面に広がる畑の中、地平線に向かって一直線に走ります。
顔を上げて、陽をあびながらペダルを踏む足に力をこめます。乾いた風がここちよく涼しさ運んでくれます。

、、、、、いい気になって走っていましたが、やっぱりそんなステキな道はすぐに終わりになっちゃいました。
始まるのは、砂利道や、でこぼこの道、、アスファルトではなくてコンクリートのようなもので舗装されている道などなど。
特にこまかーい砂の道はタイヤがとられてコケそうになります
ダメージが来るのはお尻と手。尻は体重ささえるから当然として、ハンドル握る手もどんどん痛くなっていきます。
あーーー、きたなーーーって感じ。

道路のでこぼこっぷりと同じくらい影響が大きいのが、ほこり。
赤茶けた細かい砂がものすごく、舞います。対向車がまきあげる砂埃で前が見えなくなるほど。

前方の道路がもくもくと大きくなります。
ああ、またきたか。。。
帽子をふかめにかぶりなおして、顔を下に向けて受け入れ態勢。。
やってくるのはトラックと、巻き上げられた猛烈な砂煙です。
下を向いていても、帽子をかぶっていても、やっぱり顔中にあたる砂たち。

シソポンについたとき、髪が白髪みたいになってました。

道中、すれ違う人たちは人懐っこいひとたちが多い。。
子供達も、大人たちも。

外国人もそんなにいっぱいこないんだと思います。
僕らをみると、満面の笑みで手をブルンブルン振ってくれます。
こちらも負けずにブルンブルン。

カンボジアの道を自転車で走っていておどろいたのは、道がとってもすくないこと。
国道6号線をずっと走ってきましたが、クロスする道路はほとんど無し。
シェムリアップからシソポンまで、2本だけじゃないでしょうか。
ちいさい道路もあーんまりありません。
民家に入っていくような通路は別として、道路がとっても少ない。
道路が少ないっていうことは、連絡手段が少ないっていうことか、もしくは連絡をとる拠点自体が少ないってこと。
カンボジアの復興もまだ始まったばかりなようです。

そうこうするうちにシソポンに到着。時間はまだお昼を少しまわったところです。
シソポンの街は思ったよりもずっとにぎやか。
タイとシェムリアップとプノンペンを結ぶ交通の要所。
トレンサップ湖も近くです。

昔から栄えた歴史ある街なのかもしれません。

二日目は故障がすくなかったからか、すいすい進みました。
シソポンついた時点で次の街までもうひとがんばりしようかどうか、少し迷います。
でも、これ以上進むのはきっとしんどいから、今日はここでひとやすみ。。

街を少しぶらぶらします。市場やらなんやらをふらふらふらふら。。。
ナイフを購入しました。
果物きったり、ロープ切ったり。。
なにかと便利かと。
0.5ドル。
しかし驚いたのは、値段を聞いたら20バーツって言われたこと。(結局ドルではらいましたけど。)
カンボジアリエルでもなく、米ドルでもなく、タイバーツで請求されるってことは、もうここはタイ経済圏なのかもしれません。
シソポンから国境まではもう50キロ。

明日は国境をこえられそうです。

P.S.

かぁいいコ写真。

Rさん撮影をもらいました。

学校付近にて。。

カンボジアの子供たち、笑顔がかぁいい。。。。