2008/4/27
敦煌到着
37時間列車完遂。
寝台列車がとれなかったので、今回は硬座とよばれる、普通席へ。
というか、最安席へ。
さすがに長時間、硬座は無謀かなーなんて思うけど、もう買っちゃったもんね。
いくもんね。
なんだかんだ出発前にごたごたしていたのもあって、駅についたのは出発40分ほど前でした。
日本で電車のる感覚だったら余裕すぎるくらいですが、こちらはちょっと違います。
新幹線にのる気分に近いかもしれません。
一時間前には到着するべし。
そう、宿の人に教えられました。
しっかし、、
駅に着いたのがすでに40分前。
そこから、ばらした自転車を列車にのせるための交渉やらなんやらでさらに時間をとられ。。
結局乗り込んだのは15分ほど前でした。
あーー、、でも、よかった。間に合ったーって安心したのは本当、一瞬。
席が、、無い。
硬座は自由席。
当然早い者勝ちです。
今回は始発で乗り込むからなんとかなるだろーって思ってたのが大間違い。
もう完全に埋まっています。別にも何人も立ってる人もいます。
37時間たちっぱなしはきつすぎます。。
しょうがないから床にすわろっかなー
とあたりを見回します。
と、いい場所さがしてきょろきょろしてたら、すぐ近くのおっちゃんが、、、
「ぺっ」
タン、はきました。
床に。
おお。
そうきましたか。
中国では結構みんなタンをはきます。
街中では普通の光景。
カーーっ、ぺっ。
でもね、、電車の中でまでやりますか。。
ぺっ てして、足でごしごしってのばす。
そういう目でみると、いたるところでやってます。
うーん。
床の上に、食べ物の皮(ひまわりの種とか。)をすてるのも普通。
すぐに床の上が汚くなりますが、そこはさすがに手馴れていて、定期的に駅員さんが掃除しにきてくれます。
とにもかくにも、、これじゃあんまりすわりたくありません。。
床に座れないとなると、残された手は、駅についたときの入れ替わりでせきゲットするしかありません。
結局、夜中の2時までたちっぱなし。
ようやくみつけました。
椅子にすわれるってこんなにうれしいものだったんだ。。。。
いす君、ありがとう。
やっと安らかな眠りにつける。。ゆったり安心していい気持ちです。
ようやくくつろぎモードかと思いきや。。
視界に奇妙なものが写ります。
足です。
椅子の下から足だけにょきって出てます。
げっ。
なんだか様子がわからなくてどきどきします。
なんで!????
座席の後ろをのぞきこんで、ようやくわかりました。
椅子にすわっていると寝づらいので、椅子のしたに新聞紙を引いて、床の上にねているんです。
通路に寝ていると、通行人にまたがれたりして、ゆっくり眠れないのでしょう。。いすがガードしてくれるからタン攻撃もまぬがれられるし。。
座席の配置は日本の新幹線とおなじような感じなので、、勢い、椅子二つ分くらいを確保する感じです。
こうすると、顔はちょうど椅子の真下になるので、暗くて眠りやすいようです。
うーん。しかし椅子の下で他人が寝てるって。。。。
「上に政策あれば、下に対策あり」
中国のことわざだそうですが、、政策にかぎらず、あらゆる事にルールぎりぎり内で最善(?)の解決策を出す。
これも中国ならではなのかもしれません。。
追記1
列車の中で中国人つかまえてずーっと中国将棋やってました。もう、ルールは完璧。結構練習したし、ジャパンランキングとかつけたら、100番内入ってるんじゃなかろうか。
追記2
今回は自転車君も列車で移動です。
乗っけてくれるか非常に不安だったんで、わざわざばらして小さくしてもっていきました。
↓こんなかんじ。
相当ちっちゃいでしょ!??あまりかわってない??
だいぶ手間隙かけたんだけど、、列車内はひろくてこんなのする必要なかったみたい><
無念!!
補記3
成都でたべた、、太麺的なにか。目の前でぶるんぶるん麺ふりまわしながら打っている本物手打ち麺。めちゃめちゃうまい。ちょっと辛めなんだけど、味が濃すぎるわけでもなく、野菜系の結構さっぱりした味わい。中国、めし、やっぱりおいしいや。