2008/3/1
ラオス入りです。
タイの北の玄関、チェンコーンから、ラオスのフエイサイへ渡ります。
国境は大きな大きなメコン川。
ゆったりとした流れを見ているとこっちまでゆったりしてしまいそうです。。
舟を使ってわたります。
タイのイミグレーションで出国審査を終えると、そのまま渡し舟へ。
なんとも風情のある越境じゃありませんか。
続々と乗り込む乗客に混ざって、僕の自転車君も同乗します。
追加料金なんて細かいこと言わないのがうれしいところです。
上下にゆったりゆれる船の上に座って、まだ見ぬラオスにワクワクひとしお。
さて、どんなところでしょう。。
ラオス川の陸にたどりつきました。
日本人はビザ不要。らくらく入国です。
「日本の政府がいーーーっぱいお金はらってるから日本人はタダなんだよーーー」
昨日の宿のご主人がそんなこといっていました。
まー、そういう側面もありそうですね。
さて、イミグレーションで、チャリンコ乗りに会いました。
みるからに自転車のってます!っていう格好。
ピチピチのライダースーツのようなものを着て、立派な自転車をひっぱってます。
無意味にうれしくなって、声をかけてみます。
僕「ラオス、どうでした??」
彼「、、、ベリーハード」
僕「。。。」
ベリーハードといってる彼の顔つきが、なんだかとってもハードそうだったので、それ以上会話がはずまず。。
もともと、楽しかった??くらいのつもりで質問したんですが。。。
ちょっと、、、行く末どきどきです。。。
そんな不安もバックパックと一緒に荷台の上へ押しやって、、早速、ラオスの初日を走り始めます。
道はきれいな舗装路。
ちょっと意外です。
当座の目的地はルアンナムター。
およそ180キロほど先です。様子をみながら、2日か3日かの予定で北上していきます。
緑が濃い。
いや、タイから国境をわたっただけなんで、そんなにかわるはずはないんですが、そんな印象です。
山をぐぐーーって上って、高台から見渡すと、一面、緑の大地がひろがっています。
濃い、緑。
(明るい時間に緑の風景とりそびれてしまったので、これは次の朝撮った一枚)
その中を蛇がうねるように、、くねくねした道がずーーーっと向こうまでつづいています。
走っていると、動物によくあいます。
タイでも何度も会ったんですが、ラオスはもっと頻繁。そして種類が多いです。
犬、鶏、牛はもちろん。水牛、ヤギ、ブタなんかが我が物顔にブイブイよちよち歩いています。
ちょっと平和な気分です。
(牛、です。なんとも平和そうです)
そして僕にとってうれしいことに。。
犬が、、温和なんです。
いや、気のせいなんかじゃありません。あきらかに、ほえられる確立が減った!!!
やっぱ飼い主の影響うけるんじゃないでしょうか。ラオス人のほうが戦闘性すくないに違いない!!
犬みて、そう思いました。
こっちの犬は、だらーーーーーーっとしてます。タイの犬以上に。
もう、道路と同化するんじゃないかっていうくらい、ぐだーーーーーーーーーーー。。。
なんにせよ、、温和なことはいいことです。
ソンナフウニ、ワタシモイキタイ。
水を買いに、ある集落へよりました。
でも、お店らしきものは見当たりません。
本当にちいさな集落です。
近くをあるいていたおねえさんに声をかけます。
水を売っている所はありませんか???
なんて気の利いたことはいえません。
しっている単語、、、ナム(水)を連呼しながら、空のペットボトルをゆびさします。
なーむなーむなーむ。
いつのまにか、さきほどのおねえさん、どこからかおばあちゃんをつれてきました。
おばあちゃんになにごとか相談しているようです。
はなしをきくと、おばあちゃん、近くの家へあるいていって、なにごとかまくしたてます。
子供がどこかへ走り去っていきました。
そのコが買ってきてくれるのか!??
ありがたい。
と思いきや、、一向にもどってきません。
近くを通る通行人は、なんだなんだと集まってきます。
集まった人が、また近くの人をよんできたりするもんだから、人だかりがどんどん増えていきます。
異国の人、、珍しいのかもしれません。
お互い言葉がわからないので、非常にもどかしいのですが、おばあちゃんは何事かをなんどもなんども繰り返して、にっこりわらってくれます。
うーん。きっと悪いようにはならないでしょう。
おばあちゃんがなにかをわーーーーっとしゃべると、周りのラオス人がそれぞれにまたわーーーっとしゃべって、、なんだかにぎやか。。
、、、水を買いたかっただけなんだけどなぁ。。。。
10分ほどもたったころでしょうか。
さっきのコが水をもって帰ってきてくれました。
どこぞへおつかいしてきてくれたようです。
やっと購入完了。
でも、ちょっとうれしい、買い物でした。
いくつも山を越え、谷をこえ。。
山をここちよーく感じながらペダルを踏みます。
いつのまにやら、日が傾いてきました。
そろそろ宿をさがさねばなりません。
とい
うより、宿がありそうな街にたどりつかないといけません。
ガイドブックにのってる規模の街は前後には皆無。
北上をつづけながら、ちょっと規模のおおきそうな街を探します。
判断基準は、、お店があること。
大抵の村にはお店のようなものはないので、それがある村は比較的大きい村のようです。
さて、、4時ごろでしょうか。ようやくみつけました。
フエイサイから60キロほど北上したあたり。
ドンチャイという街です。
お店の前に自転車を止め、店員さんに宿があるか聞きます。
もちろんぼでぃーらんぐえっじ。
なんと、、、すんなり通じました。そして、ありました。
表からみただけでは、ほとんどわかりそうにありませんが、どうも宿屋になっているようです。
一晩20000キップ。(220円相当)
余談ですが、この店員さんの娘さん(?)が、、非常にきゅーと。
宿の前で飲んでいたラオス人にしきりに勧められて、ラオラオという強いお酒を何杯かいただくと、、体がかるくなったような錯覚を覚えます。
間違いなく錯覚です。
ですがとってもきもちいい。
(写真の右のほうに、すこしきれてうつっているのがラオラオです。強ーいお酒です。)
ビアラオっていうラオスのビールものませてもらって、ますますいい気持ち。
おいしい空気とおいしいお酒と。
なんだかいろいろ混ざり合って、僕の体の中にはいっていきました。
ラオス。
楽しそうです。
P.S.
夕日にむかってあるく母娘がなんだか印象的だったので一枚。