一日と卵

2008/01/05

今日はカンチャナブリの宿でゆっくり。

「一日は卵と一緒。おいしく食べてもいいし、ほっておいても大丈夫。ほっておいて腐らせたって卵は怒りはしない」

なーんて言葉をどこかで読んだの思い出しました。(本当、うろ覚えなんで、出展元わかりません。細かい語句も違うかも><)

ちょっと、、ドキ。。

旅の貴重な一日。回復に使っただけで、腐らせたんじゃないやーいって自分に言い聞かせて今日も一日すぎてきます。

明日はまた自転車で移動します。

タイの北部の街、チェンマイ目指して移動週間開始。

当座の目標は、アユタヤ。

よく話にきく、あのアユタヤですねー。

どんな街なのか、楽しみ楽しみ。

問題なければ明後日アユタヤ到着予定です。

それでは!

P.S.
本当はアップしたい写真もいくつかあるんですが、自分のPCつなげるネットカフェがないんで、文字だけで失礼><

未舗装路と学校と。バンコクまでチャリ移動、1日目。

2008/01/22

のおはなし。

カンボジアのシェムリアップからタイのバンコクまでの自転車移動1日目。

まだ暗いうちから走りはじめます。

初めての自転車旅行が始まる。。
今日一日、どんなことがおきるか。。
無事次の街までたどりつけるかしら。。。
いろんなことが頭をよぎるなか、でも意気揚々とペダルを踏みはじめます。

そんなさなか。。
「あ。。」
パンクした。
スタート開始2分くらいでしょうか。
出発の暗示としてはこれ以上ないくらいのタイミング。

むしろおかしくなっちゃいました

自転車修理はたまたますぐ近くにあった自転車屋さんでこなし、気を取り直してはしりはじめます。

荷物をパンパンにつめたバックパックを荷台にくくりつけた自転車はさぞ走りにくいんだろーなーって
思っていたけども、思いのほか快適。
シェムリアップから一直線にのびる国道を一気に走り抜けます。

ラクチンだったのは舗装路だったから。
街をでたらすぐに未舗装になっちゃうのかなって思っていたのが、意外にもしばらく舗装路が続きます。
地平線まで一直線にのびる道。

いくらペダルを踏んでもぜんぜんすすまないような気がするけども、
無心になってこいでいると、いつのまにかまとまった距離進んでいる。

そんなことを繰り返していたら、、
本番がやってきました。
未舗装路。。
茶色の乾いた土の道がどこまでも伸びています。
これはこれで、壮観。。

かたくしまった土の道はおもっていたよりもずっと走りやすい。
そこここにあるでこぼこを上手にこなして、ちょっとタイヤを取られがちな土の道にさえ
がまんしたらなんにも問題なし。

ただし、
周囲に民家なんかは一切なし。
ただ一直線に道がのびています。数十分走ると集落が見えてきて、またしばらくは道が延々と続く。
休憩がとりたくて集落をさがしているときに限ってなかなか集落にいきあたらなかったりして。。
でもやっと見つけた集落のちっちゃな売店でのむコーラは格別においしかったーー。。。

現地の女の子が自転車で前を走ってる。
あんな女の子がはしってるんだから、街もすぐ近くなはず。
次の街で休憩しようかーーー。。
そんな憶測で彼女達のあとをついていきます。
けれども、走れども走れども集落はみえてこず。
彼女たちはすいすいと砂利山をこえ、ガクガクの悪路も超え。。
おしゃべりをしながらすいすいと進んでいく彼女たちのうしろを必死の形相でついてく男3人。
いよいよ次の街についたのは小一時間ほどたったころでした。
猛者だった。。。

ようやくみつけたちょっとした街でお昼ゴハンにありつきます。
今日の目的地はクラランという街。
あとどれくらいでつくんだろーーっ、もうそろそろかもねーーーて話をしてたら、、、、
ふと皿から視線を上げると、看板に書かれていたのはクラランの文字。

意外とあっさりとついちゃいました。

おそらくは街に一軒しかない宿も簡単にみつかり、
午後はちょっと散歩して、トマトに塩つけて食って、、、
市場を散歩して。。

街の奥には
学校がありました。
立派な門の向こうには草の生えた校庭。
子供達はほとんどおらず、お休みのよう。
枯れ草のまじった草むらの前に木々が一列にうえてあります。

校舎の近くには、子供が二人、ベンチに座っています。
声をかけるとステキな笑顔で答えてくれます。そして英語で話してくれました。
学校で英語を勉強しているそう。
そのまま校舎のほうへ案内してくれます。
そこでは、黒板を使って先生が授業の真っ最中。
生徒たちも真剣そのもの。

でも、僕たちに気付くと、、
外国人はあまりこないんでしょう、
なんだか大歓迎。
授業を中断して教室に招きいれてくれました。
英語の授業中だったそうです。

でもその授業を中断して、クラスみんなで僕の話し相手をしてくれます。。
先生も一緒に。
なんだかすごくうれしかった。。

先生が僕に質問をして、その返答をクメール語と英語で生徒たちに説明します。
生徒たちは、へーとかほーとか。

授業が終わって、帰途につく子供達がふりまいてくれる
満面の笑顔。

別のクラスも同時に授業が終わったらしく、子供達がいっせいに後者からでてきます。
どのコも声をかけるとステキな笑顔をかえしてくれる。。。

この瞬間だけでも、自転車で移動することにしてよかったって思えてきます。

観光地化されてない、クラランの街はとてもすてきでした。

PS  今日とまったのは、クラランゲストハウスという宿。クーラーつきのダブルが8ドル。扇風機のツインが5ドル。
ふたつ借りて、シェアしたら、ひとり5ドル弱。

P.S.

日本のパナソニックにそっくりなメーカー発見。ぐーぜん、似た名前つけちゃったんでしょーねー。

カンチャナブリでゆくーり。

今日はカンチャナブリって街にいます。

バンコクから130キロほど西のほうにいった街。

昨日、あさ 8時から夕方までずーーーっと自転車こいで、やっと到着!

タイの道はどこも整備が行き届いていて、すいすい走れます
コンビニなんかもそこここにあって、楽ちん楽チン。

体だけです。問題は。

1時間おきに休憩はさんで息もたえだえ。
1時間栄養走ったら休憩いれるっての、ルールだったのにいつのまにやら45ふんもしたら休憩ものするようになってました。

休憩するたび、さっぱりするもの、栄養ありそうなものをかいあさります。

お気に入りは、オレンジジュースと炭酸水。
炭酸水、おそらくタイでうってるのみもので一番さっぱりするのみものです。
オレンジジュースで栄養も補給して。。。

ペダルを踏んでいると、だんだんに無心になってきます。
日本にいたときの事を考えたり、ここに書くのもはばかられるような本当、適当なこととかを。ざーーーーーって流れるように考えます。
なにもしないでぼーっとしてるときともちょっと違う、すーーーーっとする感覚。

きもちいい。

折しもふいてきた追い風に乗って、道路をすべるように走っていきます。

今日はゆっくり。(21日記事アップしました)

出発前夜の記事アップしましたー。

チャリ移動出発前夜、21日時点の記録です。

http://ameblo.jp/cottonton/entry-10069114073.html

時間順に更新していってないから、ちょっと読むのがめんどくさいですね。

ゴメンナサイ><;

今日はすっかりのんびりな一日。

バンコク観光も特にせず、チャリのかごをなおしたり、宿の椅子で話し込んだり。

朝ごはんで食べた、タイのラーメンはおいしかったなー。

昨夜とったバンコクの写真。

交通渋滞、すごーい。

↓↓↓


500キロ自転車移動!カンボジアのシェムリアップ⇒バンコク。

昨日夜、バンコク到着しました。

自転車で。。。

話は20日の夜に始まりました。

夜、宿でのんでいるときに、ふと自転車でバンコクまでいけるんじゃないか!???

っていう話になって、勢いでバンコクまでの自転車旅行が決定。

翌日には自転車を購入しての出発準備です。

なんかも買い込んで。。。

詳細はまたアップしますが、とにかく無事到着しましたーーー!!!

バスで移動するよりもずっとずっと密な経験できたんじゃないかなー。

車にのってると通り過ぎちゃうような風景やら出会いやら。いっぱい拾うことができたし、

カンボジアからタイにかけて移動することで、それぞれの国の雰囲気の違いを肌で感じることができたし。

バスで都会だけをつないで移動するよりは、ちっちゃな街にたちよりながらのチャリ移動、たのしかったーーーー。

昨晩はやっとたどりついたカオサン通りで乾杯しました。

最高においしかった。


今日はシェムリアップ。明日からまた移動しまーす。

こんばんはー。

しばらく更新をさぼっておりました。

シェムリアップの滞在、非常にたのしくて。。。

あっという間に一日がすぎていって。もしくはちょっと怠惰が過ぎる一日をおくってしまったり。。。

というわけでご無沙汰していました。

でも無事にいきてます。

今滞在しているのはシェムリアップという街。

アンコールワットの街として、観光地化がだいぶすすんだまちです。

でも、居心地は、、、最高。

一泊2ドルの安宿に泊って、遺跡めぐりしたり、ほかの旅行者と飲んだりでかけたり。。。

しばらく満喫しちゃいました♪

明日からまた移動です。

少しローカルな街を転々としてみまーす。

次の大きい街はバンコク。

タイ突入です!!

日記調のブログ、更新しました!

よかったらそちらもみてくださいーーー!

http://ameblo.jp/cottonton/entry-10067202464.html

http://ameblo.jp/cottonton/entry-10067210838.html

なんとかこのブログ借金をかえしていきたい。。。。

出発前夜。

2008/1/21

「自転車でいけちゃうんじゃない!??」

20日の夜、だれともなく言い出しました。
「行けるいける」
「バスで移動とか、簡単すぎるよね」
目の前のテーブルにはメコンっていうこっちのウィスキーみたいな酒の瓶がころがってます。
ちょっと蒸し暑いけど、テラスで飲むにはきもちがいい、そんな夜でした。
先ほどのメコンやら、ジンやらを適当に割ってつくった即席カクテルがそんなことを言わせたんだと思います。
バンコクまで、500キロ程度。異国の地で、それも東南アジアでも最貧国といわれるカンボジアをつっきってタイのバンコクまで自転車で行こうっていう案です。

一人じゃなかなかできないけれど、何人かいればできるかもしれない。見ようによってはチャンスです。
見ようによっては。。。

結局言い出した僕とRさんに加えて、すでにバンコク行きのチケットを購入済みだったK君の三人で決行することに。
K君は明朝、チケットキャンセルしての参加です。
「ここで自分がいかなかったら、負けたような気がする」
かっこいいこと、言ってます。

聞くところによるとカンボジアからタイへ向かう道はダンシングロードってよばれるくらいの悪路。
バスに乗っていても車内の揺れで体が踊ってるみたいに上下しちゃうってことなんだそうです。
踊っちゃうほどかどうかはどうかとしても、バスで国境越えたことのある人たちは口をそろえてその悪路っぷりを説明してくれます。

あー、、、どうしてあんなことするっていっちゃったんだろーーー、、、
なんてことは誰もいいません。
ええ、行きますとも。

記念に乾杯したジンのストレートは、とっても苦い味がしました。

翌日、朝から自転車購入へ。
店にずらりとならぶ自転車から、旅の盟友を探し出します。
僕が選んだのは10段変則(5×2)がついた青い一台。
あまり深く考えずに選んだ一台でしたが、この自転車選びが結構重要な選択だったことが、後々わかってきます。。。
Rさんは変則機なしのものを、K君は少し径が大きい3段変則の自転車を選択。

僕のが30ドル、二人のは32ドル、37ドルでした。
バンコクまでのバスチケットが10ドルなのを思うと、、、馬鹿ですねーー。。。

まさかカンボジアで自転車かうなんて思ってもみませんでした。
買ってしまうと、もう引っ込みつきません。なんだか気分が高揚してきます。

青い自転車は、ところどころペンキがはがれていて、年季が入った感じ。

購入した愛車には、、、
フェンダー部分に日本語で、東京都の住所が書いてあります。
警視庁防犯登録シールも貼ってあるし、持ち主の名前も書いてあります。。。。
どういう経緯でカンボジアで売られてるのかわかりません。
でも売られているほかの自転車も大体が日本からもってこられたもののようです。
放置自転車が日本国から贈られたのか、もしくは盗難車か。。
まさかこの自転車たちも、自分がカンボジアからタイまで走らされるなんて思わなかったでしょう。
、、、ご愁傷様です。

愛車が手に入ったら、次は装備品。市場で食料と帽子なんかを買い込みます。
「運動すると塩が欲しくなる!」
なんてことも聞いたんで、塩も買いました。

とにかく3人ともそんな長期の自転車旅行なんてしたことない。
その上ここはカンボジア。どんなことが待ち受けてるのか、よくわかりません。
それでも3人もいればなにかと心強いもの。
なんとかなるような気持ちもしてきます。

まだ乗りなれない自転車にまたがって、陽がおちはじめたシェムリアップをゆらりゆらりと走ります。
明日にはこの自転車で、カンボジアの大地を走ってるかと思うと、うれしいような、怖いような。。

道端では子供が蹴り上げた羽蹴りの羽がたかーーーく飛んでいました。
どっち飛んでくかなーー。。

コーケー遺跡とベンメリア遺跡。圧倒的。。 アンコールワットの街、シェムリアップにて

2008/1/14
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写真はこちら。
http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20080114

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こんにちは。
すっかり更新がおそくなってしまっていました。
今回はアンコールワット遺跡群初トライの14日です。

昨日、プノンペンからシェムリアップの街まで移動してきました。
移動手段は、、、車。
プノンペンで日系企業の社長さんとちょっとお知り合いになって、会社の車に便乗させてもらったんです。
たまたまその日にシェムリアップに移動する予定があるっていうので、本当にありがたく乗せてもらっちゃいました。
社内は快適そのもの。
窓から見える景色は、雄大で、素朴。広大な耕作地がひろがって、牛やら馬やらがゆっくりと草を食んでいました。

ときたま立派な建物が見えると、それは地雷撤去のための設備だそうです。
日本のODA(政府開発援助)でたてられたものも多いそうです。
ただ、、、中には雇用を守るためだけに、必要のないところにも地雷撤去事務所を作ることもあるそうで、、、。。
税金、上手につかわれていることを願います。

もうひとつ、印象的だったのは、、、
プノンペンからシェムリアップに向かう道路のうち、シェムリアップ付近の道路を、
地元の人はオブチ道路って呼ぶんだそうです。。
日本の援助でつくられた道路なんですね。
でも、個人のなまえが付くって、なんだか不思議な感じですね。

さて、以上は昨日の話。
今日はコーケー遺跡とベンメリア遺跡にいってきます。
昨日、宿に遺跡訪問者募集の張り紙が貼ってあったんです。
郊外の遺跡なので、交通費を安くあげるために一緒に回って料金を割りカンにするんです。
アンコールワット遺跡群からは少しはなれた場所にあるこれらの遺跡。
まだアンコールワットはみていませんが、シェアできる相手がいるタイミングで訪れてみたい遺跡たちです。
参加することにしました。

コーケー遺跡はシェムリアップの街から100キロ。
ベンメリア遺跡は50キロ。
どちらも遠いです。。
参加者は4人。
朝宿で集合して、ぼちぼちスタートです。

途中、未舗装の悪路なんかもありましたが、車ならなんのその。l
トゥクトゥクなんかでこなくてよかったなー。
カンボジアのトゥクトゥクは普通のバイクに荷台をくっつけてそれをひいていくんです。
で、その荷台に僕らが乗る。
もちろん荷台は乗車専用につくってあるんで、キレイな椅子で快適なんですが、
いかんせん動力がバイクだけなんで、どうにもスピードは出ない。。。
そしてほこりがすごーーーい。
こんな未舗装路、、トゥクトゥクでこなくてよかた!

2時間ほどもするとコーケーの遺跡につきました。
ここはアンコールワットよりも後の時代につくられた遺跡なんだそう。
時の皇帝が、なにもないところに新たに都をつくろうとして、わざとアンコールワットから遠いところに遷都したんです。
当時は広大な都が栄えたそう。。

遺跡に入るとそこは別世界。。
石造りの建物と赤レンガの建物がそれぞれの個性を保ちながら同居しています。
あたりには観光客も少なくて、森のさえずりがきこえてきます。
くずれた石に描かれた彫刻がさまざまな方向を向いています。

石たちが住んでいるかのような感覚。
決して死んでいる街のような気がしません。。

柱が列になって倒れています。
当時は彫刻も美しい柱が一列にならんでさぞ壮観だったんでしょう。
今はその役目を終えて、土と太陽の間でゆっくり休んでいます。

左右に遺跡をみながら、通路を置くにおくにすすんで行くと、
少し離れたところに、大きな大きなピラミッド型の建物がみえてきました。

宿でもらったパンフレットによると、この建物の高さは35m。
頂上まで急勾配な階段が一気つづいています。
ほんとうに急勾配。45度なんてあまいもんじゃありません。70度くらいあるんじゃないかなーーー。

一段一段のステップ部分も狭くて、ひやひやしながらゆっくりとのぼります。

階段をのぼるにつれ広がっていく視界。
あたりに高い建物はなく、周囲が一望できます。

頂上につきました。
まっていたのは完全な大パノラマ。360度完全に見渡せます。。
当時もこのパノラマは変わらなかったはず。
人びとが行きかう街も、仕事場も、市場も公園も、、、すべてがここから一望できた。。。
にぎやかに生活するひとびとすべてを睥睨できるここは宗教活動するのに最適な場所だったのかもしれません。
当時の生活を頭に思い浮かべると、ざわついた想いが心をよぎります。
今は、周囲にのこるのは石造りのお寺のみ。
当時の生活を感じさせるものはなにものこっていません。
遠くに見える地平線まで広がったであろう当時の栄華も想像でしかその後を追えないっていうのは、なんだか、、切ない。

頂上からの眺めは最高でした。
この風景は当時は特別な人々にだけゆるされた特権だったのかもしれません。
王様の景色。

さて、コーケー遺跡は周辺にあるたくさんのお寺もあります。
それらをひとつひとつめぐりながら当時の都をしのびます。

結構な時間をかけてそれらを堪能したあと、こんどはベンメリアの遺跡に向かいます。

ベンメリア遺跡。
目の前に現れたのは、廃墟です。
高貴な、廃墟。

アンコールワット並みの規模を誇りながら、廃墟になったまままだ復旧がすすんでいないそう。
しかしその瓦礫の山は強烈な存在感を主張しています。

崩壊した遺跡を、本当にそのままの形で見て回れる。
ここは危険だから入っちゃだめですよーーー、とか、
順路はこっちですよーーーとか、
そういうものは一切なし。
そのままのかたちで公開されています。

だからきがむくままに遺跡を堪能できる。
自分の責任で瓦礫によじ登ることもゆるされるし、まっくらなトンネルのような通路を探検してみることもできる。
まだ観光客相手の整備がすすんでいないので、本当、映画のセットの中に迷いこんだような、
非日常の世界をたのしむことができます。

瓦礫の山を越えると、見事な彫刻の施した柱がダイナミックに倒れている。
そしてその向こうには、、まっくらな通路の入り口がぽっかりと口をあけている。
そこを抜けるとさらにまた瓦礫の山。。

(かなり真っ暗な通路です。。ものすごく、静か。そして独特の鼻につくにおい。)

ところどころに残る建物跡をみるとベンメリアの規模の大きさを思い描くことができます。

ものすごくワクワクします。
こんなにも刺激的!!
感動的!
遺跡が、遺跡としてそのまま感じられる。
草に埋もれた石も、森のさえずりに溶け込んだ塔も、草木と石の共存も。。

もうしばらくして開発がすすんだら、こういう姿はみることができなくなってしまうかもしれません。
今みれて、よかった!

ベンメリアに感動して大満足で戻ってきました。
出口付近で一休憩。

近くでは子供達がおにごっこのようなことをして遊んでいます。
しばらくそれを眺めていました。
ちょっと一緒にあそんでみたくなります。
手持ちのもので、なにか彼らの気をひけるものないかなーーーー。

、、、、、手帳を切って紙飛行機をつくってみることにしました。
これが大成功。
大人気。
一気に輪に加わることができました。
一緒に回っていた宿の人も折鶴をつくって子供達にプレゼント。
それからしばらく一緒に紙飛行機や折り紙で遊びました。
純粋無垢。
言葉そのものです。

あーーー、かわいい。。。。

最高の遺跡と、、最高にかわいい子供たちとのふれあいで、
今日もすてきな一日でした。

それでは。

ただいま、プノンペン。こちらはとってもあったかいであります。(29~31日分、更新しました。)

こんにちは!

みなさまいかがお過ごしですか??

僕はいま、プノンペン。

うまいネット環境がみつからず、しばらく更新できませんでしたが、いいとこ見つけました!

で、旅の記録を、29、30、31日版アップしましたので、よかったらみてくださいーーー。

http://ameblo.jp/cottonton/entry-10063483761.html

http://ameblo.jp/cottonton/entry-10064776336.html

http://ameblo.jp/cottonton/entry-10064779203.html

(アメブロ、日付順に表示されてしまうので、29~31日分は、うしろのほうに表示されちゃいますんで、カレンダーのリンクからみるか、次のページを表示させてみてくださいね。)

ちなみに、プノンペンですが、サイゴンにくらべるとだいーぶあったかい!

本当、短パンとTシャツで生活してます。

ベトナムとくらべると、まだあまり開発されていない感じ。

もろもろ、「むきだし」な感じです。

ポルポト政権がおこなった弾圧、処刑のあとなど、、ショッキングなものも街の中に。。

今日はキリングフィールドっていう、処刑場にいってきました。

山につまれた頭蓋骨。。

無言でみつめるしゃれこうべの眼窩があたまにこびりついてはなれません。

結構、ヘビーでした。。

それでは、また。

追伸。

「テーマ」を分けてかくことにしました。

現状を書き込むときは、「旅途中。暫定報告。」に。

日記調でかくときは、「旅の記録」に。

孵化しかけのあひるを食す。 プノンペンにて。

2008/1/7
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写真はこちら。
http://picasaweb.google.co.jp/cottontonton/20080107

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今日はベトナムのサイゴンから、カンボジアのホーチミンへの移動です。

朝6時半のバス。。
少々、早起きです。寝過ごしたらチケットが無駄になる!!
という思いでガッツで起きます。

バスでとなりに座ったのは、カンボジア男性。
領事館ではたらいているそうです。
なにかと親切にしてくれます。

バスが30分ほどおくれて出発すると、あたりはのんびりとした田園風景。
ベトナムの田園風景もしばらく見納めです。

ほどなくして到着するボーダーで入出出国の手続き、、、と思いきや、
ほとんど全部、バスの添乗員さんがやってくれました。
ラクチンらくちん。

ボーダーのすぐ近くにある食堂で食事を取ります。
料金は1.5ドル。周りに他に店がないからか、、、ちょっと高めな気がします。
でも、おいしそうだから、、、いっか。。
豆料理と、ごはん。相性抜群。たれがまたゴハンによくからんで。。。
カンボジアスタートからしておいしいご飯。うれしい予感です(笑

食事の際も、隣の席にすわったカンボジア男性が、いろいろと世話をやいてくれます。コーヒーをすすめてくれたり、お茶をとりわけてくれたり。。
言葉も習慣もわからない僕には、うれしいかぎりです。。

カンボジアサイドに入ると、ベトナム以上に動物の姿をよくみかけます。
水牛や牛はもちろん、馬車が普通の交通手段としてつかわれているのが新鮮です。
ものうりのおばちゃんは、器用に頭の上にザルをおいて売り歩いています。。。
どうやってるんでしょう。。。職人芸。。。

舗装なしの地面、行きかう馬車、、そしてかごを頭に載せた物売り達。。
窓越しに、強烈な日差しを感じながら、タイムスリップしたかのような感覚に襲われます。

それからまた数時間バスにゆられて、プノンペンに到着です。
そこはやっぱり都会でした。
もちろん舗装された道が縦横にはりめぐらされていますし、交通量も多い。。。
でもベトナムのバイクほどじゃぁありません。ほんの少しだけ、安心(笑

宿えらびもすったもんだしましたが、なんとか確保。。
街の探索にでかけます。
今日の目的地は、川沿い。。
とってもアバウトな目的地なので、きらくに東のほうへ足を進めます。

途中、気が向いたところでお昼ゴハンをとることに。
屋台のおねぇさんは全く英語が通じません。バトンタッチした弟らしき少年も困った感じでニコニコするばかり。
僕は隣のお客さんの食べてるものと同じものをもらうことにして、みぶりてぶりで示します。
これがいちばんわかりやすいですね。

出てきたのは、豆腐の甘辛いため???
のようなもの。お箸ではなくて、竹串でつきさしていただきます。
どうも食事っていうよりはおやつやおつまみとしてたべるみたいです。
少し濃い目のあじつけはお酒と食べたらきっとおいしいだろーなーーーっていう味付け。

ごはんを食べながらゆーっくりとあたりを見回します。
あらためてみると、強烈な日差しもあって、周囲はとっても明るい雰囲気。
カンボジアっていうとどうしてもあぶなそうなイメージがいっぱいでしたが、
歩いている人を見ていると、とてもそんなにあぶない雰囲気には見えません。
むしろ楽しそうな笑顔の子供達が印象的。

街には車とバイクがあふれ、道端には屋台がならんでいて、おいしーい匂いを周囲に撒き散らしている。
楽しいアジアの街っていった雰囲気です。

食事の後にむかったのは、街の中心を流れるトンレサップ川の川岸。
ゆっくりした昼下がりを楽しむ現地の人がいっぱいいました。l

仏教の礼拝所みたいなものも設置されていて、熱心な信者がお祈りをささげています。
周囲には礼拝のための線香やろうそくを売る屋台がひしめいていて、
とてもにぎやか。
線香の匂いがあたりに充満しています。

川岸から眺める川は雄大そのもの。
大きな川がゆーーーーったりと流れています。

岸には、小鳥を素手でつかまえようとする少年がいっぱい。
小鳥を捕まえて、、かごに入れてうっています。
なんのために売り買いするんだろう。。。食べるため???
ちょっと理由がわからないですが、結構な数の鳥たちが売り買いされています。
籠の中ではばたく小鳥たち。

すぐそばでは、ゆっくりとした旋律で伝統音楽が奏でられています。
あたりには充満するお線香の香り。。
背後に黄色い色が印象的な黄色い建物がそびえ、黄色い服をきた僧侶たちがお祈りをあげている。
独特で、でも少しすてきな時間が流れていました。

川沿いでステキな時間を堪能した後は、宿にもどってから食事にでかけます。
宿で知り合った日本人と連れ立ってでかけたのは、近くの屋台。
とりあえず席にすわってサトウキビジュースを飲むことにします。
サトウキビジュース。
カンボジアではそこここで売っているのを見ます。
ベトナムでもいっぱい売っていました。東南アジア全体でそうなのかな???
おいしーんです。
サトウキビっていっても甘すぎたりはしなくて、結構さっぱり。
目の前でしぼってくれて、みるみるうちに出してくれます。
サトウキビと一緒にオレンジの欠片をしぼってくれるから、後味にはちょっとさっぱりした風味がのこります。
大好き。。

ジュースを飲んでいるあいだにカンボジア人とお話をはじめます。
彼らがすすめてくれたのは、、、ゆで卵。。
でもただの卵じゃありません。
孵化しかけのアヒルの卵。。
殻がついているときは普通の卵ですが、、殻を割ってみると、、、。。
顔、です。
羽です。
骨です。
体がすっかりできあがりつつある。
でも、スプーンでいただけるくらいにやわらかいんです。
塩コショウに、たでの葉っぱなんかをつけて食べます。
これが、、意外においしい。。
味はなんと形容したらいいか。
やわらかい鶏肉の味に、、卵のなめらかさをくわえたような味。。
こちらでは、昼以降のちょっとしたおやつ代わりに食べられている様です。
周囲の人もみーんな食べてます。
ちょっと、、現地の人に溶け込めたような気がした瞬間でした(笑