中国の後の針路

2008/03/08

迷ってます。

当初の予定だと、
東南アジア→中国→ネパール→インド→あともろもろ。
っていうルートでまわろうと思ってたんです。

でも、にわかにカザフスタン、トルクメニスタンやらあそこらへんの国々に興味がでてきました。

チベットから、南に向かわずに北上して、北海近辺の国々いって、黒海周辺まわって、、ロシアも行って。。うーん。たのしそーーー!

なにがあるの?ってきかれてもよくわからないから、だからこそいってみたいなーーって。
情報が比較的少ないだけに、おもしろいんじゃないかなーって思ったのです。
砂漠?草原?岩?寒い??
わくわくーー♪

でもネパール、インドのペアも捨てがたい。。。
すごくいっぱいの人がおすすめしてくれるから、きっととっても魅力的な場所。でも逆に立派に観光地なのかなーとかもおもってしまったり。。。

むーーー。
迷っています。

とりあえず、中国いってみて、そこでまた計画たててみます。
(これを読んで下さっているみなさま。。なにか情報あったら教えてください。)

当座の予定。
1.ラオス→バンコク 移動。
2.しばし移動中断。ちょっともろもろの用事があるのです。
3.三月後半から、移動再開。自転車のおいてあるルアンナムター(ラオス北部)へ。
4.ルアンナムターから自転車で北上して中国入り。
5.昆明到達して、そこからは列車で北上
6. ここらへんで、次ネパールいくか、ウイグル通ってカザフスタンいくか、きめよっかな。

こんな感じでぼちぼち旅していきます。

P.S.
今日は夜行列車でバンコクまで移動。
夜行列車って響き、好きです。

チューブが欲しい。 ルアンナムターで、パンク。 ラオスを自転車移動中。

2008/03/03

快調だったんです。
そこまでは。

前回のブログに書いた、、学校訪問の1時間ほどあとのこと。

ごりっ。

音がした気がしました。
なんだろーと思って自転車おりてみても、もう、音はきこえません。

でも走り出すとまた、、、

ごりごりっ。

自転車をおりて、ちゃんとみてみたら、、、
パンクしていました。
空気、すっからかん。

あっちゃーー。
初パンクinラオス です。

ちょうど、ついさきほど村を通過してきたばかりだったんで、、そこまで押して戻ることします。
工具の類はもってませんが、、パンクくらいなら近くの村でなおるでしょう。。

さわやかーーなそよ風の中なら、少々のトラブルもなんのその。

でもね。。
たどり着いた村には、自転車屋さんなんてなかったんです。。
持ってた修理キットで自分で直すにしても、、空気入れすら無い状況では太刀打ちできず。。
うーーーん。困りました。

近くにいたラオス人が、空気入れを探しにほうぼうの家に声をかけてくれますが、やっぱりみつかりません。でも、その親切はうれしいな。。

さて、、どうしよーーーーー。。。
ちょっと考えちゃいます。

もう、バス使うしかないかなーー。なんてこまった顔をしていると、、別のラオス人が言います。
「ビエンプーカーまで俺の車にのけってってやるよー」

ビエンプーカー。
昨日、宿をとった村です。
ここの村よりはだいぶ大きな町なので、そこなら修理できるはず、とのこと。
今日ここまで走った30キロほどが無駄にはなりますが、いたしかたありません。
むしろありがたい展開。

お言葉にあまえちゃうことにします。

荷台に自転車押し込んで、自分も荷台に乗りこんで。
ついさっきまで必死に進んできた道を一気にもどっていきます。
なんだかなーー、とちょっと苦笑い。

あっという間につきました。

ビエンプーカーの自転車屋さんでみてもらうと、、
チューブがさっくり裂けてました。
パンク修理じゃとてもおいつかない大きさで。
チューブ交換が必要です。

ここでハプニング。
チューブが、無いんです。
26インチはあるものの、27インチはおいてない、とのこと。
町中の自転車屋さんをあたってくれましたが、やっぱり27インチのチューブはないそうです。
あ、、僕の自転車、27インチなのです。

困りました。
ビエンプーカーでないとなると、、今日の目的地のルアンナムターにでもいかないとみつかりそうもありません。その距離およそ60キロ。

といっても選択肢もないんで、バスでいくことにします。
いったりきたり。さっき戻った道をまた、バスで走ります。
まー、ばすなんで、簡単ですねー。
お金はらって、窓のそとながめて、ぼーーーっとしたら目的地。
あっという間にルアンナムター到着です。

でもね。

ここにもやっぱり無かったんです。
チューブ。
27インチはほとんど流通していないそう。
どこの自転車屋さんいってもありません。

折りしも雨が降り始めました。
なんだか、、できすぎ。トラブルに悪天候かさなって、げんなりムード満点。。。

シトシトシトシト。
雨どいからしたたる水滴が自転車を冷たく濡らします。

そんな中、、「中国人マーケットでなら、みつかるかも。」
そんなことを言う人がいました。

中国人マーケット。。
おお。なんだか怪しい響きです。そして、なんだか頼もしいような気もしてきます。

期待に胸を膨らませて歩き出します。

期待でぱんぱんにふくらんだ胸。すぐにしぼみました。
やっと発見したのは28インチのチューブ。
27インチはないんだそうです。

徒労、です。

この街でもないとなると、、あとはルアンパパーンか、ビエンチャンくらいしかおもいつきません。

あきらめました。
自転車はしばらくこの街においていくことにします。

ちょうど、、バンコクにもどらないといけない用事があったところです。
とりあえず自転車はこの街においておいて、、バスでラオス観光⇒バンコクへ。
バンコクでチューブを調達して、またこのルアンナムターへ戻ってくることにします。
ちょっと予定変更。
でも、まぁこういうのも仕方が無いですね。。

ちょっと、、ついてないです。。

でも、ひさびさ、、、自転車を気にしないでの移動です。
ラクチン、、かも???

そういうわけで、明日、ルアンパパーンへバス移動の予定です。

P.S.
本文とはまったく関係ないんですが、今日あったラオス人たち。

oityan

kodomo

百万ドルの笑顔とラオスの給食。 ラオス自転車移動。ビエンプーカー⇒ルアンナムター

2008/3/3

お昼ちょっと前、、ちいさなちいさな村へたどりつきました。
ちょっと休憩がてら、木陰にはいって水をごくごく。

と、近くから子供達のわいわいさわぐ声がきこえてきます。

おお。
すぐ裏が小学校(?)になっていました。
校庭にはサッカーをする子供達。
とにかく楽しそうに走り回っています。
soccer

ぼーっとながめていると、もう少し近くで接してみたくなりました。
ちょっと中まではいってみることにします。
きっと許してもらえるでしょう。

休み時間なのかもしれません。
教室の外に子供達がいっぱい。

校庭で、ごみひろい(?)をしているコもいます。
hitori_syoujo

校舎の裏の、入り口とおぼしきところから中にはいります。

近くのドアらしきところに近づいて教室をのぞこうとすると、、

!!!

ぐぁーーーーーーーーーーーーっっっ。

子供達がおしよせてきました。
きゃっきゃきゃっきゃ言いながら。
我先にとこっちめがけて怒涛のように。
わいわいどころのいきおいじゃありません。
ガイコクジンが珍しいんでしょう。。
大騒ぎです。。
bouzutati

それぞれが、、ものすごくきらっきらした笑顔をしているんです。
まぶしい。
syoujotati_ikioi

子供達の洪水におしながされるようにして、あとずさり後ずさり。
と、、校舎の真ん中に、先生とおぼしき人たちをみつけました。

騒ぎを起こしてゴメンナサイというのが半分、見学していいですか、ときくのが半分。
英語の先生がいるんじゃないかと思って英語ではなしかけます、、、が、まるで通じません。
小学校じゃ英語は教えてないのかもしれません。。。
身振りで、、、
「見学していい??」
と伝えます。

にっこり笑顔。
簡単にOKしてくれました。

そんな会話をしている間にも、あたりは子供達でいっぱい。
きらっきらした笑顔でこちらをみています。
カメラをむけるとまたおおさわぎ。
とった写真をみせてあげるとまた大騒ぎ。
syoujotati_1

ごぁーーーん。。。

、、ドラがなりました。
休み時間終了のドラです。

クモの子を散らしたようにみんなそれぞれの教室に戻っていきます。
そして自分の席に座って、、、やっぱりこっちをみてるんです。
かぁいいねぇ。。。。

授業の様子をこそっと見学したいのだけど、窓に近づくと、子供達がいっせいにこっちを向いてしまいます。
これじゃさすがに授業の邪魔になっちゃう。
ちょっと近づけません。
うれしいんだけど、もどかしい。
ジレンマです。。。

窓から覗くのはあきらめて、、、壁の隙間からのぞくことにしました。
教室の壁には穴がいっぱい。
コンクリートの校舎もありますが、木でつくった校舎もあります。
木でつくった方は、隙間だらけ。
ここからならほとんど邪魔にならずにのぞけそうです。

授業のやり方は日本のとあまり違わないようです。
先生が黒板に書き込んで、生徒がそれを見て自分のノートになにごとか書いていきます。
退屈そうに窓の外をみてる生徒がいたり、それを注意する先生がいたりするのも日本の授業風景と同じ。

が、、違うものを見つけました。

机の上にころがる、黄土色の、粘土状の物体。
なんでしょう。。
jugyou_syokuji

授業中におばちゃまが入ってきて、バケツから黄土色の物体をひとつかみとって、机の上においていきます。

うけとった子供は、、、

食べました。。

ちぎって、むしゃむしゃ。

給食だったんですね。。

授業をうけながら、、、ちぎっては、、、食べ。ちぎっては、、、食べ。

日本とは大分、形態は違いますが、でもやっぱり給食がありました。

、、、
教室の外にいた僕に気付いた先生が、おばちゃんになにごとか話しかけています。
と、、、おばちゃんが、バケツから一掴み。
僕にくれました。
kyuusyokunoobatyan

kyuusyoku

みんなに倣って、、ちぎって、ぱく。
ちょっと甘い、、、むしぱんのようなお味です。ココナッツがはいってる??ちょっとシャリシャリした食感もあります。

「おいしい!!」

カタコトのラオス語でそういうと、先生も給食のおばちゃんも、ワッハッハっと笑います。
いつのまにかまわりによってきた子供達と一緒にちぎって、ぱく。ちぎって、ぱく。
子供たちはきゃっきゃきゃっきゃと笑っています。

大事な給食をわけてもらっちゃって、ちょっと当惑。
、、でも、やっぱりすごくうれしい。

まさかラオスで給食をいただけるとは。。。

こんな出

村の少年とあったかご飯と。ラオス自転車移動。ドンチャイ⇒ビエンプーカー

2008/3/2

ラオスの朝はとってもはやく始まります。
僕にとっては早朝なのに、皆、すでにもぞもぞごそごそ。
忙しげに荷物を運んだり、台所で料理をしたり。

朝もやが立ち込める中、、ペダルを踏み始めます。
asamoya

昼間の風景とはまた一味違った、朝の風景。
緑の上に、うっすら白い布をかぶっています。
靄の間から見える木々は深い緑。

道路の上にもうっすらと白いもやが立ち込めて、
Tシャツ姿の露出した二の腕にからみつきます。

体の中に残っていた、朝に飲んだお茶の温かさがいっきにどこかへさらわれていきます。
ぶるぶる。
いそいで長袖を取り出して、防御態勢整えます。

自分の吐いた息がうっすら白いのを見て、ちょっと驚きます。北の地方に住んでいた学生時代を思い出します。

緑と白の世界の中、道路上には僕一人。
いくつもの峠を降っては登り、上っては降り。
風景画のような世界の中、快調に距離をこなします。
josei

さて、お日様もだいぶ高いところへめぐってきたころ。。
おなかがへってきました。
でも、、なかなか食堂というものがないんです。
昨日もおなじような状況で、、、身振りでゴハンたべたいって伝えたら、、
ニコニコとふくろいっぱいのカオニャオ(もち米のごはん。)をもってきてくれました。
いや、、、うれしいんですが、、、おかずは????
kome

、、、しかたないのでゴハンをおかずにごはんを食べる方式でいただきましたが、
今日はできるならもうすこし味のするお昼をたべたいものです。

おそらくラオスの田舎のほうではあまり外食文化じゃないんでしょう。
食堂らしきところがなかなか見つかりません。
いくつか集落を通過して、、、注意深くあたりをきょろきょろ。

三つ目の集落でようやく発見しました。
テーブルの上に調味料を並べてあって、、椅子まで用意してあるのでまず間違いないでしょう。。

自転車をとめて、、中にいたおばちゃんに、、
「食事できる??おなか減っちゃった。」
と身振りで聞きます。

もちろんだわよーーー!!

よかった。。
食事にありつけそうです。
どうやらメニューはうどんのような麺類一種類の様子。
席に着くやいなや、注文も聞かずにつくりはじめてくれます。

台所はまな板とかまどのシンプルなつくり。
かまどで料理してくれるのが、なんだか新鮮です。

家の前にあつまってきた人たちと会話しながら、さも楽しそうに料理してくれます。
みてるこっちまで楽しくなるような笑顔。
おいしいものが食べられそうです。
obatyan

いつのまにやら表には7,8人、人が集まっていました。
わいわいがやがや。

出てきたのは、みるからに辛そうな色したスープのうどん。
syokuji

ところがこいつ、そんなに辛くなくて、むしろ薄味。
こいめの赤は、トマトの赤だったみたいです。
僕がよっぽどおなかが減って見えたのか、、それともこれがふつうなのか。
うどんを食べていたら、、カオニャオ(もち米のごはん)もだしてくれました。
うどんをおかずに、ごはんを食べる。

うん。おいしいです。

がつがつむしゃむしゃ。

すっかりおなかもいっぱいになりました。
mina
(食堂、こんなところでした。いつのまにかにぎやかになってました。)

午後の部、開始です。

気温もずいぶんあがってきて、またTシャツ姿で自転車にまたがります。

しばらくすると。
また小さな集落に出会いました。
集落の中に小さな坂があって、坂を境に前後にふたつのかたまりにわかれているようです。

その坂にて。
子供たちがあそんでます。
僕に気付くと、サバイディーーー!(こんにちは)っていいながら手をふってくれます。
近づいていくと、わーーーってかけよってきて。
カメラを向けると恥ずかしそうに整列してくれました。
seiretu

かぁいいんです。こいつらが。
自転車にのって、手を振ってとおりすぎようとすると、、、それぞれ手にもったおもちゃを転がしながら、自転車にまけじとおっかけてきます。
手に持っているおもちゃは、、、自転車のタイヤと、、おもちゃのくるまの車輪のようなもの。
それらを棒で一生懸命ころがしながら走ってくるんです。
dash_kodomo

競争のつもりでしょう。
僕も、まけずにたちこぎで応戦。
ぶっちぎってやりました。

大人気ないなんて、いわないいわない。

そのあとも、いくつかの村でちっちゃな出会いとちっちゃなふれあい楽しみながら、今日も一日過ぎていきます。
wara_syounen

夕方には目的地に無事到着。
今日は昨日よりすこしだけ大きな街です。
宿も昨日よりずっと簡単にみつかりました。

今晩はビエンプーカーという街に滞在です。
一泊25000キップ。

明日はルアンナムターって街まで移動の予定です。
それでは。

P.S.
街でみかけた青年。なんとも味のある表情でした。
hyoukin

デザイン変更

ブログのデザインを変えてみました。

前のデザイン、そこそこきにいってたんですが、、、記事のスペースがちいさすぎて、自由に写真をつかえないのがどうしても気に入らなくて。。
まえよりもちょっと記事のスペースがひろいデザインに変更です。

デザインの変更、、アメブロのテンプレートから選ぶんですが、、、回線おそすぎてとてもえらべない><;;
新しく設定したやつ、、まだいまいちきにいってないのですが、、、とりあえずの変更です。

またそのうちどこかで変更するかと思います。
びっくりされないでくださいーーー

ラオス入り。フエイサイから自転車で。 森の中でワイワイと。

2008/3/1

ラオス入りです。

タイの北の玄関、チェンコーンから、ラオスのフエイサイへ渡ります。

国境は大きな大きなメコン川。
ゆったりとした流れを見ているとこっちまでゆったりしてしまいそうです。。
taiga

舟を使ってわたります。

タイのイミグレーションで出国審査を終えると、そのまま渡し舟へ。
なんとも風情のある越境じゃありませんか。
続々と乗り込む乗客に混ざって、僕の自転車君も同乗します。
追加料金なんて細かいこと言わないのがうれしいところです。

上下にゆったりゆれる船の上に座って、まだ見ぬラオスにワクワクひとしお。
さて、どんなところでしょう。。

ラオス川の陸にたどりつきました。
日本人はビザ不要。らくらく入国です。

「日本の政府がいーーーっぱいお金はらってるから日本人はタダなんだよーーー」
昨日の宿のご主人がそんなこといっていました。
まー、そういう側面もありそうですね。

さて、イミグレーションで、チャリンコ乗りに会いました。
みるからに自転車のってます!っていう格好。
ピチピチのライダースーツのようなものを着て、立派な自転車をひっぱってます。

無意味にうれしくなって、声をかけてみます。

僕「ラオス、どうでした??」

彼「、、、ベリーハード」

僕「。。。」

ベリーハードといってる彼の顔つきが、なんだかとってもハードそうだったので、それ以上会話がはずまず。。
もともと、楽しかった??くらいのつもりで質問したんですが。。。

ちょっと、、、行く末どきどきです。。。

そんな不安もバックパックと一緒に荷台の上へ押しやって、、早速、ラオスの初日を走り始めます。

道はきれいな舗装路。
ちょっと意外です。

当座の目的地はルアンナムター。
およそ180キロほど先です。様子をみながら、2日か3日かの予定で北上していきます。

緑が濃い。
いや、タイから国境をわたっただけなんで、そんなにかわるはずはないんですが、そんな印象です。
山をぐぐーーって上って、高台から見渡すと、一面、緑の大地がひろがっています。
濃い、緑。

yama
(明るい時間に緑の風景とりそびれてしまったので、これは次の朝撮った一枚)

その中を蛇がうねるように、、くねくねした道がずーーーっと向こうまでつづいています。

走っていると、動物によくあいます。
タイでも何度も会ったんですが、ラオスはもっと頻繁。そして種類が多いです。
犬、鶏、牛はもちろん。水牛、ヤギ、ブタなんかが我が物顔にブイブイよちよち歩いています。
ちょっと平和な気分です。
usi
(牛、です。なんとも平和そうです)

そして僕にとってうれしいことに。。
犬が、、温和なんです。
いや、気のせいなんかじゃありません。あきらかに、ほえられる確立が減った!!!
やっぱ飼い主の影響うけるんじゃないでしょうか。ラオス人のほうが戦闘性すくないに違いない!!
犬みて、そう思いました。
こっちの犬は、だらーーーーーーっとしてます。タイの犬以上に。
もう、道路と同化するんじゃないかっていうくらい、ぐだーーーーーーーーーーー。。。
なんにせよ、、温和なことはいいことです。
ソンナフウニ、ワタシモイキタイ。

水を買いに、ある集落へよりました。
でも、お店らしきものは見当たりません。
本当にちいさな集落です。
近くをあるいていたおねえさんに声をかけます。

水を売っている所はありませんか???

なんて気の利いたことはいえません。
しっている単語、、、ナム(水)を連呼しながら、空のペットボトルをゆびさします。
なーむなーむなーむ。
big-syoujo

いつのまにか、さきほどのおねえさん、どこからかおばあちゃんをつれてきました。
おばあちゃんになにごとか相談しているようです。

はなしをきくと、おばあちゃん、近くの家へあるいていって、なにごとかまくしたてます。
子供がどこかへ走り去っていきました。
そのコが買ってきてくれるのか!??
ありがたい。
と思いきや、、一向にもどってきません。
近くを通る通行人は、なんだなんだと集まってきます。
集まった人が、また近くの人をよんできたりするもんだから、人だかりがどんどん増えていきます。
異国の人、、珍しいのかもしれません。

お互い言葉がわからないので、非常にもどかしいのですが、おばあちゃんは何事かをなんどもなんども繰り返して、にっこりわらってくれます。
うーん。きっと悪いようにはならないでしょう。
おばあちゃんがなにかをわーーーーっとしゃべると、周りのラオス人がそれぞれにまたわーーーっとしゃべって、、なんだかにぎやか。。
、、、水を買いたかっただけなんだけどなぁ。。。。
oozei

10分ほどもたったころでしょうか。
さっきのコが水をもって帰ってきてくれました。
どこぞへおつかいしてきてくれたようです。

やっと購入完了。
でも、ちょっとうれしい、買い物でした。

いくつも山を越え、谷をこえ。。
山をここちよーく感じながらペダルを踏みます。

いつのまにやら、日が傾いてきました。
そろそろ宿をさがさねばなりません。

とい
うより、宿がありそうな街にたどりつかないといけません。
ガイドブックにのってる規模の街は前後には皆無。
北上をつづけながら、ちょっと規模のおおきそうな街を探します。

判断基準は、、お店があること。
大抵の村にはお店のようなものはないので、それがある村は比較的大きい村のようです。

さて、、4時ごろでしょうか。ようやくみつけました。
フエイサイから60キロほど北上したあたり。
ドンチャイという街です。

お店の前に自転車を止め、店員さんに宿があるか聞きます。
もちろんぼでぃーらんぐえっじ。
なんと、、、すんなり通じました。そして、ありました。
表からみただけでは、ほとんどわかりそうにありませんが、どうも宿屋になっているようです。
一晩20000キップ。(220円相当)

hutarisyoujo
余談ですが、この店員さんの娘さん(?)が、、非常にきゅーと。

宿の前で飲んでいたラオス人にしきりに勧められて、ラオラオという強いお酒を何杯かいただくと、、体がかるくなったような錯覚を覚えます。
間違いなく錯覚です。
ですがとってもきもちいい。
oityan
(写真の右のほうに、すこしきれてうつっているのがラオラオです。強ーいお酒です。)

ビアラオっていうラオスのビールものませてもらって、ますますいい気持ち。

おいしい空気とおいしいお酒と。
なんだかいろいろ混ざり合って、僕の体の中にはいっていきました。
ラオス。
楽しそうです。

P.S.
夕日にむかってあるく母娘がなんだか印象的だったので一枚。
yuuhinimukatte_hutari

トラブル

チェンマイの、夜。

宿に隣接した飲み屋でタイ人とのんでいたときのこと。

飲んでる中に、日本人の女の子がいたんです。
もう、深夜になったところで、おなかがすいたといい始めました。

するとタイ人、、
「ロッティを買いに行こう」

ロッティっていうのは、インド発祥(?)のクレープみたいな料理。
あまーいコンデンスミルクと、お砂糖かけてたべたりします。
もっちり、さくさくで、おいしーのです。
彼女はこのロッティが大好きだと、話していたのですね。

タイ人のバイクにのって、夜の闇に消えていきました。

そのときは、あまり気にしてなかったんです。
すぐもどってくると言っていたし。

でも、、ね。
なかなかかえってこないのです。
すぐに戻るといっていただけに、
ちょっと心配になってきます。
そのタイ人ともそんなには親しい間柄にはみえなかったのです。だから、なおさら心配。

もう、ほとんど朝になってもかえってこず。。

飲み屋はすでに閉店。
みんなねどこに引き上げていきました。

9割がた、問題ないとおもってはいるけども、、
ちょっと心配。だいぶ心配。

すっかり閉じられた門の前で、、待ちます待ちます。

明るくなっても帰って来ません。
待ちます待ちます。

あーーー、、、あの時、止めとけばよかった。とか、、
すぐかえってくるっていいながら、連絡すらないって、、なにか事件にまきこまれた!??とか。。
もろもろ、、頭に去来します。

客観的に考えたら、やっぱり危ないシテュエーション。
知り合って間もないタイ人について、深夜に、、先方の移動手段で、二人きりで、いっちゃったわけですから。

後悔。後悔。後悔。
ひき止めときゃ、よかった。

多分、問題ないでしょう。。
子供じゃぁないんだし、もろもろ事情もあるでしょう。。
そうは思うんだけども、、最後にあった日本人として、万が一の時には方々連絡しなきゃいかんなーーなんて、、使命感も感じるわけです。

あーーー。。。。。。
どうしよ。。

8時になってもまだもどってきません。

徹夜したおかげで、目はしばしばするし、なんつーか、、罪悪感でいっぱいだし。
散々です。。

水を、、、買いました。
飲みました。
ちょっとね、、落ち着くんですわ。

朝、すこしずつ人通りがふえてきて、、、いつもどおり、、一日が始まります。

するとね、、帰ってきたんです。
例のタイ人に連れられて。。

そのコもちょっと疲れた表情。
結局ロッティ屋さんにはたどりつけなかったようです。
バイクが故障しちゃって、、タイ人の家で、隣の人が起きてくるのを待つことに。
隣の人にバイクを借りる算段ですね。
その間、家に入るようにすすめられたけども、、そこは外で犬と遊ぶことを堅守したとか。。

ほんとにロッティを買いに行く途中でトラブル発生したのか、、そもそもそういう口実でつれていこうとしただけなのか、、真相は不明です。

でも、、無事で、、よかった。。
本当、、よかった。。

肩の荷がおりました。

やっと、、眠れます。
ベッドがあったかくて、きもちいい。。。なんて思ったかどうか。
すぐに意識は刈り取られていって、、昼まで快眠。

P.S.
ちなみに、、その日の午前中のバスで、ラオスへ移動する予定でした。。。
しょうがない。明日、移動ですね。

朝日と、首長族と。 メーンホンソンにて。

2008/2/20

メーンホンソンという山間の街にて。

寝ぼけ眼で窓の外をぼんやり眺めます。あたりはまだまっくら。。
遠くで犬のなく声が聞こえます。

今日は街はずれの小さな小山から朝日を見る計画です。
山の上にはお寺がたっていて、そこからは街全体が見下ろせるはず。

シェムリアップで会った、Sさんと昨日合流して、今日は一緒に行動です。

もぞもぞと起きだして、Sさんの泊まっているホテルへ向かいます。
ぼんやりと明るくなり始めたばかりの街に出歩いているひとはほとんどいません。
夜の喧騒がどこへいったやら。街はまだねむっています。

さて、Sさんとも無事合流を果たし、Sさんの借りているバイクにまたがります。

昼間は暑いくらいの陽気になりますが、やっぱり朝は冷えます。
冷え切った空気を押し開きながら、バイクはひたはしります。

町外れの小山はすぐ近く。
ぐんぐんと力強く地面を蹴って、バイクは進みます。
視界がどんどんひらけていって、頂上の寺についたときには、街が一望できるようになっていました。

ふもとの街で買ってきた暖かいコーヒーを、すすります。

左手に見える大きな飛行場。
街の中心にちょこんとある湖。
郊外に広がる田んぼと、その奥にそびえる山々。
盆地になった街には、うっすらと白くもやがかかっています。
asahi-mae

山々の間がすこしずつ明るくなって、、朝日の登場が間近に控えてるのをを知らせています。

見る見るうちに、山々の赤くそまった部分はひろがっていって、
同時に、街にかかったもやも一層、濃さを増していきます。

あああ、そろそろ、、、くるかなぁ。。。

充分気分がもりあがったところで、真打が登場します。

朝日です。
asahi-full

僕がみてようと見ていまいと、毎日のぼってる朝日。
でも、こんなに、キレイなんですねえ。

普段はわざわざ見ようとしないけど、毎日毎日、繰り返されてるんですね。

、、、太陽の移動をこんなにしっかり感じられる瞬間って、朝日と夕日が一番だと、思います。
最初は小さな点だったのが、ぐいぐい大きくなっていって、すぐに丸々とした太陽が全身を現します。

すっごく身近な現象だし、いままでも何度もみてきたはずなのに、、、なんだか新鮮なかんじがします。

早起きしてよかったぁ。

日本帰ったら、家の近所に上る朝日もみてみよっかな、って思います。

さて、、今日は移動もなし。ひさびさに、観光っぽい観光をいたします。

宿へ戻り、ちょっと休憩したところで、またバイクにまたがります。
ぷわーーーっとそこまでひとっ走り。(sさん、ありがとうございます!)

山の中につっこんでいくような、ほそーーい道をこなしたあと、数キロの未舗装路が続きます。

髪は砂埃にまみれて、、、お尻はバイクの振動でビリビリしてきたころ、ようやく小さな集落へ到着。

首長族の村です。

ミャンマー国境に近い、ちいさなちいさな、村。
首に真鍮のリングを巻いて、首を長く伸ばしている女性たちで有名です。

小さいころから、リングをすこしずつ追加しながらすこしずつ首をのばしていくそうです。

村の入り口で入場料250バーツを支払い、中へ。

うっすらと土煙の舞う、素朴な顔の村です。

確かに、いました。
首を長くのばした、美しい女性です。
kubinaga-tooku

こんなちいさいコも首にリングをはめています。
kuinaga-syoujo

彼らの収入のほとんどは、村へ訪れる観光客がおとしていくお金によっているそうです。

「見せ物」的生活。 あるガイドブックにはそんな文句がありました。

たしかに、その通りです。
カメラを向けると、明るく笑う少女も、、、
ちょっと物憂げに笑う少女も。

見せ物。それがいいことなのか、どうなのか。そもそもいい悪いを論じるような性質のものじゃないんでしょう。

観光産業といえば、まさにそのとおりです。

でも、なんとなく、しゃきっとしない、そんな気分です。

日本で、ほんのちょっと働いてためたお金で、ふらふら歩きまわってる、僕。
よそ様の生活みて、珍しいものを見たって喜んで、とくいげにお金を払ってる僕。
いや、いい身分です。

まだ、旅は続けます。

P.S.
重鎮。
kubinaga-jutin

子供の世話をしている、少女
syoujo-kodure

こわいもの。

感受性が、豊かです。

、、だから、お酒に弱いです。

想像力が、豊かです。

、、、だから、幽霊がこわいです。

そして、想像力が豊かで、感受性も豊かな僕は、、

、、、、犬が怖いです。

タイって犬がいっぱい。
街中あるいていると、そこら中に犬がごろごろ。

自転車乗ってると、、何を思ったか、猛烈な勢いで吼えながらおっかけてくることが、、、ある。

ほとんどの場合は近くを通っても視線すら動かさない彼らが、
どういうときに、ほえておっかけてくるのか、不明。
まったくわからないからこそ、さらに、こわい。。。。

この恐怖感、幼少のころ犬にかまれたことでもあったんじゃないかと疑っちゃうくらい。

タイの夜は出歩くのが、こわい。
治安は比較的いい、タイのこと。その点はなんぼか安心ですが、、、なにが怖いって、、、。

万が一、犬が吠え出したとする。
なぜだか僕に敵意むき出しで吠え出したと、する。
そんなとき、タイ人ならなんかうまーくいなしてくれて助けてくれるのです。
でも、夜だと近くにタイ人がいないかもしれない!!!

だから夜歩きは怖いのです。

、、そろそろラオスにぬけようと思います。
ラオスは犬いっぱいかなーー??

山中でみつけたあったかさ

2008/02/16
(日付、前後してアップしちゃってます><)

今日の予定は80キロほどの北上。
ミャンマーとの国境になってるほそーい川沿いの山道を、こいでます。

上り坂とくだり坂が規則ただしく交互に繰り返します。
小高い丘をのぼりきったところで小休止。
となりでちょろちょろ流れる小川の音が聞こえたりなんかするとなんだか元気が復活です。

よしゃ。きょうもがんばるぞーーー。
yamamiti

あたりに広がるのは、秋を思わせる森林たち。
落葉の時期なのか、
大きな葉っぱがいくつも地面に落ちていて、自転車で踏むたび、ばりっと大きな音をたてます。
現地の人がおおきな籠を背中に背負って葉っぱを集めています。
なににつかうんでしょう。。。。
kareha-atume
(ちょっとわかりにくいですが、かごを持ってる人、ちっちゃくみえるでしょうか。。)

2時間ほどこいだところで、温泉マーク発見。
どうやら次の曲がり角を曲がると、温泉があるようです。
片道7キロとのこと。

、、、往復14キロ。
まー、それくらいの寄り道ならいってみよっかなーーーーー。。。

それまではうっそうとした森の中を走っている感じだったのが、一気に周囲はひらけます。
ちょっとした盆地をわたった向こう側に温泉があるようです。

山にむかってぐぃーーーっと伸びる道。
yamahe-miti

多少のアップダウンも気になりません。  、、、あんまり。
dandan

なんてったて温泉ですから。
くぅーーーーってはいって、風呂上りにつめたーーーいビー、、いや、コーラをぐいっとやったらさぞ気持ちいいだろうなーーーー♪

ペダルふむ足も普段より軽く回ります。

おお。
見えてきました。
食べ物の屋台に囲まれて、きれいに整備された芝生。
その中央にもうもうと湯気を吐き出しながら源泉が吹き上げていました。
gensen

gensen-up

おおっ。
これぞ温泉。

、、、

、、、、、

、、、、、、、あれ、、、入浴するところは???

さきほどの湧き出ているところはとても入浴できるようには見えません。
第一あつすぎそうだし。。。

周囲を見渡してもそれらしいところはありません。

もしや、、、タイは温泉で入浴なんて文化はないのか”!??
おお。
激しく残念。
ここまで気合いれてこいできた僕のがんばりはどこに。。。
半ば鼻歌まででるくらいに楽しみにしてたのに、、おおぉ。。。

まぁきれいな公園みれたから、、、いいか。。
自分をごまかしながら、周囲散策。

と、なにやら英語の看板。
”single mineral water →”
ミネラルウォーターの販売のようです。

いってみました。
せっかくですし。

と、、案内のにいちゃんに声をかけると、、、
あら。
またどこかへ案内されます。。

そうです。
入浴施設、そこにありました。
個人用の浴室になみなみとあふれんばかりのお湯をたくわえてあって準備万端。
トイレ風の建物だったんで、外観からはとても気付きませんでした。。

源泉かけながし。
さっそくじゃっぷーーんとな。
nyuyoku

この感じです。
しみいりますな。。。。
ちゃりこいできて、よかった。。。

ゆたっと回復。
風呂上りには念願のコーラもいただき、、至福。
普段外国人がくることもあまりないんでしょう。
なんだかものめずらしそうに話しかけてくれます。
タイ語なんで、ほっとんどわかりません。でも、笑顔でなんとなくコミュニケーション。

結構回復しました。

またメインロードに戻ります。
soranimukatte

いくつもいくつも丘を超え、谷を超え。
途中、いくつか少数民族の方の集落がありました。
syuraku

質素な家がぎゅーーーっと集まっています。
あたりには出歩く人もいっぱい。
結構にぎやかな感じでした。
お祭りかなにかあるのかもしれません。
それこそ老若男女。大きな青竹を運んでいます。
体格にあわせて、1本だったり3本だったり。
広場には大量の青竹が集まっていました。
なにするんだろーーー。。。。
でも、ひとつの共同体がなにかの目的のためにこんだけ人をうごかしていて、そしてみんなが実にたのしそーに動くってなんだかステキ。。。

もうちょっとみていたら、たのしそうなお祭り(?)が見られたかもしれません。
が、、、今日の宿jにたどりつかねば。。。
またペダルにとりかかります。

のぼったり、くだった