ベトナム的洗礼をうける@ハノイ

2007/12/25

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071225

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ベトナムはハノイ滞在中。
今日は市内徘徊です。

まずは行き先もきめずふらふら。
人通りが多そうな通りを選んで、市内見学。

ほとんどの曲がり角にはバイタク(バイクタクシー)の運ちゃんがたむろしてます。
近くを通ると、オイデオイデして勧誘してくれます。
でもほっとんどの街角に数人ずつたむろしてるって、、、少々いっぱいいすぎなんでわ。。。
シクロの勧誘なんかもいたるところに。観光客多いんでしょうねーーー。

人がいっぱいいそうなほうを選んであるいていくと、
湖発見。あたりはきれいに整備されていて、ちょっとした公園な風になっています。
近くのお店でコーヒーを頼んで、ブレイクタイム。
きれいな湖みながらコーヒーのんでいると、優雅な気分になってきます。

このとき飲んでいたのはベトナムコーヒー。
コンデンスミルクが入っているやつでなくて、ブラックをたのんでみたんです。
なんというか、濃いんです。苦味も酸味も。。ざらざらした粉の(?)食感もして。。
あー、こりゃコンデンスみるく入れたほうがおいしいかも!濃厚な味には濃厚なコンデンスミルクで対抗するのが
正解かもーーーって思います。

次はコンデンスミルク入りに挑戦してみることにします。

さて、コーヒーのんびりがおわったところで、また歩き始めます。
湖のまわりをてくてくてくてく。
すると、湖の中にほこらのようなたてものがあります。結構立派。
せっかくなので中にはいっていくと、観光客もいっぱいいます。観光スポットなんですねー。

中には巨大な亀の剥製が。。。

2mもあるそうです。そういえば湖の中央にたっていた塔はタートルタワーっていうらしいし、、亀をあがめる習慣があるのかもしれないですね。。
祠の中には中国風の祭壇もあります。そこにまつられてるのは、、、関羽にみえたのは気のせいでしょうか。。。
真っ赤なウマとセットになってるから、赤兎馬と関羽?っておもっちゃいます。関羽をまつる習慣、中国にあるっていうし。。

本当のところは不明です。だれか、教えてくださいっ。
ここは玉山祠っていうそうです。

亀も関羽もおもしろかったですが、一番ベトナムっぽーーいって感じたのは、出入り口にいる、地図とか絵葉書を売っているものうりの人たち。
僕も声をかけられます。
「地図、いらない??」
ちょうど、街あるきするためにちゃんとした地図が欲しかった僕です。
「いくら??」
「250,000ドン」
250千ドンっていったら、1700円くらいします。
いやー、そりゃさすがに高いでしょー。いらないよっていうと、すぐに100千ドンまで値がさがります。
いきなり半分以下って、最初の値段、どんだけふっかけてたんでしょう。。。
まだまだ少し高い気がします。
「やっぱり僕には高すぎる。今回はやめとくよーーー」
「わかった。70でいいよ。」
正直、本当の相場がまったくわかりません。
地図みたいに、あるていど工学つかってつくられてるものてあんまり値段が下がらないような印象もありますし。。
ここ以外の場所でもきっと買えるって思ってる僕は結構強気です。
、、、結局50千ドンで合意です。これが結局相場より高かったのか、安かったのか、、、不明です。。
(※あとで別の公共施設にいったら、70千ドンでうってました。わりと安くかえたのかも!)

中国いたときにはあんまりこういう強烈な売り込み、なかったもんで、なんだか新鮮です(笑

やっとこさその喧騒をのがれた僕はベンチで地図をひろげて現在地確認。

そして湖みながらちょっとゆっくりしています。
と、ここで声をかけられます。
にこやかなベトナム人。。。
「どこいくの??」
「まだきめてないやー」
ベトナム人「英語の勉強をしている学生なんだ。ハノイ、案内してあげるよー」
いかにもあやしいです。でも非常ににこやかな彼。いったいどうやって収益あげようとしてるんでしょう。。
ちょっと興味がわいてきます。
僕「それはうれしいけど、僕は君にお金はらってあげられないよ??」
彼「ノープロブレム」
ますます不明です。どうやって収益あげるんでしょー。次の展開がきになります。
タダでやってくれるっていうのなら、せっかくなので案内してもらいます。

まずはオペラハウス前へ。

ここはホーチミンが群集にスピーチをした場所だそうです。少しひらけた広場は、確かに人があつまるには便利そう。
あ、こういう解説してくれる人がいるっていうのもなかなかいいものですねー。

続いて歴史博物館へ。
ベトナムを支配した数々の文明、王朝の残した美しい品々が目を奪います。
ヒンズーの流れをくんだものから、仏教関連のもの、中国系のもの、そしてそれらをベトナム独自に醸造させたものまで。。。
歴代の王がつくられた芸術品の数々は、本当に美しい!! 絵画なんぞはさっぱりわからない僕ですが、
ここにおいてある家具の装飾やら儀式に使うであろう石像の美しさなんかはちょっとガツンときます。
あまりおおきな博物館ではないものの、みごたえありました。
そしてそのひとつひとつに解説つけてくれるさきほどの彼。
ありがたいですねーーー。

さて、1時間ほど中をあるいたでしょうか。
大満足。
しかしそろそろ一人歩きがしたくなってきます。

結局、収益をどっからとろうとしたのかが不明なのは少し残念ですが、それはまた別の機会があるでしょう。
「それじゃ、今日はありがとうね。」
って切り出します。
彼「もっと案内してあげるよ」
僕「いや、いいや。」
彼「んじゃ、ガイドブックいらない?」
あ、ここで営業はじまりました。
僕「いや、いいや。」
彼「そか。。。」
丁重にお礼を言って、おわかれします。

最後にガイドブックを売ろうとしましたが、まさかそれだけじゃガイド代にみあわないでしょう。。
まさか本当に親切心だけなわけじゃないだろうし。。結局、目的はなぞのままです。
でもガイドがついたのはありがたかったー。

さて、お昼ゴハンをすませたあとは収容所跡に向かいます。
フランス軍がつくったものだそうで、反政府犯を収容していたそうです。
高い壁が生々しくそびえています。
中には、当時の様子を表す写真や、牢がそのまま残されています。
足を固定され、満足にうごくことができない様子。そして見るからにやせ細った体。。
おくにはギロチンまでありました。
ギロチン脇でうれしそうに記念写真をとるおばちゃま。
違和感いっぱい。

地下の排水溝の鉄格子を破って脱獄した数人がアンチ日本戦線へ参加した。
そうかいてある石碑をみて、なんだか気持ちが沈みます。
帝国支配の日本がベトナムまで勢力ひろげていた時代ですね。。。
そして政治囚の虐待。。

堅固なたてものは今はしずかに建っています。
ですが存在感は強烈。
途中、なんだかすごく気持ちがわるくなったのは入館前に食べた古くなったりんごのせいと思われます。

さて、また街を徘徊します。
さまざまなお店がものすごい活気をふりまいてひしめいています。
そしてどこもかしこもバイクがいっぱい。
でもふと、西洋風の街並みがあったり、教会があったり。

おもちゃばこひっくり返して、ほこりがブワーーってまいあがってるような街(笑

ちょこちょこちょこちょこ、お店をひやかしながらふらふらしてるとあっという間に時間がすぎていきます。
そろそろ夕飯の時間です。

今回はなにをたべようか。。
目に留まったのは、威勢のいいおばちゃんがとりしきる食堂。
みんな白米とおかずで食事しています。フォーもいいですが、ちゃんとした白米がたべたくなりました。
店に入って、おかずをえらびます。
おいしそうなものがずらり!!!目移りしながら、卵焼き、トマトの肉詰め、ばななの煮付けを頼みます。
ちょっと多すぎた!???そんな僕の不安なんてまったく意に介さず、おばちゃんはどんどんよそってくれます。
そしてごはんも結構おおもり!

豪勢な夕飯になりました。

印象的だったのがバナナの煮付け。興味本位で注文したんですが、これがおいしい!
バナナは完全においものような食感。甘くないんです。いや、ほんのりはあまいんですが、おいも程度。
食感もやわらかくなくて、ぽくぽく。たべただけだったらきっとバナナって気付かないと思います。
結構おどろきでした。
そしてうれしかったのはお米自体がおいしかったこと。中国でお米をたべると皆どこもぱさぱさしていて、少しかなしかったのですが、
ここのごはんはちゃんともっちりしてて、おかずにもぴったり。
おいしい食事とおいしいビールですっかり上機嫌。

でもやっぱりちょっと多かったみたいです。おなかぱんっぱん><;;

腹ごなしに散歩します。
すぐ近くにあった湖ほとりのベンチで休憩。
地図をひろげてのんびり、明日の計画です。

さて、ここでとなりのベンチにすわっていたベトナム人ふたりに話しかけられます。
「どっからきたの?」
日本です。
午前中のガイド君もそうでしたが、このベトナム人もとってもフレンドリー。
僕と同年代くらいでしょうか。
ひとしきり歓談したところで、コーヒーでものみにいこうというはなしになります。
すぐ近くのコーヒー店に入ります。

一人は英語が堪能ですが、もうひとりは英語が話せません。
うまいこと通訳してもらいながら、3人で会話します。
彼らは大学生で、ふたりとも20歳。
工学系の大学に通っているそうです。
ちょっとしたベトナム語なんかおしえてもらいながら楽しく時間がすぎます。

しばらくすると、一人はもうそろそろかえらなきゃ、といい、帰ってしまいます。

のこされた僕たちはしばらくお話をしたあと、まだ食事をしていないということなので、
フォーをたべにいくことにします。フォーならまだたべれそう(笑

お会計の際になると、そういえばさっきの彼がお金をおいていかなかったことに気付きます。
あああ、しまった。なんてナチュラル。。。
そして残ったひとりも、ごめんね。お金もってない!なんていいだします。
おおおお。そうきましたか。
しょうがありません。ここは私が。。。

ここらへんで少々あやしい気配をかぎとってみます。
用心しすぎ???

でもつれてってもらったフォー屋さんはおいしかった!
道端の屋台スタイルでおばちゃんが手際よくつくってくれて、、。
ベトナム語だから僕にはわからないけども、周りのお客さん同士がたのしそーにおしゃべりしているのを聞いていると、
僕までなんだかいい気持ち。

いっぱい70円ほどのフォー、、きっとここも出さなきゃだろうなーなんて思いながらも、ベトナムの人と普通にはなせたからよかったかなーなんて甘いこともかんがえてしまっています。

さて、フォーの代金も当然のように支払わされた僕ですが、そのままふたりで街をあるきます。
高そうな店に入って、もろもろ見て、買って??的なアピールにみえなくもありません。
あまりとりあわない、僕。。
いきたいところがあるから、タクシーつかおうかーーっていいだすのにも、、歩きがすきだなーとやんわり断ります。

あ、おいしい店があるんだ!
ってつれていかれたのは、音楽ががんがんにかかってる、なんいやら高そうなお店。
いやいやさすがにこれは、、、。高そうだから、遠慮するよーーーって言って回避。。。

そろそろ夜も更けてきました。
なにやら危険な香りもしてきたので、脱出することにします。

丁重にお礼をいいます。
すると帰ってきたのは、明日、我が家で食事しない????
おおおお。出ました。コレはどこぞのHPでみたことがあります。
家にいくのは危険だって。。。
「いや、明日は予定あるからやめておくよ。。」
「んじゃ、ホテルまで送っていくよ。」
「いや、あるいて帰れるから。。。」

しばしのバトル(?)の後、やっと開放(笑
ベトナム的洗礼でしたが、まぁたいした損害なく楽しめたので、うれしい気分で帰途につきます。
夜風がきもちいい夜でした。

後ほど、アジアにくわしい友人にきいたところ、、、
同様の手口がハノイにはいっぱい。飲食したお店がぐるで、請求が法外に高かったり、
家に呼ばれて、悲しい身の上話でお金をせびられたり。。。
HPみたら、ギャンブルで巻き上げられるっていうのもありました。
おおお。うまいこと逃げおおせて、よかったーーー。

ハノイ、ステキな街ですが、危険な街でもあるみたいですねーーーー!
みなさま、ハノイいくときはきをつけてくださいねーーー。

南寧から河内(ハノイ)まで国際バス!リンゴをもらう。

2007/12/24

クリスマスイブです。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071224

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今日は南寧からハノイへ移動。
昨日しらべたバスステーションへ向かいます。

特に問題なくチケット買って、、、時間になったところで乗り込みます。
出発は10時。到着は夕方の6時ころだそうです。

バスの中はいたって普通。
夜行じゃないので、ベッド形式でもないですし、普通に椅子がならんでいます。

中国南部をつっきって、ベトナム国境を目指します。

周囲はきれいな農村風景がひろがったかと思うと、中国らしい奇岩がつらなったりして、見てるのも楽しい感じ。
そしてのーんびりな空気が漂います。

同乗しているのはほとんどが中国人かと。学生らしき、たのしげにさわぐ集団もいます。

いつしかお昼時に達したところで、国境近くの街でお昼ゴハンです。
昼飯はバス料金に含まれているとのことで、お昼は無料です。
真っ暗な店内に入っていくのに一瞬ためらいを感じますが、入ってみれば中にはすでにお皿がならんでいます。

味は、、、可もなく不可もなく。。ごはんがちょっとパサパサしてます。。。

さて、ここのお店、入り口に机があって、そこにおじちゃんとおばちゃんが座っています。
そして、皆に両替をすすめるんです。当然、僕のところにも来ます。
ベトナム通貨をもってなかった僕は、両替をお願いします。
200元渡して、200000ドン受け取ります。
よし、コレで安心。と、思いきや、、、。
1元は16円相当。1000ドンは7.5円相当。って前にどこかで確認したのを思い出します。
レート、多少変動したにしても、安すぎだろ!!!

おじちゃんに詰め寄ります。
するとすぐに、140,000ドンを追加します。この時点であやしさ満点。
計算機を求めると、引き出しからだして、100元→170,000ドンだよって説明してくれます。
でももうすっかり彼が信用できなくなった僕は全額回収することに。
200元、取り返します。。
いかにもあやしいですねーーーー。。。。

お昼が終わるとまた走り出します。
するすると国境到着。

あれっておもうほど、シンプルな建物です。
でも、軍服に銃をかまえた兵隊さんがそこにいるのが国境な雰囲気をかもし出します。

国境審査もシンプルシンプル。特に並ぶこともなく、するっと経過です。

陸の国境。。今までのは香港やマカオっていう特殊事情な地域の境でしたが、
今回はベトナムと中国っていう国どおしの国境。。
(なんか当たり前のことかいてますね。。。)

陸地に線がひいてあって、そっからこっちは俺の領分。。
非常にあたりまえのような気もしますが、やっぱり見慣れない。なにかうまく表現できないけれども、不思議な気分でテクテクしました。。

さて、バスを乗り換えて、ベトナムサイドを走り出します。
周辺には田園地帯。
そして、牛がいっぱいいます。牛にひかせる農耕具が活躍しています。そしてひどく自然な感じに牛が放し飼いになっています。
も~~~~~~っ

自転車にのる女性がかぶっている編み笠も、雰囲気ありますね。。

さて、僕の席のうしろには学生が陣取っています。
ひょんなことから会話することに。

彼らは、南寧出身で、ハノイ外国語大学に通っているそうです。
実家から大学にもどるところだそう。
例によってカタコトの英語と筆談で意思疎通。
ベトナム語を勉強しているという彼らにベトナム語をいくつか教えてもらいます。
日本の街のことをはなしたり、ハノイのことをはなしたり。
言葉の壁はもどかしいですが、彼らの純朴な感じはとっても好感!

そして、食べ物をわけてくれました(笑
リンゴ。いっしょにりんごをかじっているとこれもまた楽しくなります。
そしてさらに、、、ねずみのぬいぐるみをもらいました。
「中国の文化だと、すごく意味があるんだよー。来年はねずみの年だからね。きっと幸せがやってくるよ」
彼は言います。
干支のことですね!!
日本でも同様の文化があることを伝えると、なんだかうれしそう。
中国から輸入した文化ですね。きっと。

このねずみさんがかわいい♪
きょとんとこちらをみつめるお顔に、おなかには逆さの福の字。これが福を呼び込むそうです。

僕のたびもラッキーに恵まれそうです!

さて、そうこうしてるうちにハノイ到着。
時間は夕方7時を回っています。
しかし、宿をきめてなかったんですね。

さてどうしようか、、、。先ほどの学生くんに相談してみます。
どっか近くに安い宿はないかな???

そんなやりとりをしてると、わらわらとあたりを取り囲んだバイタクの中のひとりが宿勧誘してきます。
ほかにもまわりの何人かに聞いてみると、一泊3ドルという宿が一番安い。
でも安すぎ!??なんて心配もしちゃいます。

と、そこに同じくバスでのりあわせた中国人が、一緒に見に行こうっていってくれます。
タクシー代をシェアすることで合意して、その宿まで移動します。

ついたところは清潔そのもの!
中国時代よりよほど快適そうです。
値段も確認してみると、3ドルとのこと。
即決です。

一緒にきた彼はドミトリーは嫌だといって、別のところを探すことに。
そこでお別れします。

宿もみつけたし、安心です。

荷物を簡単にほどいてから、少しだけ街を徘徊します。

びっくりするのが、そのバイクの多さ!!!!
尋常じゃぁありません。

バイクバイクバイク!!空気もはんぱなく悪いです。
マスクしてる人もいっぱい。

事故がおこらない、理由がわかりません。
おそらく右側通行なんですが、それすらも、自信もてなくなるような混乱ぷり。
さらに怖いことに、よほどおおきな交差点でないと、信号なんてありません。
バイクの洪水の中、現地の人はひるまずすいすいわたっていきます。

気付いたのは、それこそひるんじゃいけないってこと。
もともとバイクの大洪水なんで、あんまりスピードも出ていません。
向こうが視認できるように、堂々とわたるとうまいことよけてくれます。

前後からクラクションの嵐をうけますが。。
なれないとちょっと怖いですけどねーー。。。

夕飯を近くの屋台でたべたら、なんだか落ち着きます。

フォーではなく、ラーメンのような麺でしたが、さっぱりしていて、おいしい。

具にレバーが入っていたのは少しおどろきでした。

でも、おいしーい。汁までのみほしてしまいたいおいしさです。

明日からのハノイ探索が楽しみになってきましたー。

それでは。

今日の出費
国際バス 133 元
市内バス 1.5 元
パン 2 元
宿 45000 DON
夕飯 15000 DON

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合計 136.5元+60000DON (2634円)

中国の麻婆豆腐は危険です。

2007/12/23

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http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071223

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朝6時、南寧に到着です。
まだ夜があけきっていません。

ターミナルの外にはバイタクが客待ちをしています。
珠海までは毎日Tシャツですごせるくらいだったのに、
さらに南に下ったここ南寧では、一気に寒くなりました。
標高があがったんでしょうか???
Tシャツどころか、その上にトレーナーきて、さらに外にブルゾンを着込みます。
海から離れたのが気温が下がった原因かもしれません。

バックパックを背負って、市内を目指します。
まずは適当にバスに乗って、人が多そうなところを探します。
が、うまくみつかりません。おりたところは人はいっぱいいますが、どうみてもオフィス街。
宿がありそうな雰囲気ではありません。

周りには、巨大な道路と建物が目につきます。
南方の民族自治区と思って、都市をイメージしていなかったのですが、
内実はやっぱりここも市内は巨大なビル群でした。
しかしいままでの都市以上に落差がはげしいんです。
バス停の周辺はもっとずっと小さな商店がひしめいていたのに、中心部だけ巨大なビル。
なんだか一体化していなくて、都市部分だけがぽっかり浮いてる印象与えています。
発展していった結果ビルがたったっていう感じでなく、補助金か、外資の参入で急にビルがたったような感じ。
ちょっと違和感です。

さて、宿探し。。
結局もう一回バスにのることで、繁華街らしきところを見つけます。
夜行バスのあと、バックパックをもってあるきまわったせいで、少々活動係数ダウン気味。。。
さっさと宿みつけちゃって楽になりたいものです。
と、そんなこと思ってたところに、宿を発見。
少し立派そうに見えますが、めちゃめちゃ高くもなさそうです。
100元以下ならいいやっと思って飛び込むと、88元でシングルルームがあるそうです。
これ以上さがすのもしんどいんで、即決。

部屋はまぁまぁ。
とにかく横になれるのがうれしい。。。

外はどんよーーりくもってて、すごく寒い。。
あんまり外にでてく気分でもないんで、ゆっくり休むことにします。
かるーくお昼寝。

ふとおきるとお昼すぎてます。
今日中に明日の移動手段確保しとかないとなーーー。なんておもい、しぶしぶおきあがります。
外は寒そう。。。
手近にある、あったかそうなものをぜんぶ着込んでの外出です。

珠海から南寧についたときのバスステーションに、市営バスのりついでたどり着きます。
係員のおねえさんに筆談で、ハノイのいきかたを聞きます。
でも、"hanoi"じゃ通じないんですよね。。
どうにか漢字でかかなきゃいけない。。。
あたりを見回して路線図を探します。おおまかな地図が発見!
南寧の南のほうには、、、、「河内」の文字。
カワウチ。。音読みにしたら、~ナイ。河って音読みなんて読むかわからないですが、ハンとでも読むとしたら、ハンナイ。。ハンナイってハノイに似てますよね。。。
地図的にも南寧より南はベトナムしかないはずだし。。。

ここは決めうちです。
河内にいきたいんだけど。。
筆談で質問します。
そしたらおねえさん、なにやらべつのところにひっぱっていきます。
そこにはまた別のスタッフが。
どうやら英語ができるスタッフのところにつれてきてくれたようです。

と、そこのスタッフいわく、、ここじゃないよ。。。

南寧にはまた別のバス乗り場があるそうです。

結局、市営バスをのりついで、もうひとつのバスのりばへ移動することに。
これが1時間近くかかるんです。
南寧内は市営バス、一律1.2元だから安いんですが、この石油高で採算とれてるんでしょーか。。。

移動さえしてしまえば、あとはスムーズに。明日の朝、10時から河内行きのバスがでてることを確認。
そして、河内のとなりに越南ってかいてあるのもみつけました。越南はベトナムって、先日おしえてもらいましたから、間違いありません。
心配ごとはすべて解決。

あとは市内をちょっと徘徊して、晩御飯たべて、就寝しました。

でも、ひとつだけ、トラブルが。。。

晩御飯、麻婆豆腐飯を頼んだんです。
豆腐だし、消化がよさそうだし、なにより日本でみなれてるから、ちょっと懐かしいのもあって。
本場だってのを忘れてました。
、、、辛すぎ。。。
火をふきそう、、っていうのは言いすぎでしょうか。。。でも、本当、辛くて、、辛くて、、、。
ごめんなさい、全部たべきれませんでした。。

ちょっとごめんなさいです。
不用意に辛いもの頼むものじゃあ、、、ないですねーーー><;

さて、それでは。

今日の出費
昼 12
油菜 5
夜飯 15
バス 6 (1.5×4)
ビール 3
宿 88

———————
合計 129 (2065)

珠海から南寧まで夜行バスで移動!

今日は少しくもっています。
2007/12/22

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071222

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今日は珠海から南寧まで移動です。
距離は400キロほどはなれた南寧までは夜行バスで移動します。

夕方6時の出発。11時間程度でつくそうです。

チケットをかったのは3時過ぎ。出発までしばらく時間があります。
しかたがないので近くを歩いて時間をつぶします。

すぐ近くに食物市場を見つけました。
なんて表現したらいいんでしょう。強烈な生活感。
野菜がびっしりとキレイにならべられ、怒号にも聞こえる大きな声で買い物がなされます。
店番のおばちゃんもテキパキテキパキ。ちょいと合間に売り物の野菜たべちゃったりしながら、機能的に動いています。
二階にのぼってみると、これがまた、キレイなんです。
決して、清潔感ある場所じゃないし、混沌としているはずなんですが、
ふしぎと整っていて美しい印象なんです。
一種の機能美なんでしょうか。写真や文章で表現しきれないのがもどかしいところですが、、、
少し興奮した瞬間です。。

市場を後にして、バスの中でたべる食料を買い込みます。
適当にあるいておいしそうなもの探しです。

まずみつけたのは自転車のうしろにかごをつけてパンをうっているおじさん。
何人かが買っているのをみて僕もたべたくなります。
小さなパン4つの塊で1元。安いです。
そしておいしいです。ほんのり甘くて、ぱさぱさしていないし、ごまの風味がきいていて香ばしい印象。
あっという間にたべちゃいました。、、、バスにもっていくはずだったのに。。

次に目をつけたのが、チマキ。
セイロで熱々に暖められたのが売られています。
これまたおいしそうな香り。。
思わず購入。これは2元。
もちもちしていて、貝の佃煮みたいな具もはいっていてこちらも美味!
ただしこちらは少し味がしつこくて、少しげんなりしてしまいます。
って、これも乗る前に食べちゃいました。

しょうがないのでまた別のものを買うことにします。
ここでにわかに気になりだしたのが乗車時間。
11時間ものってるとなると、その間にトイレにいきたくなったら困ったことになります。
となると、おなかがいたくなる事態は極力避けねばなりません。
その事実にいまさら気付いた僕は、おなかにやさしそうなものを探すことにします。

結局たどりついたのは、、、月並みながら、パンです。
普段たべなれたものならおなか壊すこともないだろう、、、と。
三つほど買いこんで、準備万端。

そうこうしているうちに出発時刻になります。
乗り込んだバスは、、、完全に寝台仕様。
椅子ではなくてベッドがならんでいます。

ベッドというには少しせまいような気もしますが、横たわってみると、椅子を倒すよりよほど快適。
枕を背中におけば前方のテレビも見えるし、本を読むのにも困りません。

思った以上の快適さにうれしい驚きをかかえながらバスは出発します。
ひとつ、不満だったのは、出発してすぐに電気が消えてしまうこと。
読書もできません。

しかたなしに中国語で流れるドラマを見ます。
なんとなーくストーリーもわかるのでぼんやりみながらいつのまにか眠りにつきます。

なんどかトイレ休憩ありましたが、基本的に快眠。
おきたらもうついていました。

夜行だけにそとの景色を楽しむことはできませんでしたが、移動としては快適そのもでした。
もし珠海から南寧間移動することがあればみなさまも、どうぞ(笑

それでは。

今日の出費
パン 1
チマキ 2
パン 7.5
水 5
バス 170
昼 15
バス 2.5
合計203(3300)

珠海で買い食い。

2007/12/21

今日は珠海滞在の二日目。
気持ちよく晴れています。

宿の外にあるバス停からバスに乗ります。
どこか繁華街に向かいたいのですが、バス停の名前だけではどこが繁華街かいまいちわかりません。
しかたなしに最初に到着したバスに乗り込みます。人がいっぱいおりるところで降りてみる作戦です。
バスは一律2.5元。

適当に乗り込んだバスは座席が全部うまる程度に混んでいます。いい感じです。
あまり少ないとあたりがつけにくいですもんね。
いままで乗った中国の公共のりものは全部そうでしたが、座席が金属でできているものがほとんど。
滑りやすいものの、きっと掃除がしやすいんでしょう。

そうこうしているうちにいかにも繁華街にたどりつきます。
バス、あたりだったようです。

おりたところでブラブラブラ。

行列をみつけました。
若者が群れなしてます。
行列の先は、、、、ふたつありました。

ひとつは、焼肉をパンにはさんだようなたべもの。
もうひとつは、たこ焼き!風のなにか。

(少しみづらいですが、左の行列が、パン。右側がタコヤキ風のなにか、です)

両方ともに混んでいます。でも、たこ焼き風は3つぶしか入ってないんですね。
少しおなかが減っていてボリュームが欲しい僕は焼肉パンを選択。こちらは5元。
目の前で肉と野菜を炒めて、唐辛子をたっぷりかけてからパンにはさんでくれます。
これが美味!焼肉のたれの味がおいしくパンにしみこんでます。買い食い、大好きです。

(左側の鉄板でつくった焼肉をすぐに右側でパンにはさんでくれます。あとは唐辛子やらマヨネーズをぴゅっと。。。)

パンをもぐもぐしながらまわりを徘徊します。
いくつか求人広告のようなものを見つけました。
少し大きな食堂風の募集は皿洗いが1000元程度。部長クラスで1800元です。
少しはでめな飲み屋での女性店員募集は3000元。
香港で話した人は、5000元もらえればそれはすごくいい仕事。いい会社のマネージャクラスだって言ってました。
好きなもの買えるし、すきなもの食べれるって。
だいたい相場とあっている気がします。
でも5000元っていったら、8~9万円相当。
これを多いと見るか小さいとみるか。。。

少し暗くなり始めたまちでおもしろいものを見つけました。
100円ショップならぬ2元ショップ。2元といえば30円強ですから驚異的です。
日本の100円ショップほどでないにしろ、靴下や日用品など、品揃えもなかなかです。
ちょっと信じられない値段設定です。
当然のことながらすべてメードインチャイナだとしても、30円って!!!!
そこがしれません。
どうやってつくってるんでしょう。。。

日が暮れてくるにつれて、路面に机をならべる店が増えてきます。
夕食用に営業する食堂たちです。
机を並べて椅子をそろえて食器を出していく。。
食器は、皿、コップ、おはしがセットになって、ラップのようなものでくるまれています。
消毒済みのものをどこかから買っているんでしょう。
そういうところだと安心してお客がはいるのかもしれません。そしてそういうことを望むお客が多いということはこの
珠海もだいぶ都市化されている街ということかもしれません。

マカオの隣の珠海、香港のとなりの深セン。どちらも経済特区との交流で栄えているようです。越境も簡単ですしね。

繁華街も夜になると夜店が出たり、食べ物の屋台がでて、人通りも増えていきます。
いかにもにぎやか。広州なんかではみられなかった光景です。(たぶん見つけられなかっただけだとは思いますが)
楽しいですね。買い食いしながら練り歩きます。

途中旅行店に行って、次の目的地、南寧への行きかたを聞いて、明日も安心です。

で、ふとインターネットカフェに立ち寄ります。
メールチェックのために。入り口には1時間4元と書いてあります。
フロントで英語で話しかけると、1時間20元といいます。
でも表には4元ってかいてあったよっていっても、やっぱり20元ていいます。
フロントに張ってある料金表も4元てなってます。それをゆびさしてようやく4元でOKと。。。
まったく油断なりません。。。。

さて、珠海ふつかめもふけてきました。
明日は南寧への移動日です。

それでは。

今日の出費

バス 2.5
炒飯 15
パン 5
水 3.5
お菓子と水、ビール 10
ミルクティー 2
バス 2.5
宿 50
合計 90.5(1500)

※今日のブログは昨日の夜のであるき分もまとめて書いてます。写真は昨日の分みてくださいねー。

マカオから珠海へ移動。ユースホステルは遠かった。。。

2007/12/20

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071220

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今日は中国は珠海への移動です。

といってもまずは朝ごはんから。
いつもの定食屋さんに足を向けます。
ここにこれるのも最後って思うとすこしさみしい感じです。
豚肉ラーメンとトーストとミルクティーのセットをお願いします。
やっぱりおいしいです。
ラーメンに少し遅れてきたトーストにはなんと具がはさまっていました!
カツサンド!お得意様サービスなのか、たまたまなのかは不明です。
でもお得意様サービスとかってに解釈をしてご満悦です♪

三日間、ごちそうさまでした。

宿に戻る途中の公園では、なにやら人が集まっています。
近寄ってみると、大きな舞台が用意してあって、その周りにスーツ姿のおじさまがちらほら。
様子から察するに、マカオ市主催の体育イベントのようです。おじさまたちは市のお偉いさんでしょうか。
巨大な龍と獅子による舞がはじまります。

特に20人ほどの人が動かす龍の舞は迫力満点!
龍の前で舞う獅子たちの動きも雰囲気あります。


ひとしきりもりあがったところで次のイベントがはじまります。

龍が退場したあとに舞台に入ってきたのは、緊張した面持ちのおばちゃまたち。
すごい数です。
きれいに方形にならんで、号令を待ちます。
ドラの音ではじまったのは、、、、、太極拳です。
縦27×横27。総勢700名以上が息をそろえての太極拳。
さまざまな動きがながれるように連なります。
みとれるようなスムーズな動き。ときたまその中に混ざるコミカルにもみえるポーズも表情は真剣そのもの。太極拳を見慣れない僕なんかは少し笑ってしまいます。

これだけの人数があつまるっていうのはやっぱり中国ならでは。700人もの人が同じ動きをするっていうのはやっぱりみていて壮観です。

しばらく中国らしいショーを楽しんだあとは宿に荷物をとりにもどります。
少しの間だったけども楽しい時間をすごしたフィリピン人や宿のスタッフにおわかれ告げて、珠海への移動開始です。

(フィリピンの方々。とても楽しい人たちでした。)

移動といってもマカオとは陸で接しているので、バスで国境にいくだけです。
30分もしないうちに国境到着。
エスカレータで二階にあがるとそこで出国審査。
これがものすごい混雑です。
人々が長蛇の列をつくります。

人の流れのわりに、ゲートの数が少ないんでしょう。
しかたがないので比較的列の短いところをさがして並びます。

前後の人々も食べ物たべたりしてすっかりのんびり態勢。
僕も日本からもってきた文庫を取り出します。
ひとしきり読み進んでもりあがってきたところで僕の番。こういうの、かならず盛り上がってきたところで中断されるんですよね。
結局待ったのは小一時間ほどでしょうか。
列は一向に短くなっていません。
かえって長くなっているような。。。

特に問題なく審査もとおり、越境完了。
マカオに入ったときも感じましたが、簡単なものです。

両替をして中国元を手にいれ、無料の地図ももらって宿を目指します。
目指すは珠海ユースホステルです。
なんとも簡単な地図からはだいたいの場所しかわかりません。
国境にいたサービスセンターのお姉さんはタクシーを使えといっていましたが、、、
初めての土地を少しあるいてみたいのもあって、徒歩でいくことにします。

しかしこれが失敗。
重たいバックパックを背負って歩くには少し遠すぎました。
中国の道はそれぞれに名前がついていて、そのまま住所になっているので道路さえみつければ迷わないはずです。
しかしあるけどもあるけども目的地にたどりつかない。。
途中、立派なホテルをいくつも通り過ぎますが、YHはありません。
いいかげん疲れてきたところで結局道を尋ねることにします。ひときわ立派なホテルの守衛さんに地図とYHのパンフを見せて道をききます。
どうもこの近くのはずなんですが。。。

守衛さんも首をかしげながらなんども地図を見ます。そして、そのまままっすぐ進めばいいよって道をさしてくれます。
ありがたいです。
、、、、ありがたいんですが、どうにも頼りない表情だったのが気にかかります。本当にわかっていたのかどうなのか。。。
パンフには住所まで載ってたんですが、どうにもピンときてないようでした。。。

不安になりながら、少しすすむ旅行社があります。
さっきの守衛さんには申し訳ないですが、ここでもう一度聞くことに。
果たして返ってきた答えは、、、「100Mほど戻ったところよ。」
確信をもった表情で教えてくれます。
でも100m戻ったところといえばさっき守衛さんに道をきいたあたり。
立派なホテルしかなかった気がします。

(周辺はこんな風景がちらほら。。)

ふしぎに思いながらも100mほどもどり、さっきの守衛さんのいるホテルに戻ってきます。
今度はホテルのフロントでやっぱり道を聞いてみます。
すると、ここですよ。との答え。
こんな立派なホテルなの!??
答えはすぐにわかりました。そこは大きな大きな宿泊施設で、部屋はコテージみたいなところに独立してるんです。
その中のひとつがYHとして貸されているとのこと。
YHはちゃんと質素なつくりをしていました。

案内されたそこは、フロントから300mはあるいたあたり。広大な敷地です。
部屋の中には8つのベッドが並びます。でも、宿泊客は僕ひとり。
少しさみしい感じです。

一人部屋って気楽ではありますが、ドミトリーのほうは決してさみしくないんですよね。
必ず人がいるっていうのは長旅する人にはむしろうれしいことかもしれません。

宿にたどりつくのにだいぶ体力を使ってしまいました。
荷物をおいてからでかけた街歩きもほどほどにして今日は休むことにします。
街の様子はまた明日かきますね。

それでは。

今日の出費
朝メシ 21
バス 2.5
宿 50
バス 2.5
夕 8
パン 5
飲み物 4
バス 2.5
お菓子と飲み物 10
合計105.5(1650)

マカオの中華屋さんでお得意様になる。

今日はマカオ滞在三日目。
そらは少しくもっています。

2007/12/19

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071219

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朝おきてロビーでくつろいでいると、スタッフが洗濯物を干しています。
僕も洗濯をしたくなって、もぞもぞ洗濯物をとりだします。
それをみてスタッフのおばちゃま、、、「やったげるわよ」。
ありがたいことです!
こういうところ、フレンドリーな宿でよかったって思います。

一通りお願いしてしまってから、市内徘徊開始。

腹が減ってはなんとやらで、まずは腹ごしらえ。
昨日みつけたおいしい中華屋さんにむかいます。

迷った末に選んだのはAセット。雪菜と豚肉炒めラーメンのセット。
雪菜ってどんな味でしょう。。。
出てきたのは、高菜そっくりの野菜がのったラーメンです。
これがまた味も高菜の漬物そっくり。やっぱり美味です!!
スープもさっぱりしているけどしっかり味がするし、
雪菜もおいしい♪
そしてセットになってるトーストもカラッと焼かれていて文句なしです。

おなかもいっぱいになったところでまた徘徊開始。
キリスト教関連のお墓なんかが立ち並ぶ区域をてこてこ歩いていると、かっこいい外人さんのカップルが。。
撮影会をやっていました。確かに絵になる風景。クリーム色の壁と西洋風の家々がきれいにならんでいます。
なにかの広告にでも使うんでしょう。撮影スタッフは十数人。
いまさらでありますが、一枚の写真にこれだけの人間が動くいているんですね。

カジノの近くをあるかなければ、なんだかのんびりした街です。
香港の街とも少し違う感じ。ごみごみはしてるけども、どこかのんびり。

ところどころにあるお寺や教会も風情があります。
どんなに周りがごみごみしていてもお寺や教会に入ってしまえばそこは別世界。
落ち着いた時間が流れています。
なにかにつかれたとき、そっと寄り添いたくなるきもちもわかるような気がします。

宗教っていう一定のルールでしっかりと規定された空間。
同じ見方を共有した人々がひとつにあつまる場所。
ルールがあって、同じ共同体の人が集う場所、おのずから居心地のよいものになるんでしょうか。
完全な自由よりも、ルールがあったほうが生活しやすいもの。
ルールを選ぶ自由は欲しいけども、ルール自体はあったほうが暮らしやすいですよね。きっと。

そんなことをつらつら思ったりしながら街を歩きます。
普段見慣れない街の探索はあっという間に時間がすぎていきます。
中華の街並みを歩いて、いつのまにか海岸線にたどりついて、そのままカジノの一帯にたどり着く。
まだ夕方なのに、カジノにはどんどん人が吸い込まれていきます。
毎日毎日、日常的に繰り返される、非日常。
なんだかちょっと不思議な感じです。

さて、そろそろ夕飯の時間です。
また、お気に入りの中華屋さんにむかいます。
これで4回目。

今日注文したのは、炒飯と油菜。
炒飯は昨日注文したのとは別のものですが、やっぱりおいしい。エビのぷりっぷり感もですし、ごはんのパラパラ感もすてき。
油菜もほどよく塩味がきいていて、あぶらこくない。

あー、、、しあわせだなーーーって思ってると、
お店の人がなにやら紙を差し出してくれます。
みると、「日本人」ってかいてあります。

筆談はじめようとしてくれたんですね。
うれしくなります。

カタコトの英語と、おぼえたての中国語ほんのちょっとと、筆談と、身振り手振り合わせての会話です。
食事、とてもおいしかったっていうと、厨房の中の人までよんできて喜んでくれます。
美味、中国語(マカオ周辺の方言)で「レイメイ」というそうです。
レイメイ連発(笑

少し日本語がしゃべれるお客さんも混ざって、周りの人に通訳してくれたりします。
名前を教えてもらったり、出身地をきかれたり、、、宿の場所をきかれたり。
たわいもないことばかりですが、なんとも楽しい時間です。
宿の場所を示すのに使った地図に、このお店の住所がメモしてあるのを見つけたおばちゃま大喜び。
閉店の時間まで(といっても18時閉店です)ゆったりしてしまいました。

いろいろなお店でいろいろな味楽しむのもいいけれど、
同じ店に通って顔おぼえてもらうのもなかなか楽しいかもしれません。

宿にもどるとまた新しいルームメイトが増えていました。
子供のころマカオにすんでいたことがあるという、オーストラリア人。
マカオの中国返還と共にオーストラリアに引っ越したそうです。

昔となにか変わった???
聞いてみると、カジノがおっきくなった、といいます。
昔はそんなに大きくなかったのに、今は目を見張らんばかり。
あんなに大きいカジノは好きじゃない。バランスがよくないって言います。
やはり故郷の風景が一気にかわってしまうのはうれしくないようです。。

寝る前に少しおはなしします。
フィリピンからのルームメイトも一緒です。
話の流れで日本食の話に。

どんなお寿司がすき???と聞かれます。
考えてる間に、、、「カリフォルニア巻きでしょう!」って言われます。

カリフォルニア巻き、たべたことない!っていうと、驚かれます。
あれは日本のお寿司屋さんではたべることないっていうと心底驚いているようです。

そして日本人が生でお魚食べることが不思議だそうです。
おいしくなーいって。
今度は僕が驚く番です(笑
あんなおいしいものそうないと思いますけどねー。

さて、明日はまた移動です。
フィリピンの人に中国までの移動方法を聞いたので安心です。

それでは。

今日の出費
ブランチ
夕飯
宿
合計 110(1650)

マカオでお汁粉。美食三昧。

今日はきれいに晴れてます。
マカオ市内を歩いて回ります。
2007/12/18

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071218

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同室のニュージーランド人に、市内まで案内してもらうことになりました。
世界遺産にもなっている界隈です。

マカオには、ポルトガル支配の中で培われたさまざまな建築物がのこっていて、それらが世界遺産として登録されています。
ホテルから少しだけ歩くと、もう、そこには観光客が大挙していました。

石畳の坂道を一歩一歩のぼっていくと、少し広いスペースがあり、そこにはやはり石畳の階段がつづいています。階段は左右に広く、のぼった先には大きな門のようなものがあります。近くでみると、その造詣は立派。
どうも、協会の入り口部分だけが残っているようです。
でも本当に入り口のところしかのこっておらず、、、向こう側にはなにもありません。

入り口に上って周囲を見回します。

沿岸部には大きくカジノたちがそびえます。
視線を内陸部に戻すと、、、そこには雑居ビルがトコロ狭しと集中してます。
きっといわゆる下町のあたりでしょう。。

カジノのように開発されていないところはどんな雰囲気か。。。
後でいってみることにします。

さて、Ruins of St.Paul’s というその門をあとにして、ふらふらと街中のほうにあるいていきます。

あたりはきれいに整備され、町並みも美しいです。
ひょっとして古くから西洋人が住んでいたエリアかもしれません。教会が近くにあったり、防衛施設たる砲台もすぐ近くにあります。
海が近いからか、さわやかな風が吹いています。その中、キレイにととのった街並みを歩くのはなかなかにきもちがいい。。

少し気をよくしていたら、おなかが減ってきました。
辺りを見回して、あるていどお客さんが入っていて、、おいしそうな(勘です)お店を探します。
入ることにしたのは順濠というお店。

お店の名前まで書いたのは、、、本当においしかったからです。
たのんだのは、Cセット。漢字で書いてあるメニューから推測するに、豚肉をつかったラーメンに、お茶かコーヒーがつくようです。
果たして出てきたのは、麺の上に、豚肉をカラッとあげたものと野菜が乗っているものとミルクティーです。
洋と中のその組み合わせがちょっとおもしろかったですが、ポルトガル統治だった中国領を思えば、そんなに不思議なことではないのかもしれません。

カラッとあがった豚肉はさくさくしていて、お肉はジューシー。
決して他の中華にありがちな味のしつこさはありません。スープもシンプルながら、飲み干してしまいたくなるおいしさ。
サク、モグ、ジュルジュル、、夢中になってがっつきます。

、、お店の人がなにやら持ってきてくれます。
なんと、トーストでした。
豚肉ラーメンとミルクティーとトーストのセットだったんです。
やっぱり組み合わせは不思議ですが、このトーストもさっくり焼かれていて、ミルクティーによく合う!

一気にたいらげてしまって大満足です。
料金は21パタカ。 

パタカをもっていなかった僕は元で払います。
ごちそうさまでした。おいしいご飯を食べてすっかり気分がよくなりました。

またブラブラ再開です。

無料でもらった地図には、世界遺産に登録された、25もの遺跡が載っています。
ちょっと興味をそそられながらも、下町のほうを見てみることを選びます。
現地の人々のくらしってどんなんでしょう。。

あまり広くない道をえらんで、でも活気がある方向にあるいていきます。

ありました、ありました。
果物やお肉を売っているお店がならび、道に椅子を出して営業してる飲食店が点在する。
道の雰囲気は香港ににています。ちょっとほこりっぽい、生活観のあふれる空間。

道にできた即席の屋台では本をうっていたり、鶏をうっていたり、さまざまです。

少し大きな道に合流するところに、テーブルを三つほどだして営業している屋台がありました。
3つのテーブルともに埋まっている。きっとおいしいものを出しているんでしょう。

なになに、と覗いてみると、そこには、、、おしるこです!正確にはおしるこにみえるなにか。
色もそうですし、明らかにあずきと思われる豆もういています。白い丸いものは白玉でしょうか。

早速注文です。

おばちゃんは、手早くカップにおしるこをいれます。そしてひときわ大きい白玉も投入してくれて、にっこり。
相席のテーブルにすわり、いただきます。

お味は、、、思ったよりも甘くない。素朴な甘さです。でもやっぱりしっかりほのかに甘い。
そして中にはつぶつぶがいっぱい入っていました。米やら、ゆりの根(?)、あたりと思います。
つぶつぶをすくいながらほんのり甘い汁を飲みます。おやつと食事の中間のような味。

そしてさっき投入してくれた大きな白玉!
こちら、、、卵でした。ゆで卵。
そういえば確かに卵サイズです。でも、まさかおしるこに卵が入っているなんて考えもしなかった僕は少し面食らいます。
こうなると、完全に食事な感じ。とはいえ、甘い汁にひたして食べる卵も、これはこれでなかなか。
ちょっと素朴なこのおやつゴハン、9元でした。

パタカでなく、元なんですね。

マカオでは三つの通貨が流通しています。
パタカと香港ドルと元。元の価値が少しだけ高くて、香港とパタカは同じくらい。僕が両替したレートだと、、元=16円、パタカ=香港ドル=15円。
で、この三つの通貨、おなじように使えます。先ほどの8元をパタカで払うことも可能。ただし、中国系の下町では香港ドルは断られることもあります。
逆に、昨日のベネチアホテルのスロットマシーンは香港ドルしか使えませんでした。とはいえやっぱりパタカが一番便利に使えるんですけどね。
三つも種類あったら大変だろうなー。。。お店しめたあと、両替とかにいくんでしょうか。 いらぬ心配してみます。

おいしいおやつをいただいたあと、また市内徘徊です。
というより、正直迷いました、、。
いやー、小路をさがして入ってふらふらして、また別の小路へ、、、をくりかえしていたら、あっという間にまいごに。でもそこはマカオのいいところ。大して広くないんですね。一定方向にあるいていったら必ず海か国境にぶつかります。
ぶつかっちゃえば大体の場所はわかります。安心安心(笑

教会風の白いたてものがあったかと思えば、近くの路地には中国風のお寺がある。
海のそばにはさわやかな風が吹いてる公園があって。。。

公園には健康器具がならんでます。
遊具っていうよりも、大人が健康のために運動するための設備。
おばちゃんが、海みながら颯爽とした感じで運動してます。
なんだかちょっとコミカル(笑

やっと知ってる道にもどるとまたもご飯どきです。

夕飯も昼と同じところで食べることにします。
今度は炒飯とビール。
最高の組み合わせと思われます。

やっぱりここのゴハンはおいしい!
味もしつこすぎないでいて、でもいかにも中華!っていう味がしっかりしてて。
なんだかうまく表現できないけども、おいしいんです!
いかにも家族経営な感じで、スタッフがなかよさそうに働いているのも好感触です。

マカオ滞在中のごはんはここがメインになりそう(笑

夜、宿に帰り、みんなとお話します。
今日の同室はフィリピンのかたがた。みんな流暢な英語を話します。
フィリピンの言葉を教えてもらって、カタコトの会話をしてみたり、日本のことを話してみたり。
フィリピンの言葉をうまく発音できるとみんなとっても喜んでくれます。
僕もみんなが日本語の単語を話してくれるとうれしい。
自分の国の言葉をあいてがしゃべってくれるとうれしいのって、なんででしょう。

自分の国を知ろうっておもってるって感じられるからかもしれないですね。

マカオへは、観光も兼ねながら、就職先をさがしにきているそうです。
フィリピン人は英語が堪能な人が多く、マカオのカジノやホテルで働いている人が多いとか。
あれだけの巨大産業、働き口もたくさん提供してるようです。そして一流ホテルはお給料もいい、と。

マカオにとってのカジノ、、巨大産業として雇用をつくりだしてるという意味で決して悪いことばかりなわけじゃなさそうです。

さらに観光の目玉として海外から観光客が押し寄せたら、周辺の産業も活性化する。。
マカオではうまく機能してるように見えます。
島全体が観光施設としてリンクしている。。。。

一通り談笑したあと、、ロビーでメールをチェックしていると、、、
子供がこちらを見ています。
シンガポールからきた一家が滞在していたんです。
僕がそっちをみると、はずかしそうに笑いながら部屋にかくれちゃいます。
でも、すぐにまたもどってくるんですね。
かわいくてしょうがない(笑

手招きして呼びますが、どうしてもこっちにはこない。

でも、しばらくするとまたもどってくるんです。
と、今度は手になにか持っています。
よく子供が好きな、戦隊もの。ゴレンジャーみたいな(?)のの武器のようです。
弓状のそれはいろいろな形に変形します。
オーーーースゲーーーっ。
ちょっとおおげさにリアクションすると彼はとってもうれしそう。
なにやらその武器を変形させて、カードを取り出します。

カードを見てみると、、、そこには日本語が。。。
日本のおもちゃだったんですね。彼はまったく読めないようでしたが、絵で意味はわかるんでしょう。
うれしそうにみせてくれます。
こんなとこで日本のおもちゃみるなんて、ちょっと不思議な感じです。

ひとしきりカードをみせてもらったあと、今度は風船を使ってのバレーボールが始まります。
6歳という彼が必死に風船をおっかけてるところが、、、もう、いいようもなくかわいいのです(笑
おにいちゃん(9歳)も参加して三人でしばらくあそんでいました。
ふと気付くともう夜中。しぶしぶ遊びは中断してお母さんのもとに返します。

マカオ二日目もあっという間にすぎていきました。
さて、明日はどうしましょう。

今日の出費
昼 21
水 4
お汁粉 9
夕飯 19
ビール 8
宿 60

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合計 121(1800)

マカオ上陸。ギャンブルに負ける。

2007/12/17

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写真はこちら。

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071216

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今日は香港を後にします。
次の目的地はマカオ。

ギャンブルの街。ポルトガルと中国がまざりあった街。
同じくヨーロッパの支配を受けていた香港と、なにが違うのか、なにがいっしょなのか。
ギャンブルが身近に存在するってどういうことなのか。。。
楽しみです。

移動はジェットバスって呼ばれてるフェリーです。
中国国内とはいえ、香港、マカオ、中国本土はそれぞれ別の統治機構になっているので、
入国審査と出国審査があります。一国二制度って不思議。。。
パスポートを用意して列にならびます。

しかしやっぱり香港人は軽装。ふつうのおばちゃんがサンダルはいてたりします(笑
ひょっとしたらマカオの人が帰るところかもしれません。

船は停泊中が一番揺れるって、どこかに書いてあったけれど、本当、そのとおりでした。
出発待ってる間はゆらゆらゆらゆら。幸い僕は船酔いしなかったけれども、船酔いしやすい人はあぶないかもしれません。
そういう人はきっとギリギリに乗り込むとよさそうです。
出発すると船はスパッと安定。音は大きいですが、ゆれはきになりません。

少し見慣れた巨大ビル群が少しずつ小さくなっていきます。
一週間ほどしかいなかったけれど、少し寂しいきもちになります。たった一週間なのに、不思議なものです。

一旦陸を離れてしまうとあとは海、海、海。船酔いが怖くて読書もできないので、
寝ることにします。幸い眠るのは得意技(笑
次に目を覚ましたときにはマカオ到着の寸前。われながら上手な眠り方をしました。

まず出迎えてくれるのは、島どうしをむすぶ巨大な橋。
真っ白で、巨大な橋が一直線にのびています。遠近法のお手本のような景色。
美しい、橋です。

島の沿岸部にはホテルと思われる巨大な建物が点在。
いかにもギャンブルの街と思わせる様相です。
さてさて、表はそうだとして、内陸部はどんな様子をみせてくれるのか。。期待はふくらんでいきます。

フェリーをおりての入国審査はサラっとすんで、上陸果たします。
表に出ると、そこにはホテルへの送迎バスの列、列、列。
ホテルのプラカードを持ったスタッフがキレイにならんでいます。

僕が泊まる宿はもちろんそんなことはしてくれないので、公共のバスをつかいます。
料金は一律2.5パタカ。1パタカは約15円。

僕は香港ドルで払います。香港ドルとパタカはほとんど同価値なので、どちらも使えるようです。

ポルトガル語も中国語も聞き取れないので、バスの通路を地図でたどりながら、、、大体の勘できめます(笑
まぁ、繁華街とおもわれるところにさえたどり着けばたいていなんとかなります。
人がわんさかいるあたりでバスを降ります。すぐ近くにはホテルリスボアがあります。
有名な小説で出てきたのを思い出して、少しうれしくなります。
ホテルリスボアのとなりには、グランドリスボアという、もっと新しくて、もっと巨大で、もっと豪華なホテルがそびえ立っていました。

本当に巨大。こんなビルがホテルとして機能しているなんてにわかにはしんじられないくらい。あの部屋、全部で何室あるんだろう。。。
とそんなことを思ってしまうくらい巨大です。

そこから大して遠くない距離にあったホテルにたどりつきます。
チャイムを押して開いたドアの向こうには、椅子にすわって談笑するゲストたちがいました。
アットホームな雰囲気の宿みたいです♪

案内された部屋は香港のものよりずっとこぎれい。料金も60パタカで、香港よりも安くなりました。
トイレ、シャワーは別の部屋にあるのもうれしいところです(笑

同室になるのはいかにも旅なれていそうな、ニュージーランドからのカップル。
14ヶ月の旅をしているそうです。これから東南アジアをめぐることを伝えると、各国のお勧め宿情報をわんさかくれました。
ありがたいです。

向こうは物価は安いし、すばらしいものが見れるし、きっと楽しめるよっていってくれます。
ちょっと汚いのを我慢すれば、ねって付け加えながら。。

そうこうしているうちに、また別のルームメイトから声をかけられます。
「カジノにいかないか???」
行きましょう行きましょう。ぜひとも経験したいと思っていたところだったので、渡りに船。
連れて行ってもらうことにします。

参加者は、オーストラリア人のジェイクと、フィリピン人のジェイです。
それぞれ、なかなかうまくききとれなかったですが、よびかけたらわかってくれたので、よしとします(笑
彼らも僕の名前をうまく発音できず、、かずいーこみたいな発音してました。

連れて行ってくれたのはベネチアホテルというところ。市営バスでバスターミナルに移動し、そこからはホテルのシャトルバスに乗り換えます。
ついたホテルは、別世界。巨大なたてものの中は昼のようにあかるく、人々が楽しそうに歩き回っています。

入り口をくぐると、豪奢なつくりの家具と石像とクリスマスツリーが僕らを迎えます。

早速カジノ、、、と思いきや、カジノに行く前にショッピングエリアがすごいから、そちらを見に行こう。という話になります。
10mもあろうかという(ちょっと言い過ぎた?)クリスマスツリーなんかに感嘆しながら、奥に向かいます。たどり着くまでに道をきかないといけないくらいに、広いです。ひとつのショッピングモールの様。

たどり着いたそこは、、室内とは思えない光景! 天井には空の絵がかかれ、中央には水をはった水路の上にゴンドラが浮いています。ゴンドラには船頭が乗って民謡を歌います。
あたりは明るく照らされて、さながら眼前にベネチアが出現したよう!!!(って、僕はベネチアいったことないですけど、、、、も。)
水路の両脇には高級ブランド店が軒をつらねています。カジノで勝った客はきっとここでお金を落としていくんでしょう。。

室内に、屋外を作り出してしまうまでに力をかけているのは、ここに非日常の空間をつくりたいからでしょうか。
明らかに日常と違った雰囲気の中、金銭感覚も吹き飛びそうです。さらにそこに一攫千金のカジノの誘惑。
ホテル全体が非常によくできた経済装置になっています。

さて、一通り見て回ったあとに向かうは、カジノです。
看板を頼りに角をまがると、、眼前に広がるのは熱気が目に見えるかのようなカジノのテーブル達!

さまざまなゲームのテーブルがところせましと並んでいます。
ルールを知っているのもあれば、わからないのも、ある。
スリーカードポーカー、ブラックジャック、カジノウォー、賽台、などなど。別のエリアにはスロットマシーンも並んでいます。

オーストラリア人の彼はスロットマシーンに挑戦です。
しかし本当にあっという間に200香港ドルを消費。3000円相当です。
5分もかからなかったんじゃないでしょうか。。

はやーーーい!

僕は機械相手じゃなくて、人がやってるゲームをしたかったので、スロットマシーンには手をださず、
ルールのわかりそうな台を探します。
予算は50パタカ。750円相当。

選んだのは、サイコロ三つを使ったゲーム。賽台とかいてありました。これがゲーム名を表すかは、不明。。
サイコロの目を当てます。一番普通なのは、合計数が大(11以上)か小(10以下)かをかける掛け方。
ただし、三つ同じ目がでた場合は別の役となってしまいます。たとえば、大にかけていても、6,6,6がでたら、負けですね。

面白いのは、客が群がっている台とそうでない台が明確にわかれているところ。
なにが違うかというと、、、それまでに出た目のかたよりっぷりです。
例えば、大が6回連続ででてたりする台は盛り上がっています。そうでない台は客がひとりもいなかったりあする。

やってみれば当然わかるとおり、完全に材料がないと、なかなか賭けにくいんですね。
でも、6回も連続で大がでてるから、きっと次も、、、。とか、もしくはその逆とか、思考のよりどころがあると賭けにいたりやすい。

盛り上がっているテーブルのひとつに僕ももぐりこみます。
テーブルで現金をチップにかえてもらい、いざ参戦。最低掛け金は50パタカ。もってるチップは50パタカ分。
オールオアナッシングです。

その台ではすでに5回連続で小が出ていました。周りの台の傾向も見て、6回までは連続するんじゃないかな、とあたりをつけて、
小に賭けます。。。
同じ様に小にかける人、、、いや、そろそろだろうといって大にかける人、、、、さまざまな思惑が台の上をチップになって飛び回ります。
ころあいを見て、ベット終了の鐘が鳴ります。

運命の、オープン。
サイコロの入ったカップの覆いをとり、ディーラーが目を確認し、ひとつひとつ電光掲示板に入力していきます。
数字がひとつ表示されるたびに周囲からは声が漏れます。
出た目は、、3、2、4の小。

6回連続で小がでたことになります。

大、もしくは小が6回連続で出る確率は、、2.7%。

さて、もう一回があるのかどうか、、、少し迷った僕はここでは賭けないことにします。

結果は小。7回連続です。
8回続く確立はもう1%をきります。

きっとここらへんで大がくるはず。
そう思って皆がかけに走ります。台の上にのったチップは、大も小も同じくらい。

ここまでの流れ、驚くほど小説「深夜特急」に書かれていた内容と同じです。
あの小説の中では、場が熱しきったところで、ぞろ目を出して、場の金額を全部さらうのがカジノのやり方。。。
そういっていました。なるほどその論理もうなずけます。場はすっかり盛り上がって、人が群がり、場にはチップがあふれています。

ここで小説をなぞるのもおもしろいかもしれない。。。

僕はぞろ目が出るほうに賭けます。

となりの中国人が意外な顔つきで僕を見ます。

さて、運命のサイコロたちは、、、、
5,5,6。一緒にいたルームメイトたちは、おしーーーーーいーーーーといって悔しがってくれます。
ここまでも例の小説と流れは一緒。

でもその後別の必勝法を発見して挽回していく小説とは違って、そのあともう一度かけるも、はずしてしまい、すっからかんに。
そう簡単に勝てるものではないですね。750円相当の損害。

それでも十分楽しんだ僕たちはすっかりひやかしに徹します。
カジノ内にはお盆に飲み物をのせたスタッフがほうぼうにいますので、自由にもらうことができます。
腹いせとばかりに(笑)のみものを飲んで、中央のステージで開かれている豪勢なショーをみたりしてすごします。
飲み物4杯とショーをみて、750円は安いとしましょう。。

おみやげにペットボトルの水ももらってきましたしね♪

今日はすっかり楽しみました。
明日は市内を徘徊してみます。

今日の出費

地下鉄 8.5

餅(香港最後に、お気に入りの餅屋で買い食いです) 3+2

水 3.5

はさみ 10

昼 34

船 135

バス 2.5

宿 60

カジノ 50

バス 2.5+2.5

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合計 313.5(4700)

香港理工大学に潜入!

2007/12/16
今日は曇り空。

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写真はこちら

http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20071216

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今日は香港理工大學へ潜入。
学生の様子を見るのと、学食で食事をとるのが目的です。

大學は宿のすぐ近く。
迷わずにたどりつきます。

しかしさすがに休日だから、ひとはまばら。。。。
と、、おもいきや、なにやら行列をみつけます。
なにかおもしろいことがあるのか!!!
行列の行く先をたどっていくと、、そこには水平考課の文字。

テスト、ですね。
休日にまでテストをするなんて、なんて気の毒なことでしょう。。。

テストを寸前にして、まじめな顔して参考書らしきものを必死に読んでる姿、どこの国でも一緒です(笑

テストに並ぶ学生たちを横目にぽげっとしていると、なにやら話しかけられます。
中国語なので、当然わかりません。その旨伝えて、英語での会話がスタートします。
彼らはキリスト教の、なんていうんでしょう。宣伝する人たち。宣教師??教義の中心部分を広めているそうです。
せっかくの機会だから聞いてみることにします。

お互い流暢とはいえない英語でのやりとりなので、
本当に簡単な部分の意思疎通のみです。

愛と原罪について、、、だったと思われます。
10分ほど、冊子を用いての説明です。
罪の基準は人によって違うものだけど、神の基準はとても高いものだ。
人は皆罪をもっている。だから(?) 人は人を愛さないといけない。。。
といったような話だったと思われます。。だいぶ割愛。よくわからないんだもの。

で、あなたはどう、思いますか???
って問われます。

「正直、信じる理由がみつからないです。いままで無宗教でいきてきたので、
宗教っていうものがどういうものか、いまいちわかっていないです。なぜ信じられるかがわからない」
といった内容を正直に話します。

かれはにこりと笑って、「宗教は押し付けるものじゃないです。ただ、いつの日にか、ふっと思い出してもらえればそれでよいです。大事な時間を割いてくれてありがとう」
なんて言って去っていきます。

宗教がわからないというのは本当。なぜ信じられるかがわからない。
そういう問いを超越したところに宗教があるのかな???
宗教を信じるってことにいまよりも少しでも近づけたらうれしい、、、これも旅の目的のひとつです。

、、、小腹がへったので、学食を探します。
学校あるところ、必ず学食があるはず!!食べ物の匂いをたよりに、たどります。たどります。
見つけました。ぞろぞろ歩く学生の後をついていっただけですが。

注文はもちろんのこと中国語。レジにはメニューもないので(メニューは別のところに貼ってありました。)
手帳にメニューを書き写しての注文です。書き写したメモを持って、列の最後尾にならんで、やっとのこと自分の番になったら、、、
僕のメモをみておばちゃまは一言。sold out。
げんなりです。別のメニューをいうわけにもいかず、、、また書き写しに列を抜けます。

そんなこんなしなが食事にありつきます。
学食らしく、量はたっぷり。味は、、、まぁまぁ。

周囲を見回すと、掃除のおばちゃまが食器を片付けています。
学生は食べ終わると食器等そのままにして去っていいんですね。中国の広州大学だと人が多すぎてそんな真似はできないからだと思うけども、皆、下膳場へさげてましたから、少しへぇって思いました。
食事を食べ終わると、すこしこってりが過ぎたよう。なんだか胸焼けしてるかんじです。
炭酸水が欲しくなる。。。

食事が終わるとまた校内散歩です。
広くはない敷地に高い建物がひしめいています。
実験棟があり、図書館があり、スカッシュ場もある。
すべての入退室がICカードで管理されているから、僕は中にはいれません。
でも、ね、教室への入り口でさりげなく待機して、学生がカードでドアをあけた瞬間、なにげなく侵入を果たします。

中に入るとやっぱり殺風景。
教室の前の廊下にはびっしりとロッカーがならんでいます。学籍番号らしき番号が振られていて、各個人ひとつずつ割り当てられている様子です。
休日だけど、やっぱり人はいます。中には講義らしきものをやっている教室もあります。
日本とにたような風景。先生が講義をして、生徒は椅子に座ってなにやらメモしてる。。中には眠そうな人もいたりして(笑

しかし全体にお金がかかっている感じ。
全体の建物も新しそうだし、セキュリティも上々。
学校全体に勢いを感じたっていったら言いすぎかもしれませんが、、、でも、政府が力をいれてるんだなって感じはします。

結局日が暮れるまで校内をブラブラ。
途中、日本語のテキストらしきものを持った学生とすれ違います。

そういえば、香港には日本語がチラホラ。
日本人がよく来るんでしょう。日本語の本専門の本屋さんもありました!
ネットも自由に使えるそこはすっかり僕の書斎になっています(笑

先日一緒に飲んだ香港人の彼も、日本の文化が香港に押し寄せていて、日本styleはかっこいいって思われてるって言っていました。
多少のリップサービスは差し引いても、日本人がそれなりに影響を与えているってのは本当のようです。
経済の交流もあるし、日本人があそびにくるも簡単な距離にありますもんね。
でもそれが文化っていえるものなのかは不明。お金を落としていくだけ、、、かも知れない。日本style って言ってるものって、それは先日、日本が輸入した欧米スタイルのことでしかないかも知れない。。。
日本styleってどういうことでしょうね。

今日の出費
日本語本屋で喫茶 10
学食 22
宿 80
夕食 15
水 5
水 5
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合計 137(2329)